Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その239

2011年06月11日 | 制作裏話


Part.3 完成してみて

 今日は「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」ができてから思う事について。



■敵の攻撃を受けたゴジラの表現
 黒成型のクリアにライトブルーのモールを入れる事はある意味冒険でした。色のテイストが違いすぎる事で、ゴジラらしくならないのではないかという懸念がありました。
 多分いけるだろうでサンプルを出していただき、モールを入れてみた時は思わず「いいじゃん!」と思いました。
 その前までは多少なりとも不安はあったので、モチーフとなったシーンの状況と見比べても、ゴジラの体内に青白く光る電流が流れているイメージは表現できたものと思っています。同様にラメも細かな火花の表現に近くなっていると思うのですが、皆さんいかがだったでしょうか。こういう展開のものはある意味「カッコかわいい」ディフォルメだからこそできたと思っております。

 この「電撃拘束バージョン」のように、これまでも敵(共演怪獣や人類側)の攻撃を受けた時のゴジラの表現をいくつかカラーバリエーションで展開してきたのですが、これはまたひと味違う配色の表現ができたと思いますし、作っていて楽しい商品でした。今後もこういった敵の攻撃を受けた時のゴジラの展開もあると思います。その時はこの「電撃拘束バージョン」に負けない配色のアイディアで挑戦してみたいと思います。

 余談ですが、この商品で実は一番悩んだのがバージョンのネーミング。「メカキングギドラ戦バージョン」(ちょっと言いにくい)、「新宿決戦バージョン」(前にミレゴジで使ったので間違えやすい)、「都庁前最終決戦バージョン」(バス停前みたい)、「捕獲装置電流放電攻撃バージョン」(漢字多過ぎ)……といろいろ悩みました。私の中では「電気びりびりしびれちゃったバージョン」なのですが、そうもいきません。「電撃拘束バージョン」に決定したのは申請直前ギリギリでした。

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