jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

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キャプテン・アメリカはなぜ死んだか/町山智浩

2010年09月27日 | 読書
「週刊現代」の連載コラムを中心に「サイゾー」、「TVブロス」、「クロスビート」などのコラムを集めたもの。
アメリカってよく知っているようで、実はぜんぜん知らないことが多い国であることを今更ながら思い知らされた。
とにかく変な国である。
日本も変なところいっぱいあるけれど、
アメリカの変はところやバカさ加減はスケールがでかい。
日本の場合はセコく陰湿に変な気がする。

9年連続でアメリカに行っているクセに、
そういえばそうだったなと思ったのは、
「アメリカでは晴れた日にも洗濯物が干せない」こと。

あちらのアパートやマンションには管理組合のルールがある。
一軒家でもそのコミュニティに規則がある。
それに違反すると法的措置をとられる。
たいてい洗濯物を外に干すことが禁じられている。
確かに、外の洗濯物を一度も見たことがなかった(汗)。

そのバカバカしい理由については本書を読んでいただければわかるのだが、
各家庭で乾燥機に使う電気もバカにならない。
乾燥機は一世帯あたり電気使用量の6~10%を消費するそうな。
なんという資源のムダ!
日光で干せばもちろん電気は消費しないし、
紫外線による殺菌効果も期待できる。

アメリカは合理的な国というのは幻想なのであった。


キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢
町山智浩
出版社: 太田出版 (2008/12/18)
ISBN-10: 4778311523
ISBN-13: 978-4778311520
発売日: 2008/12/18