Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

メカゴジラのこだわり その1

2011年02月24日 | 新作商品情報


Part.1 発売の理由

 今日から3月1日発売予定の「メカゴジラ スタンダードカラー」についての詳細、こだわった所等を聞いていきます。購入の際のご検討の参考にして下されば幸いです。
 まずは制作・発売の理由、きっかけについて。




■3つめの対戦怪獣キャラクター
 今回の初代メカゴジラは、お客様方からの発売リクエストをかなり前からいただいていたキャラクターです。
 おそらくですが、日頃弊社商品をお求めいただいているお客様達で一番多いと思われるのが40代前半から後半にかけての方々。この世代というのは、初めて見た、もしくは夢中になった時期がそれぞれ違えど多くが「チャンピオンまつり」世代と言っても良いでしょう。
 つまり1960年代後半から1970年代のゴジラ映画をきっかけにゴジラファンになったと思われる方達であると思われます。
 そんな方々にとって、子供の頃のリアルタイムで見ていた当時のゴジラ映画に登場した怪獣達は思い入れが深い事でしょう。
 中でも「メカゴジラ」「メカゴジラ2」は、昭和シリーズのラストを飾るだけではなく、敵怪獣としての代表的なキャラクターである事は言う間でもありません。現在でも人気があるのは皆さんご承知の通りですし、リクエストを下さるのも頷けます。
 弊社にとっても大事な中心世代の皆様が好きなキャラですから、作らないわけにはいかないでしょう。
 意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Gメモリーズセレクションにとっては初の70年代キャラクターでもあります。

 Gメモリーズセレクションはゴジラ中心です。これまで発売してきた「キングギドラ」や「モスラ幼虫」はあくまで対戦するゴジラありきで企画を考えてきました。今回の「メカゴジラ」も同様です。
 弊社としてもゴジラ商品を作る上では、対戦怪獣として欠かせない存在である事は初期から考えていた事ですが、なにしろロボット怪獣ですから、これまで作ってきたゴジラ達とは作り方が大きく変わる事は予想しており、形にするまでの模索を繰り返していました。

 企画自体は3年以上前からスタートしていました。初の敵怪獣商品として2008年に「キングギドラ」を発売したのですが、その企画、原型制作は2007年後半からです。その時同時進行で「メカゴジラ」の原型も実はスタートしていました。
 その時、形になったのは「キングギドラ」だけですが、現在に至るまで「メカゴジラ」は少し作って中断の繰り返しでした。中断と言ってもスケジュールの都合だけが理由ではありません。ロボットという事で、制作材料を変えたり造形の仕方を変えたりしての未経験部分による技術不足等も理由の一つです。ですから中断後、再開してもそれまで作ってきたものを破棄してのやり直しの繰り返しがほとんどです。
 何度も心が折れかかり、あきらめる事も何度か考えながらも、原型完成までに3年弱の時間をかけてしまいました。クオリティのための練りに練った3年ではなく、模索・中断・やり直しのための3年でした。
 いつものゴジラ達に比べれば、未熟な点も多々感じられるかもしれませんが、その分思い入れもたっぷり込めた商品になったと思っております。