育雛中のミゾゴイ♂とヒナ 2022年8月9日 鳥取県八頭ふる里の森
8月9日、1日10名限定のミゾゴイ観察に申し込んで、日帰りで出かけて来ました。館長さんの案内で、入場が制限された森の中で、十分な距離を取っての撮影です。到着すると巣にはヒナのみ3羽が静かに待っていました。ヒナは孵化してから2週間程度のせいか両親が揃って餌取りに出かけるようになったのかもしれません。
待つこと30分ぐらいで巣の下のほうに飛んできたゴイサギ大の鳥影が見えました。♂はいきなり巣に来ないで、近くの枝で様子を見てから来るとの事で、その言葉通り、暫くして動く影が見えましたが、まだ巣に入りません。ワクワクしながら待っていると、巣に飛び上がって来るのが見えました。いよいよミゾゴイ親の登場です。
のっそりと上がって来ると、給餌を開始しますが、飲み込んできた餌を戻して直接口移しです。その時なぜか頭部の羽毛が逆立ち、ライオンの立髪のようになります。
給餌後、首を伸ばして、餌を戻しているのでしょうか。
おねだりするヒナに、再び口移しで給餌。羽毛はまだ逆立っています。
何度か給餌した後、羽毛は元のようになりました。
たくさん飲み込んできたのか、何度も何度も給餌を繰り返していました。
ご覧の様に、餌を戻す時には、嘴を上に向け、喉の辺りが膨らんでいます。
給餌が終わると喉が細くなって、スッキリしている様です。♂の目元は少し緑がかっている様に見えます。暫くこのポーズで巣にいました。
♂が巣に帰ってから40分後、♀が帰って来ました。言われた通り、♀はいきなり巣に飛び込んで来ました。迎える♂の頭部の羽毛が逆立って来ました。興奮しているんでしょうか。
♀の姿がのっそりと現れ、2羽同時に観察することが出来ました。
衛兵交代よろしく、♂は巣を後にします。
♀も給餌開始し、やっぱり羽毛を逆立てています。
羽毛はすぐに元に戻り、給餌。
ヒナ3羽にそれぞれ餌を与えたところで、給仕終了。♀の持って来た餌はそんなに多くなかった様です。♀の目元は薄茶色で裸出部が少なく、♂♀の違いがある様です。
暫くは警戒する様なポーズなのか首を伸ばしたりしていましたが‥‥
段々と首が座って来ました。
これから3時間、何事もなく静かな時間が流れて行きました。
次回はこの続きで、再び♂が戻って来て給餌をするシーンをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。