江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

柔軟な発想

2008-01-31 | Weblog
週末にとあるイベントのお手伝いをする予定でした。
参加者は全体で40数名。
私は知人友人に声をかけ、10数名が参加を表明して
くださいました。

事情があり、イベント会場が使えなくなりました。
見学もできなくなりました。

・・・非常に残念。
来ていただく予定だった方々に申し訳がない。
これまで続けてきた話し合いの集大成の場がなくなった。

参加表明していただいた友人知人に
謝罪をしました。イベントができなくなったと。
そこで、一人の方からこんなアイデアが・・・。

イベントの趣旨は、江別のまちづくり。
「楽しみにしていました。休みもとりました。
来ることができる人だけでも、
場所を変えて集まることはできないでしょうか
集まることによって、知らない者同士で会う機会になれば、
活性化の一つになるんでは・・・?」
・・・私は、中止→謝罪という構図で頭が広がっていました。
みなさん忙しいと勝手に解釈して、
他の用事の合間を縫って、来ていただくんだろうと。
だから、すぐに謝罪をしなければ、と。
そこには柔軟な発想はなく。
ひょっとしたら、チャンスだったのかも知れません。
・・・新しい出逢いの・・・。

イベントは、今回中止になりましたが、
次回開催は未定です。
戴いた声を主催者に伝えようと思います。

ピンチをチャンスに切り替えるのは、
柔軟な発想、だと改めて気がつきました。

地方が拓く 日本の未来

2008-01-30 | Weblog
と題した平成20年 新春経済講演会(江別商工会議所主催)の
慶應義塾大学教授(前宮城県知事)浅野史郎さん講演。

歯切れ良い、明快な言葉に内容に、1時間半があっという間でした。
お聴きできて、気持ちをしっかり持つ機会を戴きました。
印象に残った点を書きます。

年金問題をはじめ、さまざまな問題が取りざたされています。
・・・これは、官僚制によるもの・・・。
官僚制の問題の原因の一つは、無謬性。
無謬性というのは、かつて学生時代に行政学で
学んだことがあります。誤りがない!ということ。
官僚がやることには誤りがない、この認識が誤り。
人間がやるのだから誤りは「ある」。だからどうする?
「ある」という事実を明らかにすることがまず大前提。
そのための危機管理だと。

もう一つの原因として、密室性。
複雑な制度・しくみを前に、知ることを諦めてしまう・・・。
そうすると、透明化されないまま、進んで行く。
気がついたときは・・・。

こうならないために、「情報公開」の徹底が必要です。
浅野さんは、「情報公開」と「広報」の違いをわかりやすく
述べていらっしゃいました。
「広報」は、見せたいものを見せる。
「情報公開」は、見せたくないものも見せる。だと。
・・・市民「協働」とは、聞き慣れた言葉になってしまいましたが、
その大前提は、住民への「情報公開」であること!
これは、当然ではありませんか。

「地方自治は民主主義の学校」と言われます。
住民のみなさんは、税金を支払っている、ということは、
既に入学金を支払っているのだから、入学してくださいと。
無関心・おまかせ民主主義ではない
「ほんものの民主主義」を実現していきましょうと
お話しされていました。

国に、都道府県に、補助金などを「頂戴!」と
手を出すのではなく、
自分たちの住んでいる地に、今あるスペシャルなものを
自分たちで掘り起こすことが地域興しだと。

浅野さんは、
「よそ者」「変わり者」「女性」を排除しないまちづくりを
していくのがポイント!だとおっしゃっていました。
地域の良さに気づく可能性があるのがこの三者だと!
・・・これをお聴きして、勇気を戴いたのは、
言うまでもありません

江別市自治基本条例(仮称)

2008-01-29 | Weblog
自治基本条例。
自治体の「憲法」という位置づけで、
制定される自治体が増えています。
ニセコ町で「ニセコ町まちづくり基本条例」が
2000年に制定(2005年一部改正)されたのが
発端で、全国的に広がりました。

江別市でも、この制定への動きが進んでいます。
市民協働のまちづくりを進めている江別市。
江別なりの自治の基本理念を、この条例で
明確化する目的があるようです。

江別市ホームページ(企画政策部)に経過が掲載されています。http://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/kikaku/jitikihon/index.html

この条例制定に向けて、
江別市自治基本条例(仮称)制定審査委員会が
昨年設置されました。
学識経験者、自治会関係者、市民活動団体関係者の7名で
構成されています。

昨日、<第3回>委員会を傍聴してきました。
毎月1回のペースで、条例の構成要素の吟味をしています。
委員会録もホームページにアップされていますが、
タイムラグがあります。
もしお時間が許すなら、一緒に傍聴しませんか。
わがまちの「憲法」制定過程にに立ち会うことができます。
私自身、昨日の委員会に参加させていただき、
いろいろ感じる考えることができました。

