白黒一家

ネコ暮らし

褒め殺し

2009-03-31 06:32:59 | 歯の痛みと歯医者と私
前回からそう時間が経っていない月曜日。
何故か歯医者に出頭する私。
今月から3回。面倒だな。

予約時間の5分前に到着したにも関わらず、
受付からエロチックの満面の笑みでのお出迎え。
そんなに私がちゃんと出頭してくるのが嬉しいのかこの野郎。
早速診察が始まるわけですが、今日は休みで歯医者まで寝ていた私は
メガネでの出頭。診察台に乗ってメガネを外すとエロチック、
「チビマルさん、目が悪いんだね~。メガネも似合うね」
うわーうわーーーー。(泡)
すぐにセクハラを発言するうぬぼれ自意識過剰女ならセクハラだと
騒がれちまうぞ!エロチック、気をつけろ!!

前回同様、左奥の根の治療をしている歯から。
かぶせ物を取って、根の治療を始めるとちょびっと痛い。
痛いか痛くないか判らないけどちょっと痛い気がする。
眉毛を見てエロチックも反応。
この歯が割と曲者らしく一般的にはもう痛みがなくなっても
おかしくないのに私のこの歯のある部分だけはしぶとく痛みを伴う。
エロチックも「しぶといなー」「一筋縄ではいかんなー」とブツブツ。
本当は今日あたりにこの歯も終わりにする予定だったらしく
「よし、薬を変えて様子を見て今日から違う虫歯を治していこう!」
と一人気持ちを新たにまたかぶせ物をして問うエロチック。
エロチック 「次はどの歯にする?気になる歯でもある?」
私 「ウン、前歯から」
エロチック 「(笑)言うと思った。麻酔するけど前歯の麻酔は痛いよ。
ちょっと頑張ろうね。」
言うと思ったんなら最初からそうしろよ。
その上、脅しですか・・・。痛いんですか?
そして上前歯の虫歯の治療に入るわけですが、麻酔?
全然痛くないッス。余裕。
私、判った。私ね、麻酔の注射系は割りと平気みたい。
ソレより、神経に障るような痛みの方がダメっぽい。麻酔なんて一瞬。
だから平気。ホントに歯が痛いっつーのは死ぬよ。地獄。
それに比べたら余裕。鼻と唇の間のハグキにブスッと刺された注射。
ココ、麻酔効くと面白いね。
鼻の感覚も無くなっちゃう。すげーな麻酔。
割と大きな虫歯だったらしく、エロチックもよく痛くなかったねと感心。
うん、全然痛くなかったけど、穴空いてるの気になってたから嬉しい。
エロチック「麻酔よく我慢しました。えらいですよ」
褒められちまったよ。子供のように。
虫歯全部取り除いた時に、穴の空いた状態を
エロチックがちょっと席を外してる間に、ホラいつものオネーチャンが
鏡で見せてくれたけど、凄かったなコレは。
前歯2本の間に小豆位の穴空いてた。(笑)
すげーすげーって2人で大はしゃぎしちゃったよ。
結局今回はこの前歯をキレイにしてくれる事で時間潰して終了。

凄いね、穴空いてたのに穴が塞がったよ。
たぶん塞がった部分は歯じゃないけど、絶対歯にしか見えないんだって。
コレは一体何なのか今度聞いてみようっと。
すげーぞ。マジで。歯だもん。
凄いね凄いねって連発してたらエロチックが嬉しそうに言った。
「チビマルサンは最初いつまで来てくれるのか心配だったけど
ちゃんと通ってくれる事も判ったから嬉しいです。
頑張って全部治療していきましょう。」
最後なんてグッって音が聞こえる位の勢い
スラムダンクで言うと安西先生のガッツポーズ位。
褒め殺しにあい、まんざら褒め殺しも悪くないなと
家に帰って鏡を見たら、鼻の感覚がないせいでわからなかったけど
鼻水が出ていました。あぁまるで幼児です。


