江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

③ 熊本県宇城市

2008-11-30 | Weblog
<3> 熊本県宇城市 
http://www.city.uki.kumamoto.jp/cgi-bin/odb-get.exe?wit_template=AM040001

宇城市借上型市営住宅整備事業

① 背景
宇城市は平成17年1月、5町が合併してできた市です。
市内48団地、1,265戸の市営住宅があります。
旧豊野町で整備していた団地計画が、財政的理由で延期になっていました。
豊野小学校の児童数減少の歯止めと若者世帯の定住化促進対策実現を目指して、
市営住宅建設をすることにしました。
(12歳以下のお子さんが入る世帯との入居条件あり)

② 概要
民間事業者等が建設した住宅を市が借り上げて市営住宅として使用。
従来の方式よりも 今回の準PFI方式の方が、約4,500万円安くなった
結果になりました。

③ 施設概要
戸数:16戸
戸当たり借り上げ料:2LDK55,000円、3LDK60,000円

④ 事業者負担
建設工事費・建物20年間の維持管理費・不動産取得税・固定資産税・
火災保険料・金利・そのほか(設計料・工事監理料・各種申請手数料など)

⑤ 市負担
建物の維持管理(入居者の入退去に伴う内装など)

※借り上げ期間終了と同時に物件を市へ無償で譲渡し、
市は引き続き市営住宅として管理する。
※借上期間中の土地は、無償貸与とする。

⑥ 市のメリットとして、
総事業費および初期投資が軽減され、
長期間の借り上げによって財政支出の平準化が図られる。など

⑦ 事業者のメリットとして、
土地の取得を伴わずに、新しいビジネスチャンスが生まれたり、
秋やリスクがなく安定した収入が得られる。など

現在、江別市において、平成20年度内完成に向け、
[住宅マスタープラン]が策定中です。
市内にある新栄団地やあけぼの団地・・・をはじめとして
市営団地は老朽化が進んでいます。
今後、どのように修繕・改築を進めていくのか課題となっています。
上江別地域に市営住宅をつくる、という素案もあがっています。

市営住宅を築いていくには、さまざまな手法があります。
宇城市の方法も一つの参考となります。

住宅には、足となる交通網が必要です。
子育てに必要な環境づくりも必要です。
総合的に住宅環境を整える方法を今後、模索していきたいと考えます。

② 福岡県福岡市

2008-11-29 | Weblog
<2> 福岡県福岡市 http://www.city.fukuoka.lg.jp/index.html
 家庭教育支援事業とこども未来基金事業など

① 家庭教育支援事業 親に対する教育支援 主な事業
http://www.city.fukuoka.lg.jp/kyouiku/katei/index.html

・小学校入学説明会時の学習会開催
 ⇒小学校からの要望に応じて校長OBなどの講演も
・課題を抱えた子どもの親の学習・交流事業
 ⇒不登校の子どもを抱えた子育ての悩みなどを共有
  毎月一回、6回講座。参加者を増やす方策をさらに模索中
・学習支援事業
 ⇒講演会開催のほか
  企業に対する家庭教育に関する学習会への講師派遣も行う(実績1社)
・PTA-家庭の教育力向上事業
 ⇒生活習慣確立に向けた校区での取り組み
  早寝・早起き・朝ごはん運動
  ノーゲームデーの取り組み
  あいさつ運動
  ノーテレビデーの取り組み

② 福岡市こども未来基金
 平成17年4月設置、当初積立額10億円、利子を子ども施策に活用する。
 もともと積立10億円は福岡市地域福祉活動振興基金から利用。
 こども未来基金への寄付は税制上の優遇措置が受けられる。
 毎年寄付金が300万円ほどだそうです。
 今後アピールを広げていくことが課題だとのこと。
 ちなみに現在、ふるさと納税で、選択肢として「こども未来基金」を選択可能。
 こども未来基金は、「子どもプラザ」など幾種かの事業へ利用している。

※子どもプラザ とは
乳幼児の親子がいつでも気軽に訪れ、自由に遊ぶことのできる拠点。
開館時間は10~16時。
福岡市では、7か所にあります。自宅そばの通いやすい場所にあると好評。
読み聞かせやベビーマッサージ、食行く、メディアとのかかわり方などの講座も開催。
西南学院大学の敷地内にあるプラザもあり、大学教員による専門講座、
外国人親子への対応、学生ボランティアの活用もあるとのこと。

江別市もさらに子育てしやすいまちづくりをしていくために、
どのようなことができるのか、さらに勉強してまいります。


① 佐賀県伊万里市

2008-11-28 | Weblog
11月24日~26日まで、行政視察で九州3市を訪れました。
今日から三回シリーズで、調査してきた概要をご紹介します。
今回は、私自身、非常に弱い分野ですので、
まさに素人感覚で見聞きしてまいりました。

<1> 佐賀県伊万里市 http://www.city.imari.saga.jp/
 障害者の就労支援事業について~全国初!特定信書便事業

江別市でも毎年、精神障がい者の交通費助成の陳情や請願が提出されています。
障がいを持った方々の支援には、さまざまな方法があると考えます。
行政が、就労場所の確保や支援を進めるということは必要で根幹をなすべきこと、
大事なことだと私は考えます。
その参考にさせていただくために現場を訪れました。

