旧・坂本ひろし活動日誌(2005~2014.8)

日本共産党・坂本ひろしの活動や日々のつぶやきを掲載。OCNブログ人サービス停止に伴いgooブログに記録。

推薦されざるもの、ネタバレあり、私見でゴメン

2013-09-20 16:07:00 | 映画
『許されざる者』渡辺謙主演

推薦されざるもの。

僕的に。

主人公は、「半月ほど出てくるから、頼んだぞ」と上の子に言い、幼な子二人を荒野の掘建て小屋に残して賞金稼ぎの犯人殺しに向かう。細い芋しか収穫できずガッカリする子どものシーンまであるのに、そんな食ってくのにやっとの所で、どうやって5歳やそこらの姉妹が生活していけるのよ。

リアリティが欠けていて、出だしからもう映画に入っていけなかった。

お父っつぁあ~んっ!! T^T
と子どもが追いかけるシーンがある訳でもないし。

3年前に先立たれたというアイヌの「女房」。彼女の影響で、生きる術とはいえ多数の人を殺した自らの過去を封印し酒も断って農民としての真っ当な生き方を選んだというが、二人がなぜ結ばれたのか、どんな語らいによって新しい人生を踏みだすことになったのかなど経過が少しも見えてこない。
さらに、二度と暗い過去に戻らないと決意した(女房と約束した)男がいとも簡単に再びその世界へ足を踏み入れる、その辺りの苦しい葛藤みたいなものもぜんぜん見えてこない。

クライマックスは、これでもかと人格が消し去られた警官たちが虫けらのように殺されていくシーンだったが、気持ちが悪くなった。
「24」のジャックバウアーが捜査に邪魔になる者を次々と殺していくような、あの気持ち悪さと同じかな。簡単に死にすぎ。

その後一晩胃がおかしかった。

主人公は行方不明に、父の帰りを待っていたあの子たちの元には、賞金を手にした若いアイヌ男と、顔に傷がある女郎の女性とが現れ、生涯幸せに暮らしたとさ、って終わり。

渡辺謙だから観たわけだが、もったいない。

何の予備知識もなく、パンフレットも見ずに思ったことだけ書いてるので、勘違いもあると思うけど、とにかくみなきゃよかったというのが正直なところ。

あくまで、私の感想で、すみません。
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