そして次回は、「またまた抜歯・根の治療・歯のクリーニング」と
盛りだくさんでお送りします。

男達のメロディー/SHOGUN

2009-03-30 13:46:46 | ロック
昨日「先生、恋人の意味ってなに?」って聞かれました。
時折、えらく真面目に質問されて困ってしまいます。(笑)
答えはもう少しお待ちください。

先日「松田優作」の記事をアップしましたが探偵物語の主題歌を歌っているのが
今日の主役「SHOGUN」です。

ロックの原点がブルースであるのと同じように
日本のロックの原点は、演歌であると心のどこかで感じていますが
日本に「ロック」というモノが世間一般手放しにかっこいいと
望まれて生み出されていくのを感じることはきっとないかと。
気候や風土もそうだけど、日本人の質や育ちが全くロックじゃないから。
そんな風に感じてしまうのです。
侍はロックだと思うんだけどね。


表題の男達のメロディーは、
POPなメロディーよりもその強烈な歌詞に素敵を感じる。
勝手な男の弱さとかもろさとか
それでも好きにしてしまう自由さとか信念とか
そんなものがポップなメロディーにのせて歌われるから
そのバランスとか、気持ちがオシャレってモノだと。

俺の事を好きな女が、俺の事を好きなら今日も一緒に居てもいいよ
でも、もう嫌いになるならソレはソレで仕方ないと・・・
だけどいつでも胸に傷の1つや2つは刺さってる
そんな男は、彼女との別れにでも笑って見送ってくるのです。
自分の信念は、去っていく女が好きであっても笑って
どうでもいいのかの如く手を降るのです。
お前もこれから楽しく頑張れよって。最高ですな。

私の好きなパンクバンドだったらきっと、こんな歌詞にはならないなぁ。
泣きながら列車の行方をみているだろうけど・・・
この男達のメロディーはそんなしみったれた心意気じゃない。
もっと卓越した男の浪漫なのだ。
そんな世界を知っておいたら恋人って何だろうなんて
考える事もないんじゃないかな。



男達のメロディー/SHOGUN


松田優作 探偵物語 オープニングとエンディング






「男達のメロディー」

走り出したら何か答えが出るだろうなんて
俺もアテにはしてないさ してないさ
男だったら流れ弾の一つや二つ
胸にいつでも刺さってる 刺さってる
pick up your head throw away your blue’s
どうせ一度の人生さ
the more you give babe the less you lose
運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ

俺とおまえはまるで懐かしい友達さ
初めて出会ったはずなのに はずなのに
明日も気が向きゃ 俺の傍にいてもいいけれど
俺のことには構うなよ 構うなよ
pick up your head throw away your blue’s
どうせ一度の人生さ
the more you give babe the less you lose
運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ

おまえがこの街 離れていく気になったら
俺は笑って見送るぜ 見送るぜ
pick up your head throw away your blue’s
どうせ一度の人生さ
the more you give babe the less you lose
運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ


人に優しく

2009-03-29 20:29:48 | 憧れて
あるマニアックな趣味を共有している歳の離れた友達います。

その彼は、千葉で牧場を経営しております。
毎日365日を牛さんと暮らし牛さんのお世話にしています。
朝の早くから、夜の遅くまで。
暑い日は、牛さんの周りにはハエがたかります。
寒い日は、凍えるほど寒く雪がちらつきます。
時には小学生の牧場見学なども行いながら
毎日、泥だらけになりながらお仕事をされています。

秋のある日、彼のお家に遊びに行きました。
奥様が出迎えて下さって娘さんと一緒に遊びました。
彼には3人のお子さんがいて上の男の子は高校生。
一番下の娘さんが幼稚園の年長。
牧場には牛さん、そして野良猫の親子が住み着いています。(笑)
困るんですけどね~と笑顔で答える彼でしたが
困っているのに追い出したりはされません。(笑)

マニアックな趣味といえど、同じ趣味を共有する者が集まると
ヤッパリ性格が出ますね。
強いものには弱く、弱いものには強い人とか
プライドが邪魔して心を開かない人とか
いつもシモネタばかり話している人とか(笑)
この彼はその中でも仏のような人です。
いつもニコニコしていて、誰にでも同じ対応をされます。
誰にでも丁寧な対応をされるので年上からも年下からも
時には良い具合に扱われたりされているのを観て私は実際
かなり頭に来ていますが、本人はそれでもニコニコされています。

