22~23日、家族でキャンプに行ってきました。場所は、昨秋、好印象だった「利賀国際キャンプ場」。
妻が数ヶ月前からこの時期に休みをとっていたのと、総選挙が8月30日でほぼきまったので、できるなら早めに子どもたちとのイベントを入れるしかないという判断から、この日に決断しました。
22日の午前はちょうど日食が見えるタイミングだったので、朝8時台に家を出発、五箇山インターで降りて、菅沼合掌集落付近で太陽をチェック。
「おお、日食、日食」と、みんなで感動。上ばかりをみて、首が疲れました。
その後、利賀村坂上の「うまいもん館」でうまいそばをいただき、キャンプ場へ。
利用者は、うちの家族だけの、「完全貸し切り状態」でした。こんなこともあるのですね。
2日前の夜は、徹夜に近い状態でキャンプの準備をして体力を消耗し、本番では、新しく買い込んだテントやタープ、その他の道具の設営を完了するのに3時間近くかかり、へばりました。
キャンプをしにきたのか、キャンプ設営にきたのか、何だかよくわからない状態でした。
それでも、ようやくキャンプらしい形になりました。設営中に妻と子どもたちがイワナのつかみ取り(キャンプ場につかみ取り用小川がある)をして、5匹を土産にもってきたので、炭で塩焼きにしていただきました。
翌朝は、レンタルの釣り竿(しかも、竿と、糸と、おもりと、釣り針だけしかない!)で、横を流れる百瀬川(ももせがわ)でイワナ釣り。いけすから運んできた魚をつかまえるのではなく、そこに泳いでいるであろう、魚を釣る。小2と5歳の子といっしょに釣ろうというのですから、かなり高度な遊びです。
(以下の文章は、釣りの経験がないとわかりにくいかもしれません)
えさは無いので、川石をひっくり返して川虫を見つけて釣り針につける。途中、面倒くさくなり、草むらに飛び回っているバッタ(小)をつかまえて、針に結ぶ。脈釣りをするのですが、目印がないので、台所用スポンジの繊維を引きちぎって代用。
無いなら無いなりで、釣るために何でもやるのですね。
とても原始的な行為に思えました。
子どもには、「たぶん釣れないなあ」、と期待させないようにしながら、本気で釣ろうとしている自分がいました。
で、実際につれてしまったのでした。思った以上に簡単に、そして、バッタのえさで。
長女にも、長男にも1匹ずつ釣らせることができ、責任を果たしました。釣り堀ではなく、実際の川で釣ったということに、子どもたちも大満足の様子。
長男は、釣ったイワナをなぜか、「これはオスのイワナだ」と断言していました。
私 「なんでオスだって分かるの?」
長男 「だって色が違うもん」
私 「へえ、そうなんだ。すごいねえ」
子どもらしい想像力です。
釣りを終えて、午前9時。だらだらと朝食の続きをして、撤収開始。これまた2時間以上を要しました。
2歳、5歳、8歳の子と、夫婦2人という構成では、あまりにも子どもに手がかかりすぎ、とても大変だということを痛感しました。2家族くらいで出かけて、大人をキャンプ設営係と子ども対策係に分けて、分業するといいかもしれません。
ま、今回は、「キャンプに行った」、「魚が釣れた」、それだけでも子どもにとっては夏休みのいい思い出となったことでしょう。まずまずの、及第点とします。
総選挙が終わった9月にはもう一度、余裕をもって行ってみたいものです。今度はマイ釣り竿をもって。