江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

地域医療を守る会 これまでの経過

2007-08-25 | Weblog
地域医療を守るために、私たちがどのようなことができるのか、
私は「地域医療を守る会」の一員として、考え、提案してきました。

今朝、北海道新聞を見ますと、眼に飛び込んできたのは、
医師不足対策として、
『来年度 医学部定員全国で増やす』というニュースです。
所管厚生労働省主導ではなく、政府からの方針計画です。

地域医療を守る会では、北海道を含め、
地域医療の崩壊は緊急的な政策課題として受け止め、
狭い党派主義に捉えるべきではなく、実現こそが
緊急の課題であったこととして、
これまで、地域医療に関する提言書をまとめ、
送付してきました。
ちなみに本文は、ホームページ「日記」の欄でアップしております。
http://members.goo.ne.jp/home/hayashi-kazuki

7月6日 北海道新聞「私の発言」に原稿送付
7月9日 自民党政務調査会長 中川昭一 様へ送付
同   安倍首相政務秘書官 井上義行 様へ送付
同   北海道知事 高橋はるみ 様へ送付
7月10日 北海道歯科医師会 会長 様へ送付
同   日本助産師会 北海道支部支部長 様へ送付
7月11日 聖路加国際病院名誉院長 日野原重明 様へ送付
7月26日 聖路加国際病院名誉院長 日野原重明 様より激励の葉書到着
8月6日 北海道新聞朝刊に掲載
8月24日 医師不足対策への政府計画
8月25日 北海道新聞に政府計画掲載


今回の政府の方針、地域医療を守る会が提言したことを比較してみます。

■医学部定員■
☆地域医療を守る会提言/各大学10~20名増(特別地域枠)
◎政府計画/各都道府県最大5名、北海道で最大15人増

■奨学金■
☆地域医療を守る会提言/月に30~35万円
◎政府計画/入学金・授業料・生活費の一部を支給

■卒業後■
☆地域医療を守る会提言/
ある一定の期間を設け(例えば20年間)
地域公立病院での勤務継続が最重要条件
◎政府計画/
へき地などの病院や診療科を指定して、
9年間の勤務を義務づける

■卒業後指定期間で勤務できない場合■
☆地域医療を守る会提言/違約金として支払う
◎政府計画/全額返還

■奨学金の費用は■
☆地域医療を守る会提言/自治体
◎政府計画/自治体が全額肩代わり

地域医療を守る会が検討していた時限立法となっています。
政府計画は10年間です。

新聞を見て、嬉しかったです。
地域医療を守る会の提言に近い内容で、政府計画が出ました。
「行動すれば、ことは起こる」
ということをまた一つ学ばせていただきました。

北海道の医師不足、この解決への第一歩が始まったと思っています。
ただ、来年度から始まったとしても、
効果が出るのは、卒業生が出る6年後となります。
その前に、打たなければならない処方が数多くあると考えます。

私が地域医療を守る会として提言した2番目。
歯科医師・助産師などの地域特別医師へ。

さらには、病気にならない心・体づくり、
予防医学の具現化のために、
私たちにできることを模索しながら、
実行への歩みを進めてまいります。


8月23日「合併協議会で思ったこと」の8月24日に書いた私のコメントの中で、
明日(つまり本日25日)のブログに、総務文教委員会での質問内容について
触れる旨書きましたが、本日は、上記のテーマについて触れたため、
後日報告させて戴きます。お願いいたします。