ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

五島列島福江島紀行 その1 佐世保 烏帽子岳 アカハラダカ ハチクマ

2022-11-06 | 九州
アカハラダカ♂成鳥 2022年9月24日 長崎県佐世保市烏帽子岳

ハチクマの渡りを見るべく五島列島福江島に遠征して来ました。途中、佐世保の烏帽子岳でアカハラダカ、帰りに佐賀の東与賀干潟によってシギチも堪能して来ました。23日に自宅を出発し、午後5時ごろ佐世保の烏帽子岳に到着し、初めてなので下見をしました。当地は観察のための展望台が整備されており、撮影、観察しやすそうです。翌24日の6時半ごろに展望台に到着、カメラをセットして明るくなるのを待っていましたが、雲が多く、ちょっと暗い感じです。間もなく、アカハラダカが飛び始め、7時前に割と近くを飛んでくれたのは、アカハラダカ♂成鳥でした。♂成鳥の特徴である胸の薄い赤茶色、黒い虹彩、翼下面の白色がはっきり写せて上々の滑り出しでした。
次々に1羽〜数十羽のアカハラダカが北の方からやって来ます。しかし、結構高いところや遠くを飛んで行くので、割と近距離で写せたのは、朝早い時間の♂だけでした。
ちょうど頭の上を通過していくところです。結構高いです。
時に頭上でタカ柱を作ってくれる事もあります。
何とかトリミングして見ると、胸の赤茶色が広く、虹彩が黄色、翼下面に横縞があるので、♀成鳥です。
数の多い時のタカ柱です。数十羽はいたはずです。
♀成鳥がよく写っていました。
上側が幼鳥で下側は♂成鳥の様です。
幼鳥のお腹の縞はツミ幼鳥によく似ていますが、微妙に違いますね。
ハチクマも数は少ないですが、飛んできます。やはり、アカハラダカより大きい!
幼鳥も目につく様に。
珍しく♂成鳥が2羽写っていましt。
編隊を組んで飛んでいる様。
青空も出て来て上昇気流もあるのか頭上でタカ柱を作って上昇して行きます。
このハチクマですが、尾羽がほとんど抜けている様。
次々に現れて上空でタカ柱を作ったり、南に流れて行ったりと、少々遠いですが楽しませてもらいました。
福江島に渡るため、昼過ぎの長崎港発のフェリーに乗らなければならないので、10時前に切り上げました。自身でもカウントしたところ380羽ぐらいになりました。タカ渡りサイトの報告では563羽で、今季2番目のピークに当たった様です。通常はピークは終わっている日にちですが、台風のおかげで、後ろにずれた様で、初の訪問にしてアカハラダカを堪能出来て運の良い事でした。福江島へのフェリーから海鳥はどうかとデッキで観察しましたが、オオミズナギドリが2度ほど見えたぐらいでした。

次回は初日の福江島大瀬崎のタカの渡り(と言ってもほとんどハチクマですが)をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。