次回は、2月29日(金)13時半~ 市民会館
私も急用がない限り、傍聴させていただく予定です。

責任

2008-01-28 | Weblog
大阪の府知事が決まりました。
課題山積の大阪船の舵取り役。
当選の感想を聴かれて、
「責任の重さ」を実感したとのお話。

ハッとしました。
昨年4月23日未明のことを思い出しました。
肩書きは違うにせよ、住民の信託を受けたことは同じ。
私の言葉も「責任」の重さを痛感する、というものでした。
そんな感情と実感といい意味での重荷、
やるしかないという気持ちだったこと・・・。
人間は忘れる動物。特に私は酉年の鶏
今朝、で初心を思い出させていただきました。

昨日は、千秋楽。私も珍しく手に汗握りながら
テレビ観戦。
宮崎県知事が、表彰式にやってきた姿は、
「さすが!うまいな」と思ってしまいました。
さすが、宮崎のセールスマンです。

相撲と言えば、私は千代の富士さんが好きでした。
努力に努力を重ねるその姿を見て。
千代の富士さんの言葉を知りました。
「いま強くなる稽古と、3年先に強くなるための稽古と、
両方をしなくちゃならない」
深い重い言葉です。

今週も精いっぱい歩みます。

1月も終盤

2008-01-27 | Weblog
早いもので、2008年が始まってから1カ月が経過。

1月は、新年会合が、公私とも合わせて10回
参加させていただきました。
さまざまな方々とお逢いでき、お話しさせていただく
機会がありました。
お逢いしたみなさん、ありがとうございます。

議員活動のエンジンも、
遅ればせながら、じわじわとかかってきました。
今年は、地に足のついた落ち着いて、冷静に江別を見る
ということをしたいと思います。
そこで、何が必要なのか、何を選択するか・・・。
勉強調査研究は私にとっては土台ですので、
欠かせませんし、そのうえで、
住民にとって必要な、行政にまつわる情報を
開いていく、発信していく、そのお役目を
していきます。

みなさんにとって1月はどんな月でしたか?

2月からは、新しい試みをスタートさせます。
カタチになり次第、来月お知らせします
挑戦(challenge)の機会(chance)を増やし、
そこから選び取る(choose)。
3C精神でまいります。


企画の楽しさ

2008-01-26 | Weblog
昨日は、出版社時代、クライアントだったホテルの
広報担当の方と数年ぶりにお逢いしました。
突然伺ったにもかかわらず、笑顔で迎えていただきました。
今、どのようなご活動をされているのか、
情報発信をなさっているのかを、お聴きしました。
長年のキャリアの積み重ねによって、
「思いがカタチになる」確率が高くなってきた、と
その方はおっしゃいました
話はホテルから、北海道のまちづくりや教育にまで・・・広がり、
私もつい熱く語っておりました・・・
今でも、このようにご縁をいただいた方と
お話しできるということは、ほんとうに幸せです。

その後、友人知人を集めた、異業種交流会を企画実行しました。
生活・仕事環境も違う方々に集まっていただき、情報交換。
そこから新たな出逢い、アイデアが出てきたら、
いいなあと思って、時々企画しています。
私は、出版社時代に、紙媒体の企画編集営業を、
そしてイベントの企画運営をしてきました。
もともと直感を信じて何かを考えたり、組み合わせたり、
楽しいことを考えるのが好きで、ワクワクする気質。
参加者に喜んでいただけたら、尚更ワクワク度が増します。

企画をするときの楽しさは、
実行してカタチになると、喜びに変わります。

さまざまなご縁で、これまで出逢いと経験の場を
戴いてきて、現在の私が存ります。
戴いてばかりではなく、今後は私のできることを
発信・実行していく機会を増やしていきます。

図書館を利用して

2008-01-25 | Weblog
昨日は、久々に情報図書館へ行きました。

夏とは違って、自転車が使えないので、
自宅からはちょっと遠い感じがします。
そこは、理由を作って、図書館へ足を運ぶ。
今年は、この習慣を身につけたいと思います。

みなさんは、よく図書館を利用されますか?
火曜と土曜は、夜19時まで開館、
水曜と木曜は、夜21時まで利用できるのですね。

ですから、仕事帰りに立ち寄ったり、
夕食が終わってから、訪れることも可能です。
本に囲まれた雰囲気は大好きですので、
図書館が近所にあったら、私の場合、
MY「書斎」と化してしまうだろうと
思ってしまいました・・・。