先日その彼とお会いしてお話をしている時に、
ふっとプライベートなお話になりました。
奥さんとケンカをしたことがないというお話どころか・・・
奥さんに怒られたことがないという・・・お話を聞きました。
嫌味を言われた事もなく、だから怒らせるのが逆に今となっては怖い
そんなお話の筋だったのですが・・・
彼もまた、奥さんに腹を立てたことが今までに3回しかないらしいです。
そしてその3回とも奥さんにあたることなく・・・自分の中で
解決されたそうです。
腹を立てて言葉にすると相手を傷つけてしまう事になるから
黙って過ごしたそうです。。。

結婚して20年以上・・・相手に腹を立てたことが3回・・・
その上、相手を傷つける事が嫌で言葉にしなかった・・・
私はその話を聞いた時に、少し元気になりました。
いいなぁ、こんなおおらかな人間になれたらいいなぁ
そう思ったのです。
10以上年下の私にもいつも敬語でお話してくれる彼です。
きっと、彼の奥さんも彼に似た性格の持ち主なんでしょうね。
彼の子供達は、親は仲の良い姿しか見たことがなく
ソレが普通で、そしてきっと子供達も彼のような人柄になるのでしょう。

彼と会うとなぜか少し元気が出ます。
そしてこんな人間になりたいなぁと思うのです。

芸能人のプライド・女としてのプライド

2009-03-27 05:46:03 | 徒然てヒグラシ
実際、芸能人が何しようがどうしようがそんなこと知ったこっちゃない。
週刊誌のように芸能ネタをブログに記したいわけじゃない。

藤原紀香っつーのは、同じ関西出身で学生時代には周りの友達はこぞって
藤原紀香は好感の持てる芸能人で好きとかあぁなりたいとか憧れ意識を
抱いていた。(私はずっと、キョンキョンがすきなのです。)
別に、感情の中に紀香ってのはどうでもよかった。
芸能人にとっての商売道具は体な訳で、
それにしてもめちゃくちゃ努力して身体をキレイに維持してると思う。
商売道具だからってのもあるけど、紀香の場合はソレだけじゃダメだって
なんとなく気がついていて、自分の出来る事をやろうとしてるのも判る。
発展途上国に訪れたりして、彼女なりの努力が伝わってくる。
だけど所詮は芸能人で、そうかそうかレベル。私には関係のない人種。
いやおうなしに伝わってくるニュースを見て
陣内と結婚する事になった時に、「おぉ、紀香やるじゃん」って
ちょっと見直した。芸人の嫁になるか!!頑張るなぁって。

離婚報道で色々マスコミだけが騒いでる状態ですが、
みんな気がつくよね。あんなの裏で金が動いてるんじゃないかって。
そう勘ぐってもおかしくないなーって。
紀香の事務所はバーニング系列。業界大手。
夫婦の事は2人にしか判りえない微妙な空気もあると思う。
陣内の浮気?DV?
ウケル。紀香は何を思って結婚したんだろうって。
芸人の嫁ってのを一体なんだと思ってるんだろうって。
あまりにもマスコミが、陣内批判一色で紀香はそれに耐えて来た
だけど耐え切れずに離婚しました。
って、はかなくも前向きに立ち向かおうとしている紀香。
その筋書きにウケル。(笑)
陣内の浮気はあったんだろう。
だけど、私の持論から言えば浮気する方が悪いよ。そりゃそう。
でもソレは二人の問題からすれば浮気した方が
全部悪いっていう考え方は間違ってると思う。
例え、1パーセントでも自分が全力じゃなかったら
ソレは浮気に繋がるんだろうし
一緒に暮らしていくという努力は惜しんではいけないと思う。
もしかしたら、自分が起こさせた浮気かもしれないって
どうしてそんな風にとらえないかな?
すぐに相手のせいにしてしまう。相手だけが悪い・・・・。そんな空気。
プラスに陣内は、芸人なのです。
芸人の嫁っていうのは一般の人の嫁とはまたちょっと違うでしょ。
周りにいる女子の環境だってはるかに違うでしょ。
浮気されるっていうのが、芸能人としてのプライドに触ったのか
女としてのプライドに触ったのか知らないけど。。。
芸人の嫁なら、芸人の嫁のプライドを持てよ
旦那を立ててなんぼでしょ。
人前に出るっていう事はそういう事じゃなくて?
人前に立っている旦那を持つって事は、ソレを支えるって事じゃなくて?
旦那の高感度下げるような真似してまで自分の高感度が大切?
自分が至らなかったのですって一言位あってもよくない?

