jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

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心の音楽のふるさと A Hard Day's Night / The Beatles

2020年09月30日 | 音楽

The Beatles - A Hard Day's Night

自分にとって「心の音楽のふるさと」、すなわち心の中に帰るべき自分の音楽の故郷・原風景のもっとも中心部にあるのは、間違いなくビートルズ。
まだ物心つく前の幼い時代から、我が家ではビートルズのレコードが毎日のようにかかっていた。当時同居していた母の妹が大のビートルズファン。
伝説の1966年に行なわれたビートルズ武道館公演を実際に見に行ったツワモノであります。”I Want To Hold Your Hand”、"Please Please Me"、"She Loves You"など初期の名曲をよく聴いていた記憶。自分のDNAレベルまでビートルズの音楽が染み込んでいると言っていい。
母の妹が独立したあとも、うちに残されたビートルズのレコードをよく聴いていた小学生時代。自分の洋楽好きになる要素はすでに幼少時代に決定されたといっていい。
その後、しばらくビートルズの音楽とはご無沙汰になった時期が何年か続いたけど、中学から高校に上がるくらいのときに、再び洋楽を聴くようになり、長い間ホコリを被っていた"Revolver"や"For Sale"の当時盤を引っ張り出して聴いてみたり、高校時代に熱狂的なビートルズファンの親友ができたり、自分でもレコードを買ってみたり、当時ビートルズ・シネ・クラブという団体が主催していた「ビートルズ復活祭」という名のフィルムコンサートに参加したり、そこで売られていた海賊版のカセットテープを買ったり、書籍を読んで知識を高めたり、ソロになってからのアルバムを聴いてみたり、どんどんビートルズの世界にのめり込んでいった青春時代であった。

とにうわけで、音楽の原点に帰ろうと思ったときに聴くのは、ビートルズが一番。忘れかけていた宝物を思い出す感じ。初期から後期も含めて彼らの音楽すべてが好きなので、「ビートルズで一番好きな曲はなにか?」「彼らのアルバムで一番すきなのはどれか?」といった質問が一番困る。そのときの雰囲気でもっとも聴きたい一曲、またはアルバムは答えられるかもしれない。

とりあえず今回は今の気分で"A Hard Day's Night"を選んでみた。1964年リリース。ビートルズが出したオリジナル・アルバムのうち、もっともジョン・レノン色が濃い1枚。ジョンとポールの個性の違いが大きく現れ出してきたのもこのあたり。彼ら初主演同名映画のサントラでもある。全曲オリジナルはこのアルバムが初めて。個人的に好きな曲は"I Should Have Known Better"、"If I Fell"、”I'm Happy Just To Dance With You”、"Tell Me Why"、"I'll Cry Instead"、"Can't Buy Me Love"など、とにかく聴き始めたらあっというまに終わってしまう。実際、収録時間はトータルで約30分。彼らの魅力がみごとに凝縮されているのである。

心の音楽のふるさとをテーマに続けて記事を投入してきたけれど、
自分の好きな音楽について真正面から書くのは楽しいな。。
もう少し続けるつもりです。