jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

I will, I will いっぱい足りないの切なくて
I feel, I feel いっぱい会いたいのボクだって

にっぽん・海風魚旅 怪し火さすらい編/椎名誠

2008年03月27日 | 読書
週刊現代に連載された『にっぽんカメラ漂流 海を見にいく』の単行本化第1弾。
室戸岬、舳倉島、西表島、瀬戸内海、五島列島、富山~新潟の海辺、根室半島や野付半島、甑島など、
日本各地の海辺をシーナさんがぶらりとさまよう。
たびたびうめいうどんの話が出てくるので、
無性にうどんを食いたくなった。
昨晩に何年ぶりかではなまるうどんを食べに行った。
いつか本場でホンモノを試したいものだ。

そういえば、わしは日本の離島へ一度も行ったことがなかった。。。
最寄の離島といえば、伊豆七島あたりになるだろうか。
きれいな海の景色やうめい食い物に出会えるかもしれない。
古きよき日本を再発見できるかもしれない。
逆に日本の悪いところを目にするかもしれない。

離島でなくてもいい。
江ノ電の鎌倉高校前駅あたりで、
海を眺めつつビールでも飲みながらしばらくボーゼンとして、
心の洗濯をしたい今日この頃である。

ところで、
スティーヴン・キングの殺伐とした米国メイン州架空の田舎町キャッスルロックから、
シーナさんの日本ののどかな海べりへと頭を切り替えるのに数日かかった(汗)。
読みやすいはずのシーナ作品なのに、読み始めがなかなか進まなかったのだ。
傾向があまりにも違いするぎる本を立て続けに読むのには、体の順応が意外にタイヘンなのであった。
それがどうした的などうでもいい発見であった。



にっぽん・海風魚旅 怪し火さすらい編
椎名誠
出版社: 講談社 (2003/07)
ISBN-10: 4062737973
ISBN-13: 978-4062737975
発売日: 2003/07