色々書いたけど、私だって真相は知らず。
本当に紀香がもう身体中、痣だらけになるほどのDVを受けて
死にかけていたかもしれないしそれで皆さん私は元気ですよ大丈夫ですって
笑顔を振りまいてるのであれば紀香は凄い。
表向き、陣内は自分が全て悪いと悪を全部かぶった形になってる。
ソレが事務所の筋書きなのか、紀香の望みだったのかもわからない。
何が真実なのかわからないけど、同じような事はどこでも起きてる。
全て、相手が悪いと思うようなそんな女にはなりたくない。
男女関係はいつだって相手だけが悪いんじゃなく、
自分にも落ち度があるから問題が起きる。
そんな風に思える女でありたい。

敵は別にいた!!

2009-03-25 20:35:51 | 歯の痛みと歯医者と私
前回より丁度2週間。またまた歯医者の治療日がやってきた。
今までの経過などは歯医者のカテゴリでご確認を・・・。

今回は、はじめっからエロチックの登場。
エロチックの顔をよーく見てたら何かに似てると・・・あぁわかった!!
アンパンマンだ!!
今日は新たに発見しました。
アンパンマンに似ているのです。
前回の抜歯の後、痛みませんでしたか?大丈夫だった?と優しく問診。
全然平気でしたよと答え、満面の笑みのエロチックアンパン。
今回は、引き続き続いている左の奥の根の治療。
糸楊枝の強そうなやつで触られると痛いような気がする。
デモたぶん、気がするだけ。
そんな感じ。
ただ、エロチックアンパンは私の顔(むしろ眉毛)に敏感。
「痛い?!痛くなりそう?」
いやぁーぶっちゃけ、よくわからないんっすよ。
痛いような気もするけど、コレ位は我慢の範囲じゃないかな?とか
迷っちゃう訳ですこっちも。困った顔をしてる私を横目に
何度も痛い?痛くない?を連呼する。連呼しては少し動かす。
まるで怪しい初夜ですな。
相変わらず甘やかされてる私。得意。甘やかされるの得意。(笑)
この歳になっても得意!!!(笑)←馬鹿
エロアンパンがあんまりにも痛い?って聞くもんだからバタバタ忙しそうに動いてる
オネーチャンが一人「今、呼びました?」とエロアンパンに尋ねる。
私は口を開いたまま。
エロアンパン、「いやいや僕はチビマル(本名)サンと話してるんだよ。」
話せるかーーーーーーー!!!
口開きっぱなしだし私。むしろ私の眉毛とトークしてるくせに。
結局、「もう少し触りたいから麻酔してもいい?」だって。
得意の麻酔を受けて、チョチョイチョイと診察終了。
「後半戦は歯の掃除をしてもらってくださいね、お疲れ様でした!」
と今日は体力もある顔して去っていった。
きっとあいつ、明日の休みに楽しい事があるな。ゴルフとみた!!
あいつは明日ゴルフだなきっと。ちっ。(笑)

