白黒一家

ネコ暮らし

泥にまみれた汗を いつくしめ

2007-08-23 06:15:32 | 憧れて


第89回全国高校野球選手権大会が昨日、決勝を迎えた。
優勝したのは佐賀北。
県下では、進学校。
部活にあてる時間も3時間、甲子園に来ても
勉強会を毎日行っていたという進学校。

最近は、野球がつまらなくなっていた。
劇的なドラマを期待してみているわけでもないが
下火になる理由も少なからずお金を用いて集められた特待生で
ソレがプロ野球であろうと高校野球であろうと見ている人間だって
どこか皆、決められたストーリーに飽き、冷めた目をしていた。

ブラウン管に映るナインの身体はどのチームの人間よりも小さく
決してさわやかとは言えない真っ黒な笑顔と歯を食いしばるような顔。
喜びも全力で 戦いも全力で
そんな佐賀北ナインのユニフォームはいつも泥にまみれていた。
そのユニフォームを見るだけで、胸が熱くなる。
公立の高校とも知らず、ただぼんやりブラウン管に映る姿を見るだけで
他のチームとは違った姿が目に焼きついた。
一塁ベースに全力で走る姿が 忘れかけていた野球への情熱を呼び起こす。
心から野球が好きだと全身で表現しているようで
きっとその姿は私だけじゃなく全国の野球ファンの心を
久し振りに熱くさせただろう。

私立に野球の為に行く事が悪いとは思わない。
野球が好きで甲子園に出たくてそう選んだ事が悪いと思っているわけでもない。
その制度が確立された今、普通に公立に通いながら勉強し
仲間を慈しみ その野球への心が素直に映った佐賀北ナインが熱かった。
監督のコメントも優しさに溢れていた。
マンガのような劇的なドラマが久し振りに野球の素晴らしさを教えてくれた。

ぼてぼての内野ゴロをもう追いつかないとちんたら走る選手が増えた
打たれて 辛く哀しい場面でも 皮肉にも笑うしかない選手が見えた
心では哀しくても 心では辛くても 
心では悔しくても照れ隠しに笑ってしまった顔を
テレビというブラウン管は全国に届けてしまう
感情むき出しに怒ったり喜んだり泣いたり・・・
素直に画面に映っていたら 結果は違っていたはずだ。
甲子園で優勝するって大きな事は自分のちっぽけなプライドや見栄を
かなぐり捨てていつも全力で戦わなきゃいけないって事だと思う。
優勝できなかったチームの選手にはプロになる選手もいるだろう。
いつかきっとその子達にもプライドや見栄をかなぐり捨てて
必死になる時が来ると思う ただそれが甲子園じゃなかった。
これから頑張ってね 応援してる。

誰よりも素直に 野球が好きだと伝えられたチームが優勝できて良かった。
泥にまみれた汗の染み付くユニフォームは 最高にきれいだ。
おめでとう 佐賀北ナイン

マスカラ

2007-08-21 11:27:50 | 徒然てヒグラシ
暦では、もうすぐ9月でそうなると秋が近づいて来る感覚があるけど
実際の9月は夏本番みたいな暑さなんだろうな。
子供の頃は、7・8月が暑くて9月はそんなにだったのに
1ヶ月ずれてしまったような季節。
一体、このままどうなっていくんだろう。

先日、後輩のアヤパンにメイクをして貰った。
その時のメイクが凄く上手だって、全くいつもと顔が違っていた。
決して濃く見えないし、デモいつもと顔が違う私。
毎日こんな顔してたら、自分に自信だって出来るだろうな。
今度ゆっくりアヤパン先生にメイクの術を伝授してもらわなきゃ。
髪型だって違うだけでこんなに印象違うんだし・・・。
自分の黒ずんだ化粧ポーチの中を覗いてみたら
そろそろ、マスカラがなくなって来た事が気になりだす。
まだ、これ最高の1本が見つかってなくて
今使っているやつは、前回マスカラで悩んでいる時に周りの子が
使っているメイベリンにしようと決めてメイベリン売り場で悩んで
買ったコレ。

コームの形になってるから塗りやすいし、茶色が欲しかったこともあって
1本使いきる形となった。だけど、ウォータープルーフなのに
目の下が黒くなるし、使い切るときには使用感が余りよくないと思い始めた。
長く使ってみないとわからないもんなのかな。
あと、だまになりやすいって言うか何度も重ね塗りするとまつげがまとまって
キレイに伸びてくれない。ひじき度高め。
もう使い切る手前で、そんな事をマッハに言ってたら
「メイベリンはダメよ。黒くなっちゃう・・・」
って。もっと早く言えよー。(笑)
それでハッとしたんだけど、マッハや私みたいな日本人顔には合ってないかも。
目がパッチリの彫りの深い顔じゃなく、のんべり~とした私達のような顔の人には
メイベリンはダメかも知れないと悟ったのです。

結局どのマスカラがいいのかな?次はメイベリン以外で1本購入予定。
実は一本、購入した新品マスカラがあるのですがこれはまた別の機会にでも。

夏はピンクで乗り切ったし、秋は何色の自分になろうかな。
最近自分に似合う色を探すのがとっても楽しいです。

塩をまく 下をまく 海苔を巻く 

2007-08-17 05:58:21 | 徒然てヒグラシ

突発的にパソコンの前に座り、文章を描きたくなる。
しばらく文章から離れて生活しているからだろう。
妙に描きたい精神が旺盛。

後輩がウダウダ悩んでいる。
思春期特有の青っぽい臭いがする。
一番下の後輩からしてみれば一回り違う人間が沢山いる中で
自分の悩みを打ち明ける事で何かのきっかけになればと
手探り状態なのだが、話せば話すほど失笑をかってしまう。
確かに、別れるとか別れないとかそんな事は自分が決める事。
全てが心の持ちようで、暗い顔でウダウダ言いはじめると
周りは面倒だと嫌な顔をする。
しかも、何の遠慮もなく露骨に嫌な顔をして
辛気臭いと塩をまくような勢いで。
面倒だと思う反面、
私の性格もウダウダしているから、きっとこの後輩と同じだ。
悩みの大きさは大小に関わらずウダウダしてしまう。
自分の思うように行かなければそれだけで淋しさを覚えるし
勝手なものだ。
解決策の見えない問題には、流されていくしかない。
我慢の限界が来たら自分で何とか逆行したり、逃げたり、
色んな方法を取るだろう。
少しの安心感や、少しの自己満足の為に
今の時間を淋しく使うのは勿体無い・・・。
最近ではそんな風に思えるようになった。

後輩にどんな言葉を駆使してあげればラクになるのかわからないが
一言だけ。
「大丈夫!お前は乳がでかいんだから。」