桜が満開の東京。
外濠公園のお花見客を横目に勉強会へ。
道内からは6人ほど参加しており、
知人に奇遇にも会う機会となりました。
道内外の議員との交流もでき、良かったです。
講演会での印象的な内容を記します。
☆基調講演/前我孫子市長・福嶋浩彦さん。
福嶋さんは、市議会議員3期、そして市長を3期
お務めになったそうです。
我孫子市は、江別市と地理的・人口的に非常に
共通点のある市です。
昨年11月11日のブログで掲載しています。
私は個人的に、見本として福嶋さんのなされてきた
制度改革を一つでも参考にし、
江別市で生かしていきたいとは考えています。
■市民自治とは、
①地域において、市民ができることは市民が自らやる
②市民ができないものは、行政が補完する(税金を払って行政にやらせる)
③市民に一番近い市町村(国でも道でもない)が、できることを全部やる
地方分権の意義というのは、行政の権限や財源をできる限り
住民の近いところに置いておき、住民がコントロールしやすくすること
同感です。
■我孫子市の例を紹介していただきました。
基本は選挙、そして日常的な市民の市政への直接参加。
①予算変性過程を公開
新規事業(拡大なども含む)の予算編成後4回の見直しと
市民意見募集・回答・精査を行い、HP上で過程を公表
②聖域にこそ、市民参加。
・補助金 既得権域をなくすため更新性に(11月11日ブログ)
・職員採用 採用審査員5名のうち1名は民間人。
ホテル支配人やデパート人事課、病院事務長など
・市民債など
※4年に一度の選挙に、住民は白紙委任をしているわけではないと
いう考え方に基づき、直接民主制の理念の価値が本来高いことを
承知したうえで、間接民主制を運営を行っていく。
住民に情報を返す作業を一つひとつやっていくのは、
当然のことだと思います。
■二元代表制の自治体議会は、国会とは違う。
総理大臣は与党の中から出る。国会議員を市民が直接投票しているが、
総理大臣に投票はしていない。
一方、自治体の首長も、議員も市民が直接投票をしている。
二元代表制の自治体の議会には「与党」「野党」はない。
与党討議も不要。是々非々を議論する。
自由に議員同士で話をするのが基本だと私は思います。
遠慮をせずに、本来は何が大事かを念頭に、
勇気を持って、話していきたいと思います。
■住民も自治の力を高める
違う意見を受け入れる、異なる利害関係の住民同士が
話し合うことのできることが大事だと。
お互いに納得できる「合意」を創り出すこと。
情報を公開する・開示することがまずなされることだと
思います。
■他自治体議員・市民の方から
・予算と総合計画をリンクさせることを開始
・予算案や議案の修正をしている
・税金の使われ方の審議される予算特別委員会に傍聴者が少ない理由
(市議会の傍聴を長くされている市民の方から)
・予算審議のポイント
個別具体的な例がありましたので、応用する方法を紐解き、
生かしていくつもりです。
■雑感
いつも言っている「情報」を住民の手に渡すこと、
議員同士が公開のうえに話し合いをすること、
今からでもできることがあります。
そのためには、勉強や情報収集が欠かせません。
ある議員から、事業の見直しと予算付けを点検する中で、
塩漬けの土地の話を例に、
早期売却をする方策を考えるよう、進めることの
重要性について、お話がありました。
私はこの半年ほど、塩漬けの土地などの勉強をさせていただいています。
まだまだ勉強中です。
この問題に関わらず、いずれの課題に関しても、
一人で名案が浮かび完結することなどないと思います。
他自治体の様子なども今後含めて情報交換し、
土地については、どのような売却をしていくことができるのか、
可能性を探るためにも、さらに研究していきます。