後半戦は、いつもの衛生士のオネーチャン。
歯石をとる前に歯周ポケットの検査もこのオネーチャンの仕事。
このオネーチャンはなかなかの曲者で今月から私の歯医者の出頭日が
月に2回から3回に変えたのはエロアンパンと手を組んでるこの
オネーチャンの仕業。本日の予約の他に次回とその次まで予約を
入れさせられている。しかし、笑顔がかわいいし憎めないので
言う事を聞く事にしてる。このオネーチャンがエロアンパンとは逆に
結構厳しいんだよなぁ。これが。
私の歯石取りは歯の治療と平行して毎回1時間コースで
30分の治療と30分の歯の掃除に分けられてる。
そしておねーちゃんは、6回に分けて私の歯石を取ってくれるらしい。
そういう予定に決めましたと宣言された。
「チビマルさんは、完治したらしばらく来なさそうだから徹底的に・・・。」
だってよ。オネーチャン、気が合うから許すけどさぁ・・・。
割とSですな。ドS。歯石を取りながらも染みるのはダメだけど
チクッとするのは大丈夫だからだって。エロアンパンと真逆。
甘やかしてくれよーソレが楽しみなのにー。
そして今日も最後の客は私でした。
えぇ。私がいつも最後です。ドベです。ドベ。

そんなこんなでまだまだ続きそうな歯医者です。

今日のオネーチャンの萌え発言
満面の笑みで
「チビマルさん。来てくれてよかったー。予約強引に決めたから
来てくれなかったらどうしよーと思ってましたよー。」

松田 優作

2009-03-25 05:09:38 | 憧れて
何年か前に好きなタイプについて書いた時から早3年。
あの後、タイプに変動はあったのかというとソレも無く・・・
今でもレイ・セフォーが好きだし(ちょっとお年を召してブヨって来ましたが)
遠藤ミチロウ(東北の文学青年)も相変わらず大好きだし
KAZUの事だって今でも普通に応援してる。

この3年でそれに加わる人間がもう一人。
ソレが、「松田優作」
ある時期、この人の作品を片っ端から見始めました。
ARBが好きだから、『ア・ホーマンス』を観て心撃たれ
「なんでこんなにかっこいいねん!!」
と普段出てこない関西弁が連発スルほど興奮しARB「AFTER'45」という主題歌に涙した。
松田優作にガッツリはまり込んだのは、
探偵物語」でこんなにおしゃれなドラマがあったのかと思うほど。
木村拓哉のモデルは確実に松田優作であった事は間違いないだろうし、
松田優作を見てからは木村拓哉はコピーでしかないし
そのコピーでさえも出来ていない感がある。
松田優作は松田優作でしかない。

カッコイイ男というのは顔がいけてるとかそういう問題じゃない。
その人の信念であったりスタイルであったりプライドであったり。
松田優作には男としてのフェロモンが溢れていて、その魅力は
もう言葉では表せない。最近では息子の活躍ぶりを拝見できるが
兄弟どっちがいい?とかそんなばかげた質問をするなと言いたい。
親父が良いに決まってんだろー。
男らしいというか・・・男というか・・・
言葉で説明できないのが悔しい。
新しい事をやってのけたというのが大きいのかもしれない。
当時は、松田優作の演技は今までに無い演技だった。
今となってはソレは普通のことかもしれないけれど
普通になったものを作ったのが松田優作なわけです。

男が好きな男
ソレが私の好みのタイプ。


最後は、松田優作が亡くなった後に親友のARB石橋凌が松田優作に
唄った「AFTER'45」

ARB / After'45 for 松田優作(リハーサル含)


ARB/SYOGUNなどはまた別記事でアップしたいと思います。
あーちゃんにこの曲を贈ります。
ARB - ファクトリー



アウトローと呼ばれた画家

2009-03-22 17:12:25 | ロック
有名と称される絵画を見ても何が良いのか悪いのか実はさっぱりわかりません。
ルーブル美術館に飾ってある絵を見て私は心が打たれる事があるのかなぁと
電車の中吊り広告で美術館の宣伝をボンヤリ眺める。
どの辺まで絵画を勉強したら、世界的にも歴史的にも評価のある絵を
ホンモノか偽者か区別できるようになるのかな?
そして凄いと言えるようになるんだろうか・・・。
美術学校に行ってるレベル?ソレとも画家?

