jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

I will, I will いっぱい足りないの切なくて
I feel, I feel いっぱい会いたいのボクだって

いまを生きる

2010年08月31日 | 日記
10年ほど前にウツにかかったとき、職場が刑務所に思えた。
刑務所に入れられた経験はもちろんないが、それほどつらく酷いものに感じられた。
ある朝、電車の中で大粒の涙が出てきて、止まらなくなった。
泣いている実感はまったくない。
でも涙がどんどん出てくる。
これが噂に聞くウツか。
実際にウツにかかった友人にこの症状をきかされていた。
とうとう自分もなってしまったか。。
周りの人は驚いた表情で自分を見ていた。
当時のホームページの日記を探せば、絶望に打ちのめされた暗いドロドロな記述がみつかるだろう。

「職場=刑務所」に感じられるのは自分だけかと思った。
自分だけがおかしいのかなと。
生きている心地がまったくしなかった。
明るい未来がまったく想像できない。
希望が見えない。
自由も感じない。
狭い空間に閉じ込められているような閉塞感。
ひたすら息苦しい。
犯罪を犯したわけではないのに、なんでこんな酷い目に遭わなくてはいけないのか。
街を歩いていても、他人が楽しそうに笑っているのが信じられなかった。
典型的なウツ思考。

試しに、
「サラリーマン、刑務所」でググってみた。
いっぱい出てくる。
どうやら「職場=刑務所」を感じているのは自分だけではなかったようだ。
サラリーマンより刑務所の待遇の方が上なんて記事もある。
少し安心した。
いや安心しちゃいけない。
どう考えてもこれは異常すぎはしないか。
日本で自殺者が多いのもうなずける。

最近またウツがぶり返してきている。
とりまく状況は10年前と少し違うが苦しさは変わらない。
嫌な歴史が戻ってきたもんだ。
突然涙ボロボロはまだない。
が、そうなるのも時間の問題だろう。
このところ重めのエントリーを繰り返しているのもそのせい。
自分の大切なもの・最優先・幸せは何か?を探してウツに対抗する。
書くことで頭の中を整理してブレをなくしていく。

大学卒業後、就職して現在に至る。
転職は経験したことがない(情けない理由は近いうちに書くかも)。
就職してからは、
いまを生きているという実感。
生命の実感。
といった精神的充足を一度も味わったことがない。

自分の大切なもの・最優先がまた見つかった。
=いまを生きているという実感・生命の実感
=活き活きしている自分

これらを得るために人生を変えたい。
動機として充分。

どうすれば、
生きている実感が感じられるか?
活き活きした自分になれるか?

生きている実感が得られる仕事。
活き活きした自分になれる仕事。
これが見つかればもはや無敵のような気がする。
考えているだけではわからないので、
これを見つける旅をしてみたい。
バックパッカーでもいい。
もちろん、旅に出たからといって、見つかるとは限らない。
しかし、このまま生きぬよう死なぬよう現状にしがみついていても、
歳だけとっていくだけで、いいことはなにひとつないだろう。

他人に甘えとか現実逃避とか陰口言われても構うもんか。
人生は一度だけ。
他人や会社のではなく自分の人生だもの。
人生を取り返したい。

「職場=刑務所」から逃げるのはことのほか難しい。
簡単ならばとっくの昔にやっている。
「新しい人生を手に入れる=脱獄」
そんなイメージ。
脱獄に伴う高いハードル感や恐怖感はマスコミや教育の洗脳によるものだろう。
「親の心配」、「世間体」、「ブランク」も足を引っ張る手強い敵。
こいつらをやっつけない限り勝利はありえない。

脱獄成功・新しい人生のイメージは、
映画『ショーシャンクの空に』のラストシーン。
おいらもティム・ロビンスのように、
嵐の中で歓喜のガッツポーズを決めたい!
そして生きている実感と勝利を味わいたい!!