jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

I will, I will いっぱい足りないの切なくて
I feel, I feel いっぱい会いたいのボクだって

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法/ちきりん

2011年02月27日 | 読書
ちきりんさんのブログはよく拝見しています。
見るようになったキッカケは思い出せないのですが、
「こういう考え方もアリだよね、フムフム」と思わせてくれる記事が多いので更新を楽しみにしています。
中島 義道さんの本を読んでみようと思ったのも、彼女からの影響であります。
彼女とphaさんとの対談企画から出てきた「ニートリトマス3原則」を自分に当てはめて考えたこともありました。
就職しない生き方もアリなのではないかと最近は感じています。


あなたは人生をトコトン楽しんでいますか?
仕事、趣味や遊び、家族や友人とのつきあいはもちろん、
食べること、眠ること、ボーッとする時間まで含め、
楽しみながらストレスなく快適にすごしているでしょうか?

のっけから先制パンチで脳震盪状態フラフラ。
人生をぜんぜん楽しめていません。
仕事様がどんなことよりも優先されなければならないという考えに洗脳されていたために、
友人とのつきあいを何度も断わったことあります。
これが元でいったい何人の友人を失ってきたのだろう?
しかし、ニートの海外就職日記やちきりんさんのChikirinの日記など、
良質なブログに出会ったおかげで洗脳も解けてきました。
仕事・会社はストレスだらけ。
ストレスが許容範囲を超えると円形脱毛症。
バセドウ病もなかなかよくならない。
「とにかく頑張る式」を強制されてきた20年をふりかえってみると、
楽しかった思い出はほとんどありません。
つらくて、苦しくて、嫌な思い出ばかりです。
気力・体力とも充実していた20代・30代の貴重な時間を
会社に捧げてしまった20年。。。
どうしようもない虚しさを覚えます。


自分がラクで楽しく感じられることをやって生きるのは、
甘えでも逃げでもなく、むしろそれこそが正しい道なのです。

今までの決まりごとにとらわれず、
自分の「好き」、「楽しい」、「ラク」を優先する
それは「自分基準」で生きるということです。


この一節でどれだけ救われた気分になったことか。
「自分基準」な生き方ってとてもよいコトバだと思います。


自分を縛っているもの、
それは社会規範であり世間の目です。
自分の心の中にある「自己保身欲」や「プライド」、「不安感
といったものが自分の生き方を強く縛っていて、
本当の意味で自由に生きることを妨げていることに気がついたのです。


「一般的にこうするべきだ」のような見えないルールに多くの日本人が縛られているような気がします。
日本で当たり前とされていることは、実は日本だけのローカル・ルールに過ぎなくて、
そういったものに縛られないいろんな生き方があってもよいのではと最近はとくに強く感じています。
わし個人的にとっては「不安感」が大きな拘束力をもたらしてきたコトバであります。
長年苦しみながらも会社を辞められないのは、
辞めた後どうしよう、どうしていいかわからない、
という「不安感」が原因です。
新しい一歩を踏み出そうと考えたことは何度もありましたが、
実行できたことは一度もありませんでした。
未遂はいくつかありましたが。。。



自由に生きないことと引き替えに、
ちきりんは「それなりの人生」を手に入れました。
それでも一生に一度も生きられないというのなら、
私が私に生まれてきた意味はどこにあるのでしょう?

人生のうち、ごくごく短い時間でもいい。
自由に生きていきたいです。



自分の言葉ではうまく言い表せなくてモヤモヤしていたものを、
ズバッと代弁してくれた会心の一節であります。

そう、
今、一番欲しいのは「自由」です。
そうです!
わしは「自由」がほしかったんです!

ガンジガラメで刑務所のような自由のない生活を20年も続けてしまいました。
定年までストレス満載のつらく苦しい生活に耐えなければならいのかと思うと、
自殺したくなります。
恐怖・絶望感といった重く苦しい感覚に押しつぶされ息苦しくなってきます。
何の夢も希望も感じられません。
明るい未来なんてありえないです。
とてもじゃないけど精神的に持たないです。

そもそも、60歳まで自分が生きている保証はどこにもありません。
5年後?、1年後?、明日?に突発的な事故かなにかに巻き込まれて命を落とすかもしれません。
もし、あと1年しか生きられないとしたら、
このままでいいのだろうかと考えると、
とてつもない焦燥感に襲われます。

生きているうちに行きたいと思っている国に全部に行けないうちに死を迎えるかもしれない。
読みたいと思っている本を全部読めないかもしれない。
観たいと思っている映画を全部見れないかもしれない。
聴きたいと思っている音楽を全部聞けないかもしれない。
会いたい人に会えないかもしれない。
ちきりんさんのように「働いている場合ではない」とさえ思えてきます。

自由を手に入れるために、
やることはただ一つであります。
最大の難関は家族の理解だな。。。


ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法
ちきりん
出版社: イースト・プレス (2011/1/20)
ISBN-10: 4781605176
ISBN-13: 978-4781605173
発売日: 2011/1/20