Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

初代メカゴジラについて その1

2011年02月21日 | 羽沢組的怪獣見聞録


メカゴジラあれこれ

 3月発売予定の「メカゴジラ スタンダードカラー」を前に、いくつかメカゴジラについて調べてみた事、思う事を書きます。


▲スケッチしてみたものに色をつけてみました。

 メカゴジラはゴジラのライバルキャラクターとして、キングギドラやモスラと並ぶ知名度である事は言うまでもありません。
 皆さんがご承知の通り、「メカゴジラ」と呼称されるものは複数存在します。

メカゴジラ……『ゴジラ対メカゴジラ』(1974)に登場。ブラックホール第三惑星人が侵略のために生み出したたロボット怪獣として現れる。
メカゴジラ2……『メカゴジラの逆襲』(1975)に登場。初代を改造したものとして設定。似てはいるが劇中スーツの造形は各部に渡って大幅に変えられている。
メカゴジラ……『ゴジラVSメカゴジラ』(1993)に登場。前作登場のメカキングギドラのテクノロジーを解明してのG対策センターが送り出した対ゴジラ兵器として登場。旧2体とは全く別物と言えるデザイン。
ハイパーメカゴジラ……同作品登場。形状の違いはメカゴジラ(93)の後部に巨大戦闘機ガルーダが合体したもの。攻撃力や機動性をアップさせた。
3式機龍……『ゴジラ×メカゴジラ』(2002)に登場。対ゴジラ兵器として開発された初代ゴジラの骨を組み込んだ生体ロボット。「メカゴジラ」という名は正式名称ではなく通称的に非関係者が主に使用していると思われる。バックユニットを外せば「機動型」。
3式機龍(改)……『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003)に登場。前作で損傷した部分を修復したもので、形状では胸や腕等一部に変化が見られる。前作とは形状が大きく異なるバックユニットを外して同じく「機動型」として活動。

 今回弊社が発売するものは、初代「メカゴジラ」です。
 メカゴジラは当然ゴジラがモチーフとなったロボットなだけに、ある意味最初の「ゴジラ対ゴジラ」を実現させたキャラクターと言えます。(他に『ゴジラ対メカゴジラ』ではメカゴジラが化けた「偽ゴジラ」も登場しているので、それをより印象付ける効果になったと言えるでしょう。)
 また、ストーリー的にもゴジラより主点が置かれている事を思えば、映画の中ではむしろゴジラより主役と言われても過言ではないかもしれません。それだけに初公開当時をリアルタイムで劇場で見られた当時の子供達にとっては印象の強いキャラクターであると言えます。

 余談ですが、スーツ制作時に武器や性能等の説明のためのラフな設計図を川北監督も実は書かれていたそうです。パンフレットや資料、数多くのムック本等に描かれている線画のイラストがありますが、それの元となったものらしいのです。今はそれがどこにあるのか不明で、未だ世に出ていません。一度見てみたいものです。

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