①概要
・市役所→出張所や公民館や市内各区への文書(連絡文書・回覧文書・チラシ等)を送付する方法を模索。
・平成15年「民間事業者による信書の送達に関する法律」が施行。
・・・信書便事業の事業許可が可能となった。
・NPO法人「小麦の家」が入札参加資格である「特定信書便事業の許可」を取得。
・市は障がい者の方の地域活動支援センターであるNPO法人「小麦の家」に委託
(平成19年度~)

②事業内容
・市役所→伊万里市郵便局、市民図書館、区長及び公民館、出張所への公文書送付
・指導員1名、スタッフ2名の3名体制で、市内をまわる。(年間245日)
・年間委託料 約248万円 これまでより10万円ほど安くなっている。

■NPO法人「小麦の家」とは・・・
平成5年、知的障がい児を持つ保護者が、
子どもの将来を考え、楽しく働くことのできる場をつくりたいとの強い願いと取り組み開始。
クッキーやパウンドケーキなどの製造・販売の許可を受け、開始。
現在も、市役所や公的施設、市内企業などへの訪問販売も行っている。
通所者施設となっており、現在利用者16名(精神障がい1名・身体障がい1名含む、重度の方は10名)。
本事業には、16名全員が携わっている。

③事業効果
・一般事業者でもまだ少ない資格取得により、
今後の施設運営基本方針「スキルアップこど所得向上」の意識を高めた。
・実際に、利用者が社会の方々と触れ合うことにより、
今までのクッキー販売など以上に楽しく仕事をできるようになったと。
市民の周知も広がっている。
・NPO法人「小麦の家」利用者の給料が約80%アップ。
これまでは月額10000円→17600円(平成20年度実績)へ。
・全国1800自治体がありますが、どの自治体でも適用できる事業。
先駆的な一歩を踏み、その輪が広がっている。
実際に、熊本市は平成20年度から開始。佐賀県内の特定信書事業者9団体あり、着実に広がっている。

④工夫したところ・課題ほか
・特定信書便事業の事業許可取得に当たっては、申請手続きが難題。
しかし、九州総合通信局の親切丁寧な指導で、スムーズに進んだ。
・そもそも情報広報課からの発信で始まった事業であるが、
福祉課との実動連携をしっかり組んで、進めることができた。


市役所の担当者のお話、NPO法人「小麦の家」のお話をともにお聴きできました。
行政もNPO法人「小麦の家」も初めての事業だったようですが、
みなが挑戦する非常に前向きな姿勢で一つの事業を成し遂げたような、
お話をお聴きしていて、非常にすがすがしく感じました。
互いに喜びを分かち合えるWIN-WINの関係が築けているようです。

鹿児島の

2008-11-13 | Weblog
知覧と鹿屋に行く機会がありました。

初めての場所です。

知覧では、特攻平和会館を訪れ、
当時の様子、遺書などを見ました。

鹿屋では、海上自衛隊鹿屋航空基地内にある
鹿屋基地史料館を訪れました。

今回、歴史を少しでも身近に感じ
学びたい一心で、足を運んだわけですが、
これからの日本のありようを考える、
自分がどのように生きていくかを
考える 大事な機会となりました。

先人たちの礎のもと、いまがある。
そのことに感謝し、そして これから。
生かされた私たちが、どのように 
歩んでいくか とても大事な時期に
なっていると思っています。

上映会、迫る!

2008-11-11 | Weblog
今朝の北海道新聞・江別版にも掲載されていました。

映画『早咲きの花』が江別で上映されます。
これは、北海道初上映作品です!

「ぼくらの七日間戦争」
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/sevendayswar/
や「ほたるの星」
http://www.hotarunohoshi.com/
の監督である菅原浩志監督の作品です。

『早咲きの花』は、浅丘ルリ子さん主演の映画です。
失明を宣告されたカメラマン。
光を失う前にさまざまな思い出が交錯する
ふるさとの様子を収めたいと・・・帰郷します。
いのちの大切さを 感じ考える 作品です。
http://www.hayazaki.com/

■早咲きの花 一日限りの上映会■
・ひにち:11月13日(木) 
・時間:①14時 ②19時(開場各回30分前より)
・上映劇場:江別市民会館 (大ホール)
・前売りチケット情報:
 大人1000円 高校生700円 小人・小中学生500円
※菅原監督による舞台挨拶もあります。

前売りチケット取扱所:
 江別市民会館 ℡ 011-383-6446
 4プラプレイガイド 札幌市中央区南1西4 ℡ 011-251-5574

満たされている人は動かない。

2008-11-03 | Weblog
植松努さん(植松電機・赤平市)と、
永田 晴紀氏(北大大学院教授)の
講演会に行ってきました。

植松さんは、私が所属する
NPO法人読書普及協会の会員で、
この一年間、協会主催で、
全国11か所において講演会を
してきたそうです。

これまでは、植松さんの夢を持とう、
思うは招く、大好きなことをやっていこう、
という話をお聴きし、
ふむふむなるほど、と私自身思っていました。

しかし、今回は、これまでとは違う
場面の話をお聴きできました。
学生時代の屈辱、
社会人になってからの自信喪失。
経験の裏付けのもとの話に興味津津。
自慢・否定・卑下は、
自信のないことの証明だともおしゃいます。
こういった数々の背景があるからこそ、
いまのように、宇宙開発にあきらめずに
挑戦しているかと思います。

