ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

春の舳倉島紀行 その3 コウライウグイス シロハラホオジロ キマユホオジロ コルリ オオルリ キビタキ カラスバト コムクドリ サシバ カンムリウミスズメ等

2019-05-09 | 中部地方
コウライウグイス

5月9日舳倉島(続き): 舳倉島に来て5日目になりますが、相変わらず水場を中心に島をウロウロ。新しい鳥もあまり入っている様子はなく、メンツはあまり変わりませんが、夕方になって、コウライウグイスが出てくれ、無事写真に収めることができました。2日の延泊のおかげです。
朝の早い時間でも、水場には小鳥たちが集います。散々撮りまくりましたが、やっぱり、キビタキの美しさについつい撮ってしまいます。
キビタキは♀もよく見かけます。
餌場には相変わらずコルリ♂若が居座っています。
朝食後、宿から島中心の道に行く途中にオオルリ♀もいました。
相変わらずキマユホオジロはあちらこちらで見かけます。
竹林に入ろうとする直前小鳥が佇んでいるので、見ると今回初めてのルリビタキ♀タイプでした。
港近くを歩くとイソヒヨドリがよくいます。その土地の雰囲気が出るような所に止まってくれると嬉しいですが、なかなかそうはいきません。屋根瓦の脇に見えるので、良いかなと思い一枚。
なんども水場によりますが、なんらかしら鳥が出てくれます。今シーズンも、かもしれませんが、露出頻度の高いシロハラホオジロです。
キビタキが出ると、やっぱり写してしまいます。
止まり木がありますが、覗き窓からほんの数メートル。近いです。

出てくれるとやっぱり嬉しいコルリ♂です。成鳥のようで、光の具合が丁度よかったのか、綺麗に撮れました。また、大体の小鳥は、水浴びするとビショビショになるのですが、コルリはなぜか、ずぶ濡れ感がありません。なんででしょうね?
だんだんと日が高くなってきます。森の中を歩いているとコムクドリ♂がいました。
お昼は宿に戻ってとりますが、だんだんとダレてきて、お昼はあまり鳥は出ないからなどと理屈をつけてゆっくりと出かけますが、やっぱり鳥は今ひとつ。のんびりと回っているとFさんから、「コウライウグイスが出てるよ!」との連絡があり、慌てて駆けつけます。しかし、潜ってしまったようで、その姿はありません。昨年粟島でチラ見しただけなので、何としても写真に収めたいとひたすら待ちました。皆さん諦めかけて三々五々移動。1時間以上は待ったでしょうか、付近を捜索していると、潜った場所とは少し離れた場所で、4、5人の方が興奮気味。なんとコウライウグイスが飛んできたとのことですが、またもや木立の中に潜った後。写真に撮られた方は悠々と引き上げていかれますが、悔しい思いの3人ほどが、諦めきれず待っていると、一人の方が双眼鏡を見ながら「出てる⁉️」。高鳴る心臓の音を聞きながらその方向を双眼鏡で見ると黄色の鳥が目に飛び込んできました。慌ててカメラを向けて、やっと一枚収めることができました。ちょっと遠かったですが、嬉しい写真ライファーです。その後は残念ながら出てくれませんでした。
日も傾いた頃、カラスバトが枝被りなしで、見えました。が、ちょっと白抜け。そして宿に戻ります。

5月10日舳倉島: 最後の夜も、鳥合せして、早々に就寝。翌朝やはり、4時起きして、島を回りますが、風はすっかり治り、さすがに今日は船は出そうです。まだ薄暗いなか、見るとキマユホオジロが芝生の上にいました。暗いせいか、わりと近寄らせてくれます。写るのかな?と思いながら、撮ってみると結構写りますね。
オオルリをあまり見かけなくなったのですが、新しいのも入ってきているようで、やっぱり撮ってしまいます。
道に降りて、ミミズをくわえて行きましたが、途中で落としてしまいました。
枝先に止まってくれて、バックが抜けると嬉しいですね。やっぱり。
コウライウグイスが出たあたりをウロウロしますが、さっぱり。そこは、カラスバトが桜の青い実を食べる場所でもあるので、遠いですが、カラスバトがよく見えます。
最終日もやっぱり、水場に行きますが、シロハラホオジロも相変わらずよく出てくれます。
歩きながら上空を見ると猛禽が飛んでいます。サシバです。
昼食後水場に行くとやっぱりキビタキです。
船の出航まで粘ろうとしていたところ、2日欠航だったので、乗客が多く、皆さん早々に乗り込んでいるというので、定員オーバーで締め切られてはかなわないと、慌てて乗り込むことになり、このキビタキで、島の鳥撮は〆です。
出港前の船中で、島で知り合った方達と鳥談義しているうちに出航。あまり期待していませんが、やっぱり、甲板へ。海鳥は、少なく、オオミズナギドリ程度でしたが、輪島港近くの七ツ岩付近で飛び立つ鳥を撮れました。みると、カンムリウミスズメです。潜るんじゃなくて、飛ぶこともあるんだと感心しきり。

そして、輪島港に入港し、一路東京へ向かいました。これにて初めての舳倉島遠征は終了です。
次回は、近隣でのサンコウチョウとタマシギをアップする予定です。その後にAPNツアー(6月2〜4日)で出かけたやんばるの森の鳥達をアップします。