jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

I will, I will いっぱい足りないの切なくて
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プロレス、至近距離の真実 レフェリーだけが知っている表と裏/ミスター高橋 講談社

2006年10月29日 | 読書
子供の頃、アントニオ猪木 vs タイガージェットシンの戦いを恐怖に震えながらテレビで見た記憶がある。
レフリーのミスター高橋はどう見てもシンに対して甘く猪木に対して厳しかった。
シンとミスター高橋は舞台裏で結託しているのではないか?
子供心にそう思った。
当時はジャイアント馬場とアントニオ猪木とではどっちが強いか?
力道山はすでに亡くなっていたけど、この2人よりも強かったらしい。
など真剣に考え悪ガキ仲間と討論したものだ。
あれからずいぶんと月日が流れ、世間のプロレスに対する見方もずいぶんと変わってしまった。
この期に及んで女子プロレスを見に行くようになってしまった。
自分の周りもこの件についてはずいぶんビックリしているようである。

話がそれた。
この本を読んでみると、やはりミスター高橋は演出のため確信犯的にシンに加担していたのであった。
子供の頃とはいえ自分の洞察は正しかったのである。

新日本プロレスの道場、巡業、外人レスラーの素顔など昭和のプロレスを見ていた自分にとっては興味深いお話ばかり。
ブルート・バーナートも当時めちゃくちゃ恐い存在だったけど、
昔気質の一本気なレスラーだったことを知ってしみじみとしてしまった。