図書の予約もできます。
これは年間6万件あるそうですが、
今ではインターネットでの予約がそのうちの4万件に
あたるそうです。(パスワードなどの手続きが必要)
ほんとに便利になったなと思います。
私も情報図書館http://www.lib.city.ebetsu.hokkaido.jp/や
道立図書館http://www.library.pref.hokkaido.jp/、
その他の図書館の蔵書をよくネットで調べています。

昨年の利用者アンケート(情報図書館調べ)によりますと、
土日の利用が一週間のうちの1/3を占めるようです。
平日の夜の利用時間は、
ゆっくり調べ物をしたり、読書をするには、
いい機会・環境かも知れませんね

人間の関係

2008-01-24 | Weblog
昨日は、地域が同じ、人生の諸先輩の会合に
参加させていただきました。
地域で「顔が見える」おつき合いをし、
支え合うことの大切さを感じました。
ある方から、このようなお話をお聴きしました。
ある出来事をきっかけに、
結婚三十年以上の奥様の、
新しい一面に気づき、感謝している・・・と。
心が和むお話に感激しました。

殺伐とした事件が多く報道されています。
人間の関係が薄らぎ、個人主義に走る傾向が
強く感じる昨今、こういう世の中でいいのか?
と疑問を感じています。
「君子の交は淡きこと水の如し」
のような付き合いをしていきたいものだなと
理想を抱きます。

五木寛之さんの『人間の関係』という
読みました。
人と人の心のつながりが、人が生きていくためには
大事で、基本なのかなと、読んでいて改めて思いました。

私ができることは何だろう。
社会の縮図はまず家族にありき。
家族に対して、どうだろう・・・。
そんなことを振り返りながら、
思わず実家にをしていました。

自分軸

2008-01-23 | Weblog
またまたイチロー選手出演の
(先日放送できなかった部分)を見ました。
ご覧になった方々も多かったのでは?

自己流を貫くためには、
自分が一番自分に対して厳しくなくては
ならない、と話していました。
一つひとつの目標をクリアして、
小さな満足を繰り返し、
そして更なるステップへと繋げていく。

自分軸をしっかり持っているからこそ、
ここまで自己流に徹し、次々と自分の
やりたいことへ突き進んでいける。

スポーツ選手だから、という話では
ないと思うのです。
これはすべての人に共通する話では?

自分が信じたものをとことん信じ、
しかし自分軸だけにこだわるわけでなく
他も受け入れる。けれども、
自分軸に軍配を上げれば、その方向へ
進んでいく。
そしてさらに自分を高めていく・・・。

自分軸って、何でしょう?
日々のことに専心しているうちに、
見えてくるものなのかも知れません。

どのような社会を望みますか。

2008-01-22 | Weblog
昨日は、知人の講演会を聴きに行きました。
札幌の月寒でラーメン店経営をしている方ですが、
「心の塾」という私塾を週1回開校。
お店を開放して、
人間学・哲学・中国古典・成功哲学・経済・・・
北海道を元気にするために、
他人が変える・地域が変えるのではなく、
自らが変わって学ぼうという会です。
私も参加させて戴いておりました。
ご夫妻で手弁当でたゆまず7年にも及ぶその活動には
頭が下がります。

日本を再建するための鍵は教育とおっしゃいます。
今では、若者のジョブトレーニングや、
学校での講演、農業NPOなどにも
携わっていらっしゃいます。
野幌高校でもご講演されたことがあるそうです。

続いて、日本人が望む社会経済システム
-新たな政治的対立軸は何か-というシンポジウムに参加。
パネリストは、
北大山口二郎教授、宮本太郎教授、加藤雅規道新論説委員、
橋本健二武蔵大教授(社会学)。

北海道大学 市民社会民主主義研究プロジェクトが行った
昨年11月の世論調査の結果(1514名より回答)を題材に、
日本人がどのような社会経済システムを望んでいるのかを
分析公表する内容でした。

興味深い調査結果は、
日本人は、小泉前首相の構造改革を経て、今、
アメリカ型の競争原理社会を求めているのは極端に少なく、
むしろ福祉国家の北欧型を求めている。
がしかし、北欧型であれば大きな政府となるのだが、
それは望んでいない、行財政改革の推進を進める中で、
政府は大きくなく、
福祉重視の国家を望んでいる、と大枠で捉えていました。

では、小さな政府で、福祉重視の制度をどのように
社会のしくみに盛り込むのかがポイントです。
そこで、「所得の再分配」の意義を考える必要があります。

どのような社会を創り上げていくのか、
どのような方向性に向かうのか、
私自身、考えを整理をしていきたい大事な視点に
気づかせていただきました。