ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

アカエリヒレアシシギ クマタカ オオルリ キビタキ センダイムシクイ等 山形県 飛島 湯ノ瀬温泉

2018-05-05 | 東北地方

5月3日から5日まで、YBツアーで飛島に遠征し、春の渡り鳥に会ってきました‥‥が、3、4日と悪天候のため船が欠航し、最終日の5日に僅か2時間半の滞在となってしまいました(涙)。残念ながら、飛島らしい渡り鳥に会うことは出来ませんでした。島に渡れないため、湯ノ瀬温泉に2泊し、近くの渓流沿いを散策し、時折雨に降られながら、鳥見をしました。
湯ノ瀬温泉では、ヤマセミに期待しながら、渓流沿いを歩くと、オオルリ、キビタキ、クロツグミ等の囀りが聞こえてきましたが、距離が遠く、ヤマセミは姿を見せてくれません。そんな中「クマタカ!」のガイドNさんの声。上空を見上げると2羽のクマタカが帆翔しています。結構長い時間飛んでくれたり、遠かったですが、木にも止まってくれたりとサービスしてくれました。



里山らしく、サシバが時々現れ、顔の黒い暗色型もいました。

渓流に現れたカワガラスです。

そして、最終日の5月5日。湯ノ瀬温泉を出て、酒田港に着くと、朝8時発の第1便は欠航でしたが、12時発の第2便はまだ未定。そこで、近くの日和山公園を散策することに。渡りの時期にはそれなりに、夏鳥が滞在しているとのことで、期待しながら、公園を回ると、センダイムシクイ、コムクドリ、アカハラ、オオルリ、コサメビタキ等がいてくれ、コルリの囀りも聞こえてきました。Nさんは、飛んでいるレンジャクも見つけてくれましたが、残念ながらどこかに行ってしまったようです。
木々の間を渡り歩いていたセンダイムシクイです。少し小高いところで、待ち伏せして一枚。

暗い木立の中にひっそりといたオオルリ♂です。羽に茶色味があるので、第1回夏羽の若鳥でしょうか。


コムクドリは、繁殖しているようで、立派な鬼瓦の上で鳴いていました。

港に戻ると船は出航するとのこと。短い滞在時間ですが、何とか飛島に渡れることになりました。船に乗り込み、デッキでウミネコ等を見ていると参加者の一人が「あの黒いのは何?」と、Nさんが双眼鏡で見ると、「アカエリヒレアシシギ!」出航にはまだ15分ほどあるので、船を降りて、急いで駆けつけました。夏羽の♀です。時間の許す限り、急いで、シャッターを押しました。運良く羽も広げてくれました。





幸先いいので、群れでも見れないかと期待しましたが、航路上では、ほとんど出ないまま、飛島に到着。急いで、畑から回りますが、あまり成果はなし。キビタキが時折姿を見せてくれます。少し灰色が混じっているので、若い個体のようです。


さらに進むと、畑に繋がれたヤギの上にアマサギ。何とも和む景色です。

ムシクイは飛島でも、センダイムシクイがほとんど。エゾムシクイを少し見かける程度でした。写真はトビシマナシの木の間を飛ぶセンダイムシクイです。

オオルリの♂は見かけず、♀を写真に収められただけでした。

あっという間に出航の時刻となり、後ろ髪を引かれながら船に乗り込みます。帰りの航路は、風が強くなったのか、結構揺れます。甲板にも波がかかり、ずぶ濡れになる人も続出。とても、写真を撮る状況ではないので、観察に専念。風が強いせいか、時間なのか、帰りには、オオミズナギドリが頻出。時折ヒレアシシギらしきも飛びかい酒田港に到着し、遠征は終わりです。やはり、2時間半では、大した鳥果はありませんでしたが、3日間で、69種の鳥たちと会うことは出来ました。お天気には勝てないライファーなしの遠征でした。次回は、近くのフィールドでの幾つかの夏鳥をアップする予定です。

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1 コメント

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クマタカ (佐々木 薫)
2018-05-21 08:44:42
凄いですね。一度でもゆっくり観察したいなー!短時間で凄い頑張りでしたね。5624
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