Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「エリアGバージョン」のこだわり その2

2010年04月20日 | 新作商品情報


成型色とラメ&モールについて

▲首からお腹にかけてモールが入っているのがわかります?
ぜひ実物をご覧いただいてご確認下さい。
ちなみに弊社の「ファイナルゴジラ」は上に向かって吠えているイメージの造形です。
ですから正面から撮影すると顔がちゃんと見えません。


■こだわった配色のバランス
 今回の「エリアGバージョン」は、氷の中で眠るゴジラがテーマですので、冷たく静かに時を待っているゴジラを表現するために配色を考えました。

 氷の中のゴジラといえば、弊社では昨年「キンゴジ 氷山出現バージョン」(完売)を発売しました。これはクリアライトブルーの成型色で作ったものでしたが、今回も同様にクリア(半透明)の成型色です。が、色は一般的な青に近いクリアブルーにしています。この商品のために業者の方に作っていただいた色です。「キンゴジ」の時のような明るいライトブルーでは、ドーム型のエリアGの建造物の深く冷たい氷の下で眠っている様子には合わないためです。「キンゴジ」の時よりも重い印象にしたかったのです。

 冷たさを表現するために、成型の中にはグリーンとシルバーの細かいラメを入れました。この細かいラメで冷たさだけではなく、独特の綺麗さも見られますのでその辺はテーマを抜きにしても楽しんでいただきたいと思います。弊社のディフォルメゴジラの造形では、起きているゴジラでしたら大きめのラメの方が合いますが、静かにじっとしているゴジラですので細かいラメにしています。
 またこれらだけではやや軽さがありますので、もっと深みや重みを表現すべく、内部にはキラキラのモールを内蔵しました。入っている色は金のモールです。
 クリアブルーなので、シルバーやブルーのモールの方が合うと思われますが、マッチし過ぎてラメに負けてしまい、モールを入れる意味がなく重みが感じられません。あえて相反する色である金のモールを入れる事で重さを感じていただけると思います。
 全体の色的には一見するとモールが入っている事に気がつかれないかもしれませんが、これがあるかないかでかなり重みとしての印象が違うのです。入っていないとかなりライトなブルーのソフビゴジラになります。物足りなさも感じてしまいます。
 成型色、ラメ、そしてモールとのバランス。今回の一番のこだわりと言えるでしょう。

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