ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

北海道野鳥紀行2021年5月 その2 大洗〜苫小牧航路 ハイイロヒレアシシギ アホウドリ アカエリヒレアシシギ

2021-06-25 | 北海道
ハイイロヒレアシシギ 5月16日 大洗〜苫小牧航路

5月16日大洗航路(続き):下北半島を過ぎた午後3時45分頃アホウドリ成鳥が出現、やはり大きくて白い!船に並走してしばらく楽しませてくれましたが、風がないせいかダイナミックソアリングはなく大好きな十文字に羽が縦に長く伸びた姿は見られませんでした。
一度遠ざかったかと思うと船の方に向かって来て‥‥
すぐ近くを並走してくれ、5分近く楽しませてくれました。
アホウドリが見えなくなって5分後、クロアシアホウドリ のそばを小さな鳥が飛んで行きます。おっ!ヒレアシシギだと撮った写真を見るとハイイロヒレアシシギ!ついに出たかと喜んでいると次から次に北に向かって飛んでいきます。
しかもすっかり夏羽、綺麗な夏羽を見るのは初めてです。雲が厚く暗いので、発色がイマイチなのは仕方ありません。
数羽から数十羽の群れで次から次に飛んできますが、みんなハイイロヒレアシシギ。目の周りの白色部が大きい手前の2羽が♀、白色部が小さく少し色が薄い奥の3羽が♂です。♀が綺麗な一妻多夫タイプの仲間です。
みんな飛んでばかりでしたが、わりと近くにポツンと1羽だけ浮かんでいる♀がいました。
みんな夏羽かというと右中程にいる個体の様にまだ冬羽やお腹がまだらで換羽中と思しき個体もいます。
それにしてもハイイロヒレアシシギばっかりだなと思って写真をよく見ると右端にアカエリヒレアシシギもいました。夏羽の♀ですが、ハイイロより少し小さいですね。
16時前からおよそ1時間に渡って断続的に群れが見えました。みんな北上しています。
この群れの右端にもアカエリヒレアシシギが2羽写っていました。
およそ1時間に渡って楽しませてくれたハイイロヒレアシシギ、渡りの時期にピッタリ当たって嬉しい限りです。その後群れは見えなくなり、厚い雲で暗くなり鳥の出も悪くなりましたので、航路探鳥は終了し、苫小牧港に入港後市内に一泊しました。

次回は苫小牧の演習林でのフクロウ、ヤマゲラ等をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。