T-1＞『「華中特務工作」秘蔵写真帖――陸軍曹長 梶野渡の日中戦争――』

　平成19年5月13日(日)、「桶狭間古戦場まつり」が行われた際、知人の梶野 渡氏が、
「新説 桶狭間合戦史」という演目で講演をなさいました。
その折りの詳細は、既投稿〝「新説 桶狭間合戦史」講演会聴講レポート〟をご覧ください。

　それ以降も、水野氏が関連する「桶狭間の戦い」について、たびたび梶野氏にご教示を仰ぐこととなりましたが、日中戦争を、そして軍隊を体験し、自らの胸に六発もの銃弾を受けて辛うじて一命を取り留めた経験から、その後もしばしば「戦争は絶対にやってはならない！！」と熱く語られてこられました。
　梶野氏は、この桶狭間の戦いの研究と共に、もう一つのライフワークであります「日中戦争史」の真実を多くの方々に広く知ってもらいたいと常々考えてこられました。

　今般、その念願が叶い、日中戦争末期に梶野氏が、戦地から大量の写真を持ち帰り、大切に保存されてきたその貴重な資料と共に、同氏の戦争談をインタビューした『「華中特務工作」秘蔵写真帖――陸軍曹長 梶野渡の日中戦争――』がようやく日の目を見ることになりました。
この出版記念を兼ねて、平成23年11月19日(土)、愛知大学車道校舎(名古屋市東区)において、愛知大学歴史講演会「語り継ぐ戦争　92歳、梶野渡の日中戦争・「華中特務工作」の日々」が開催されました。当日は大雨の中にもかかわらず、多くの方たちが会場に詰めかけ熱心に聴講され、講演の最後には活発な質疑応答も行われました。

　会場で先行販売された『「華中特務工作」秘蔵写真帖――陸軍曹長 梶野渡の日中戦争――』[単行本] 広中 一成 (著), 梶野 渡 (著)　をご紹介いたしますので、ぜひご一読いただきたいと思います。

　

	「華中特務工作」秘蔵写真帖: 陸軍曹長 梶野渡の日中戦争
	クリエーター情報なし
	彩流社

◆update 2013.12.22
彩流社公式サイト
「ほんのヒトコト」
第16回　写真資料を扱う難しさ
──広中一成（『「華中特務工作」秘蔵写真帖』）

著者コメント：
一昨年に『「華中特務工作」秘蔵写真帖』という書籍を刊行いたしましたが、これに関する簡単な一文を彩流社HPに掲載いたしましたので、よければご覧ください。