自身の性格をこうおっしゃいます。
悪い状況が想像つく、臆病、悔しいから、
だからこそ、準備周到にすると。

彼は、思えば叶うというけれど、
そのためには、きっちり準備を
しなければならない、とおっしゃいます。
当然のことです。
精神論で夢が叶うわけではなく、
夢を持ったら、その夢実現のために、
おのずと行動に移すわけです。

植松さんも永田先生も、おっしゃいます。
「現状に満たされている人は動かない。
悔しさとかの負のエネルギーで動かされる人が
満たされていない人。
こういう人たちが動いている。そして
新しい価値を見出しているのではないか」

こうやったらできるんじゃないだろうか、
工夫していこうとするのは、
満たされていない人。改良したいから
動く・・・・物事はシンプルなんだと思いました。

私自身、悔しさを人一倍感じる気質。
それが今まで自分を突き動かしてきています。

植松さん、永田先生のお話は、私にさらに
顔晴りなさいと、背中を押していただいているように
思えました。ありがとうございます。

自然の一部

2008-11-02 | Weblog
7月末に、ロングランだった富良野塾公演
『ニングル』最終公演を見に行ってきました。

昨日たまたま見たテレビ番組で、
作家・演出家の倉本聰さんが『ニングル』に
ついて語っているのを拝見しました。

アイヌの方々や世界の先住民族の方々から
氣付かされ、学んだことが、作品に
現われています。

「(人間は)自然の利子の一部を
遣わせてもらっている。
しかし、いまは、
自然という[元金]に手をつけている」
ということを聴いて、
人間は自然の一部。
自然に住まわせていただいている。
その自然の「利子」を遣わせて
もらっているという言葉を聴いて
ハッとしました。なるほどと思いました。
そして、いまでは、
そこに歯止めが利かないのか、
「元金」にまで手を出している・・・。

「自然は子孫からの借りもの」
自分の子供や孫だけではなく、
広く人間の子孫たち、
私たちのあとの世代がこれから使うこの自然。
ここをいま、私たちはお借りしているという発想。
だからこそ、借りているものだから、
よりよい状態でお返ししなければならない。
まさにおっしゃる通りだと思います。

広い視野で物事をとらえ、
人間生かされている意味を
考えていこうと、
昨日のテレビを見ながら思いました。

倉本さんは、もともとゴルフ場だったところを
森に再生しようと
毎年木を植え続けています。
森が蘇るまでに50年以上はかかると。

森の中に入ったり、
川のせせらぎを聴くと
ほっとすることがありませんか?
人間は自然の一部、
自然のありがたみを改めて感じた
11月始まりでした。

あの赤平の星、日本の星のお話をぜひ。

2008-11-01 | Weblog
『人にはすごい可能性がある』
これは、脳科学者の茂木健一郎氏だけではなく、
さまざまな分野の方々がおっしゃっています。

この可能性を広げ、自分らしい生き方ができる。
これは素晴らしいチャンスであると、私は考えます。

明日ですが、
私が所属するNPO法人読書普及協会チーム主催の講演会
があります。

第31回 札幌ほんのすすめ 【植松 努氏 講演会】
『小さな会社の大きな挑戦』   
■講師 植松 努氏  
 ゲスト 北大教授 永田 晴紀氏
■日時 11月2日(日)
 13時開場13時半開演 16時半終了予定
■会場 ウエルシティ札幌 厚生年金会館3F瑞雪の間
(札幌市中央区北1西12)
■参加費 講演会2000円(中学生以下無料)

※プロフィール
【植松努氏】1966年芦別市生まれ。
1989年北見工業大学卒業後、
大手航空機メーカーの系列企業で
宇宙開発に携わった後、
1994年に退社し実家の植松電機へ。
同社をショベル用電磁石のトップメーカーに育てる。
また北海道工業大学などの人工衛星開発の協力や
CAMUIロケットの製作を担い、
少年時代から思い描いてきた宇宙開発の夢を叶えている。

【永田晴紀氏】1965年奈良県生まれ。
東京大学大学院終了後、
宇宙関連メーカー勤務を経て
1996年北海道大学に着任し
ハイブリットロケット開発に着手する。
2003年に無火薬式CAMUI型ハイブリットロケットの
打ち上げ実験に成功。
2004年以降、植松氏の協力により技術開発と
製作の両輪がそろい、実用化へ向けての実験が
テンポよく進み始めた。

http://www.yomou.com/event_detail.html?eventguideid=3361
読書普及協会では、
<2008植松努 全国講演>を主催し、
今回はそのファイナル講演!です