Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

メカゴジラのこだわり その2

2011年02月25日 | 新作商品情報


Part.2 造形のディフォルメについて(1)

 新規造形第一弾の商品ですので、今日から「メカゴジラ」の造形そのもののこだわりについて書きます。まずはディフォルメとしての「メカゴジラ」について。


▲写真は原型です。

■Gメモリーズならではのディフォルメ
 これまで初代メカゴジラは、数多くのソフビメーカーさんから塗装済み完成品のソフビとして発売されてきたキャラクターです。ほとんどがレトロタイプと呼ばれるものに含まれてしまうと思いますが、元が細部に渡って複雑な形状部分があるために、簡略化されていたり、省略されているものは少なくはありません。
 それでもレトロテイストの中で、キャラクターの特徴を捉えているものが多く見受けられます。中にはディフォルメでありながらも頭身が実物とさほど変わらないものもある上、造形的クオリティの高い商品もいくつかあります。発売されているメーカーさんの数が多い事からも人気がある事がよくわかります。
 今、弊社から発売するという事はかなり後発ですので、同じテイストで造形・制作する事はあまり意味はありません。
「カッコかわいく」というGメモリーズセレクションのディフォルメテーマをさらに強調する事で、これまでにないイメージのディフォルメ「メカゴジラ」にすべく造形してみました。
 もちろんアレンジしながらも本物に似ている事はいつものように大前提です。その中でのディフォルメです。

 実際のメカゴジラはほぼ8頭身なのですが、弊社商品の場合は約5頭身にディフォルメしているものです。
 これまで発売してきた弊社商品のゴジラたちと並べて違和感のないサイズとテイストを維持するためですが、各パーツ、細かく造形されている立体部分等は、全体的にぎゅっと縮めた感じで作りました。
 ただし大きな特徴である部分だけは逆により強調すべくあえて縮める部分を抑えたり、目立つようにアレンジしたりしています。
 ゴジラと違い、細部のラインがはっきりしているメカもののため、そのバランスは見ていただければすぐにわかっていただけるものと思います。書籍やムック本等に掲載されている実物と比べていただければ一目瞭然です。
 つまり単に頭身を変えて縮めたディフォルメではなく、パーツや細部毎に縮めるパーセンテージを変えてアレンジを加えたディフォルメにしているのです。
 これらは「カッコよさ」と同じぐらい「かわいさ」を絶対的に重視するためです。
 これまで発売してきた弊社のゴジラ達でも同様のアレンジはしていますが、今回の「メカゴジラ」は最もそのアレンジを極端にした商品と言っても良いでしょう。
 かわいくなければGメモリーズセレクションじゃありませんから。