天と地と/1990年 日本

学生時代に得意とする教科は社会でした。
もっと得意だったのが、国語の中でも文学史。
そういう背景があるからなのか歴史に興味を持ち出して
特に戦国時代にはまるには、何の構えも無くスッと入れた訳です。
でも、もし私が社会も苦手だったらちょっと身構えるかも。

大河ドラマ「天地人」は完全に諦めてからが、皮肉なことに
ちょっとずつ面白くなってきた。歴史が動いているからだろう。
近いうちに、本能寺の変があると思うが吉川さんも炎の中で
「人生50年・・・・・」を舞うのだろうか。
それがモニカだったら、私は今までで一番の大河ドラマだと言うけれど。
ない・・・な（笑）

今日のオススメの映画は、「天と地と」
海音寺潮五郎原作小説を角川春樹監督が
20億円以上の予算をかけて映画化した戦国絵巻。
戦国武将の中でも最大の好敵手である上杉謙信と武田信玄の"川中島の戦い"を壮大なスケールで描く。
カナダロケによる広大な大地で繰り広げられた合戦シーンが見所。

っつーヤツ。
主演の榎木孝明はめちゃめちゃいい味出してます。
最初は渡辺謙さんで代役に松田優作というお話だったそうですが
結局榎木さんが演じられました。
この榎木さんって、凛としてる・すがすがしい・汚くない・目力・
上品に見えるというイメージです。
他にも色んな作品に出てますが、どの役もキレイ。
汚い役でもキレイに見える。育ちがいいんですかね？そういう風に見えます。
ちょっと、松田優作も見たかったですけどね。

映画自体は、戦国モノを知らない初心者の方にはオススメ。
なんとなく、上杉謙信がつかめると思うし
壮大なロケをしてる分、合戦シーンはそれなりに見れます。
この映画は賛否両論があり、どちらかと言うと駄作だと言われてますが
私は、いいなーって思ってます。
白い馬に乗ってるイメージも、榎木さんの謙信のイメージも。
2・3回見ると、兵士の中に明らかに日本人ではないな？！（笑）と
思われる人を見つけることが出来ます。
それはそれで結構楽しみになってたりします。
あんな数の馬に乗れる人を集めたらそれはそれで大変だったろうなと・・・。

戦国時代や歴史が苦手でも、なんとなく見れる映画だと思います。
暇な時にでもどうぞ。