私はテレビを見ない主義なんですが、それでもいくつかの番組は見ています。
大河ドラマ(歴史)・格闘技(スポーツ)・動物モノ・映画
そしてその中でも楽しみにしている番組の中に
開運!なんでも鑑定団
絵画などは実際どう凄いのか良くわからないんだけど
壺であったり皿であったり焼き物なんかは、凄いのかどうかは
別として細かく施されたアートに感激して見入ったりしてしまうのです。
ソレが楽しみでこの番組を視聴してるんですが先日、
絵画モノで心を打たれてしまいました。

「はせがわ りこう」
彼は30代になった頃、画家として成功した人。
それ以前の写真を見たら、絶対、良いところの坊ちゃん的な感じ。
画家として成功した後は、放浪生活をはじめ、呑んだ暮れ。
呑んだ暮れ・・酒を買うために絵を描き、酒を買う。
貧民街をうろつき、その中で描いている絵は酒場だったり
カフェだったりタンクだったり街並だったり。
汚い親父だ、だけど絵を描く。
そんな生活の最後は、胃癌のため三河島の路上で倒れ養老院に収容。
死ぬ間際まで「俺に絵を描かせろ」と言っていたそうだ。
そんな長谷川さんの作品がテレビに出てきた。

芸術をつかさどる人は、裕福であっては無理じゃないかとどこかで思う。
自分を追い詰めて描くのが芸術家なんだとどこかで思っている。
人の心を打つというのは、その人がどう生きたかだと思う。

その人の絵の凄さはきっとこの人の経歴を知らなくてもにじみ出てる。
そう感じた。
油絵を描く事がどんな事なのかさえ知らないけれど
風景画を描く事がどんなものなのかさえわからないけど
力強い線とその汚れた色彩と人が好きなんだなと思える描写は
私の心を掴んだ。
絵を見て初めて、凄いと思う事が出来た。
その事実がとても嬉しかった。





ネット徘徊で勝手に拝借しました。ゴメンナサイ



It won't do you any good now

2009-03-21 23:25:23 | 憧れて
その男は、ドンクサイ。
だけど、憎めない人で私より10は違ういい大人だし
結婚して子供も3人いたのかな。
机の上はどこに何があるかわからないからモノはすぐに失くす。
パソコンの知識もまるでなくてコピペから教えたし
とにかくドン臭いつーか、なんつーか。
それでも憎めない笑顔のかわいい人でした。

この春、何十年と勤めた職場から新しい世界に飛び出したその人は
まるで上司からの評価が薄く、ちゃんとしていても
八つ当たりされる係りのようなそんな位置づけでした。
私とその人は、約1年の間一緒にパートナーとして仕事をしました。
まずはその人からの依頼で仕事を受け、2人で企画案。
あぁでもない・こうでもないと言いつつ、「こんな感じで」と
おおよその案を決め、その後、私が作業開始。
出来上がったモノを、再度もっと上の上司に見せるという流れ。
最初の頃は、この人と組んで仕事をして私は大丈夫なのか・・・と心配だった。
いつも負け組(この言葉自体に深い意味はなし)筆頭って顔してるし
もちろん勝ってる姿なんて見た事ないし。
ただ、一緒に仕事をしてる1年間。凄く楽しく仕事が出来た。

今の現場は、とにかく自分を殺す事に始まる。
そう心得るまでにかなりの時間とエネルギーと喪失感などなどくよくよしたが
ようやくそう思えるようになれたし
今やってる事は「モノを作る」って事じゃなくて「言われたようにやる」っていう事。
結局は、この現場では工場の流れ作業と変わらないって事。
「モノを作る」って事を諦めた訳じゃなくて、今の現場はそういう現場。
そうココのところ、ようやく諦めがついた。
じゃ、なんでこんな現場にまだ居るのかというと
それでも、関わってる人間の成長が見て取れる事が面白いし嬉しいからだ。
きっと、彼もそんな気持ちが強かったんじゃないかと思う。
彼の場合は、私よりも「人の成長」を見て喜ぶ事への気持ちが大きかったはず。
だから怒られても何しても、頑張っていられたんじゃないかなぁと。

