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瓦礫ベース
今日は「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」のどちらにも付属していた瓦礫ベースについて。
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▲左「ギドラ撃退バージョン」付属の瓦礫ベース。右が「電撃拘束バージョン」のもの。
形状は同じですが、塗装が微妙に違います。
■尻尾を浮かせるために!
以前にも書きましたように、どちらの商品にも川北紘一特技監督のアイディアによる直径約3cmの瓦礫ベースがつきます。詳細やいきさつは発売時の告知や「こだわり」をご覧下さい。(ちなみに以前発売した「ビオゴジ サイキックバージョン2」には同サイズの岩石ベースがつきました。)
これを尻尾の下に置く事で、尻尾を浮かせて姿勢をやや前向きにしてみるとより平成ゴジラらしいポーズができます。
「ゴジラは尻尾が浮いてなきゃな!」何度か監督に直接言われた言葉です。
おっしゃる通り尻尾は浮いていた方が、動きが感じられるし、(作品やシーンにもよりますが)少し前傾の方がカッコ良く感じます。
劇中のゴジラはいずれも尻尾は操演で動かされ、戦いの最中でも歩いている時もほとんど動きがあります。この浮いている状態をソフビフィギュアでオプションなしで作るのは難しいものです。ゴジラの尻尾はいずれも長いので、重心がどうしても後ろになりがちです。
各社で見られるレトロタイプソフビのようなディフォルメであれば尻尾が極端に短いので、尻尾が地に着かなくても立たせる事はできるでしょう。が、ディフォルメとはいえGメモリーズセレクションでは「ゴジラの尻尾は長くなきゃ!」と思っているので、実際の劇中スーツの比率に比べれば短いものの、全体的なバランスを壊さない程度に長くしたいと考えています。ですからこれまで発売してきた弊社のゴジラたち全ては、かなり前傾姿勢にしなくては尻尾を浮かせて立たせられないのです。
ソフビの形状、重心を考えるとかなり難しい所ですが、いつかオプションなしでも長いゴジラの尻尾を浮かせられる方法を探って作ってみたいと思う今日この頃です。
前に「ビオゴジ」用に作った岩石ベースもそうですし(「大戦争ゴジラ」のX星ベース、「キングギドラ」の隕石ベース等も)、こういうものは意外と原型制作が楽しいものでした。制作時間は短いものですが、たまにこういった小さいものを作るのも気分転換になります。