白黒一家

ネコ暮らし

やさしい関係

2009-04-27 05:56:22 | にゃん魂
モッチョがそばにいると、モッチョとは前世で
どんなつながりがあったのだろうかと思わずにいられない。
普段、会う人・会う人に前世だとか感じているワケは無論ない。
私の持つ周波数と、モッチョの周波数が似ているのか?
よくわからない。
でも、よくわからなくても私とモッチョには温かい空気が流れる。

モッチョなんていうのは、身体がもちょっとしてるから名付けた
名前だが誰かに触られたりする事を異常に嫌がり、
人を怖がり、常に道路の端を探偵のように走り巡る。
朝の4時から我が家(アパート2階)のドアの前で私を待つ。
夕方5時には私の帰りを階段下で待つ。
こいつはどれだけ私が好きなんだろう。
誰かにこんなに好かれた事はあっただろうか。
家族という枠組みは別にして、こんなに好かれ頼られる事が。

動物と話せたらどれほど役に立つことが出来るだろうかと
もしも~だったらと話す時に必ず思う事だが、
言葉が通じなくても話が出来るっていう事を肌で感じれるのは
こうした付き合いのある猫がほとんどでマレに初見の猫にも
なんとなく判る気がする子はいるが、話をするまでには至らない。
本当に大切な思いは言葉にする事をためらうし
極論を言えば、言葉にした事で嘘になってしまう。
大切な思いこそ言葉にならない。
少しニュアンスは違うけれど、
言葉が通じないからこそ、猫と話す時はいつも正直だ。
いつもいつも、笑っていられるような状態じゃないし
完全な自然体で接している。
取り繕った私ではなく完全な自然体での私を知っている。

時にはモッチョを心配し、時にはモッチョに心配される。
友達なのか、家族なのか、一体どんな関係なのかもわからない。
「関係」なんていう理屈めいた枠組みに囚われる事もない。
この何年もの間、毎日顔を突き合わせ一言二言で話す挨拶が
お互いのやさしい関係を築いている。


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