パートナーだった1年の間に、2人で色んなお話をしました。
この人との話は、話題が尽きずに面白かったんです。
特に自分の夢について語る事が多く、こんな事をしてみたいとか
こうだった場合の経営についてとか、職場の裏話的な事とか・・・家族の事など
時々冗談を入れながらも笑いながら意見交換が楽しかった。
毎日、顔をつき合わせて話をしてるわけじゃない分、彼にとっても
私という立場の人間には接しやすかったのかも知れません。
とにかく当初抱いていたような、妙な「不安」
自分の保身を心配するような不安は消えて2人で一致団結。
妙な連帯感・仲間意識が芽生え、上司に立ち向かう2人なのです。
この形が本来、職場で大切なものなんだなーと今となってしみじみと
感じる今日この頃。

辞めることは知っていて、いつ辞めるのかを怖くて聞き出せず
次に働く所さえも怖くて聞き出せずにいたある日。
帰りの挨拶を済ませ、職場を後にしようと階段を降りた時に、
後から彼が追いかけてきました。
そしてたぶん、今日で会える日は最後になると思うと
目に涙を浮かべて短い間でしたが・・・とご挨拶をして頂きました。
こんな私にわざわざ、挨拶して下さって嬉しかった。
そんな、いつでも連絡取れるじゃないですか?と思ったけれど
今となってみればとても嬉しい出来事でした。わざわざ追いかけて
最後の挨拶を頂けたのが今となってしみじみと伝わります。
彼自身のことを考えたら、コレで本当に良かったと思います。
最後にこれからの事を聞いて、安心して手をとって心から
「良かったです!本当に良かったです」と私も喜んで言いました。
辞める事に対して哀しくはなかったんです。
いつでもまたお会いできると思ってましたから。

アレから少し時間が経ちました。
彼が偶然なのか必然なのかあの職場にいた意味を最近考えます。
彼は職場に必要な人でした。
いかに「負け組オーラ」を発していてもドン臭くても・・・
あの人間性が職場を包んでいたのだと思います。
彼のようなタイプの人間が、上司にいると幸せだと思います。
会社ってそれが理想な姿なのだと思うのです。

彼がいなくなって、全ては後の祭りです。
今日のタイトルは後の祭りの英訳です。
It won't do you any good now
「今となっては(後悔しても)何のためにもならない」
新しい風が彼を運んでいきました。残ったのは後の祭りです。

おじぃとワンコ

2009-03-19 17:25:16 | 憧れて
川沿いの土手を颯爽とチャリで走り抜ける私。
チャリはボロ。
何度も放置自転車と間違えられるほどのボロ。
デモそれでもいい。乗れるし、愛着があるから。
近所のチャリ屋の哲也(推定70超え)が治してくれるから。
川の原っぱでは少年野球チームが一生懸命、白球を追いかけていたり
暗すぎてわからないのにサッカーボールを追いかけてたり
子供達の様子を見ている親だったり色んな光景。
その中で、ドッグラン。
(私、別に猫だけが好きなわけじゃないから人間とゴキブリ以外は好き)

緑の芝生の上を飼い主とワンコが遊んでる。
(ちなみに飼い主という言葉に敏感な私だが、最近慣れてきたので使う)
おば様とか同じ歳位の若?奥様とかその手のタイプが
いろんな種類のワンコを連れて談笑中。
ドッグランっていうより社交場みたいな感じ。
オバサンたちが話している横でワンコ達がつながれたまま周ってる感じ。
ちょっと覚めた目で見ちゃってるけど
それでもきっと、ワンコの情報交換やらしてるんだなぁと
得意の贔屓目を働かして通り過ぎる。
結構広いドッグラン。
芝生も広い範囲。
常連さんが集まってるんだろうねきっと。輪は1つ。
アレはきっと新参者は入りにくいな。飼い主も犬も。

私が川沿いを通るのは週に一度。
夕方5時過ぎ。
先週も先々週もそして今週も見た・・・。
おじぃとワンコ。
実際、私この組み合わせがダメだ。
その先の事を考えただけで頭の中がハチ公物語
ちなみに連れている犬は柴公。
この先の人生を考えるとどっちが・・・と思うだけで落ちる↓。
デモ気になる。
おじぃはドッグランの中に入らず、川沿いの道を散歩中。
ハチはおじぃと同じ歩幅でゆっくりと歩く。
コレが最初に私が見た映像。
画像にはおじぃとハチ。遠くにおば様集団。
1つの画像になったら何だか嫌だな。
次に見たときは、おじぃはドッグランでハチと戯れる。
ハチのおなかをさするおじぃ。
画像的には遠くに移るおば様集団。
されどその日は、集団以外に一人散歩してたフレンチブルの若奥様が
おじぃの様子を伺ってるそんな雰囲気。

