江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

「市民活動を考える」講演会

2007-08-28 | Weblog
27日夜は、恵庭市におじゃまし、「市民活動を考える」講演会を
聴いてきました。
東京大学名誉教授・大森彌(わたる)さんが、
「元気なまちづくりを目指して」と題し、
お話しされました。

幾多にわたるエピソード、聴衆の笑いを誘い、
けれども、本質的なお話で、
1時間半があっという間に過ぎてしまいました。

このご講演の中から、少しご紹介します。

京都のある市に住む金物屋のおかみさん。
生まれたまちで金物屋さんを引き継ぎましたが、
金物屋がいやだ、このまちが嫌だ、
同じ事ばかりで面白くない・・・
という毎日が続いていました。
この理由を考え続けました。
「なぜ、面白くないのか? 嫌なのか?」

自分は、このまちと関わりを持っていたのか・・・
・・・私は、このまちの広報すら読んでいない、
ということに気がついたのです。

それから広報を読み始めました。
そして、掲載されているイベントなどに出かけ、
少しずつまちと「つながり」を持つことができるように
なりました。

シャッターが閉まっている商店街。
「おかみさん会」をつくり、シャッターを開けました。

こうして、自分が変わり、まちも変わってきたそうです。
そこで、

他の人と一緒にやると、もっとできる!・・・
人と組むことで、「力」になることを学んだそうです。
今では、NPO法人の理事長をなさっています。


最後に、「協働」について、
大森先生がおっしゃっていました。
これまでタテのつながりのなかで
仕事をしてきた市役所職員さんたちが、
そこに住んでいる人たちと
ヨコのつながり、対話をしていけるかどうかが、
今後のまちの鍵だと。

タテからヨコの連携へ
みなさんは、どのようにお感じでしょうか?