Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

初代ゴジラソフビ造形のこだわり5

2014年12月10日 | 新作商品情報




5 足パーツ、背びれ、尻尾

 何と言っても立派な太ももも初代ゴジラの大きな魅力の一つです。そしてしっかりとした足の指がついている大きな足。対照的にそれらを支える足首は比較的細いのが、初代ゴジラの大きな特徴でもあります。
 特に中島さんが入っているときは、膝から下部分のたるみなどが余計にありますので(開米さんの入ったスチール写真にはほとんどないもの)、これらの表現も悩み所でした。
 足首を細くすると成型で抜けません。親指にあたる部分が間違いなく引っかかります。微妙な角度ではありますが、他のゴジラに比べて足の指の先のツメ部分がやや上に向いている(地面に接していない)ゴジラですから、それも多少は影響あります。
 分割して別パーツで作ると当然販売価格が上がるのでそれもしたくありません。いかにしわやたるみの表現で簡略しつつも足首を太く見せないように調整しました。両足パーツとも抜けるのがギリギリでした。
 それと、初代ゴジラの足の特徴の一つに後ろ部分、かかとの位置やや上に突起というほどではありませんが、ぽこっと突き出た部分が左右両方にあります。知らない方は多いようです。これもしっかり付けたかったのですが、成型時に抜けなくなる原因の一つになってしまうのでやや小さめになってしまいました。やむを得なかった所です。

 背びれは上から2番目と3番目が開いている状態になるように造形しました。これは「見聞録」に理由を書いたように、中島2号スーツ初ゴジの特徴ですから。おかげで成型時の抜きはギリギリ、もしくは一部分に多少不良が出てしまう程でした(涙)。

 他のゴジラであればこれまで作ってきたように、角度を付けたり波打って動きのあるように作ってきた尻尾ですが、初代ゴジラはそう言った動きはありません。常に引きずっていたイメージですので、尻尾はまっすぐにしています。

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