そして今日。
おじぃは、ハチと一緒に川原のゴミ拾い。
ゴミを拾うおじぃ。
手綱を放したままだけど、そこで待ってるハチ。
その空気だけがゆったりとしてる。

ドッグランがあるのはいい事だね。
おじぃはもしかしたら頑固一徹かもしれない。
私の想像する優しいおじぃではないかもしれない。
だけど、淋しいなぁ。
公園とドッグランは同じなのかと思って。
公園デビューが出来ない新米ママとおじぃがかぶる。
デモ決しておじぃに話かけないとかそんなのじゃないと思う。
おじぃも仲間に入りたいとかそんな事思ってるわけでもないと思う。
ただ、ワンコの運動や散歩やワンコだけじゃなく
自分の運動の為に川原を歩いてるのかもしれない。
私が川原を通り抜けるのは一瞬で、私の見ていないところで
仲良くやってるのかもしれない。
全てが卑しく見えるのはきっと私に問題があるのかもしれない。
わからないけど、いつかその集団とおじぃが少しでも
話している現場を目撃できたらいいな。

クソ過ぎて・・・・泣けてくる 天地人

2009-03-17 06:24:49 | 戦国浪漫
いつかはこの話をしなければいけないと思っていたが
クソ過ぎて・・・マジ泣けてくる。

今年の大河ドラマが始まる前に、のりちゃんと一緒に色んな事を話あった。
キャストにしろ話の展開にしろ「直江兼続」という一武将が主役に躍り出た
事が嬉しかったしようやく有名どころではない歴史が大河として出発する
喜びは誉れに近く(歴史好きには直江なんて有名過ぎるけど)
その分の期待も大きかった。ちなみに原作の火坂雅志『天地人』だって
物凄くちゃんとした歴史小説だし。
今回の直江を主役に出したという事は戦国時代をほぼ紹介出来るという事。
謙信から始まり、関が原までに至る主要人物が関わりあえる。
歴史を好きじゃない人間だって、大河ドラマを見れば流れ位は頭に入る
そんな日の目を当たる事が嬉しかった。
だから、あえてツマブキには目を閉じる。
ツマブキが主役でも目を閉じる。
わけのわからない芸能人の羅列でも我慢するよ。
ソレで視聴率が取れて、世間様が戦国時代の流れがわかるのならば。
我慢いたします。
だけど蓋を開けてみれば・・・
最初の2回を子役で繋いだ。ココまではまぁ仕方あるまい。
かわいかったし私も泣いたよ・・・。
その後・・・はぁなんてクソつまらないんだ。。。
もう全くもって話にならないよ。
何でこんなにつまらなく出来るのかがわからない。
ソレなのに視聴率はいいという意味さえもわからない。
日本人はあんなクソドラマを面白いというのか・・・。

私は全ては脚本が悪いと思う。
小松江里子には歴史は向いていない。
ってか無理だ。今回の話を貰うまで直江のことも知らなかったらしい。
そんな女に何が出来るよ。寝ないで死ぬほど調べつくしたのかい?
調べつくして色んなところを足で歩いてあの脚本はありえないもん。
泣き虫だって?泣き過ぎだろ。
天下の直江があんなに泣くか・・・コラ。
社会にどんな直江を植えつける気ですか?
また、ドラマに金のかかってない感が出すぎじゃないですか?
いつも暗い場面。
そして長澤まさみの配役は一体なんなのですか?

こんなクソ大河が流れていていいのだろうか・・・。
歴史を知らない人がこんなのを見て歴史と勘違いしたらどうするの?
クソ過ぎてクソ過ぎて涙が出てくるのです・・・。

風林火山はよかったなぁ・・・。