江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

合併協議会で思ったこと

2007-08-23 | Weblog
22日は、第4回江別市・新篠津村合併協議会に参加のため、
新篠津村まで行ってきました。

江別市と新篠津村が一緒になると言うことは。
両者は福祉・医療・介護・教育・財政・・・
実に数多くの制度やしくみ、施策が異なるので、
そのすりあわせをしていかなければなりません。
この作業が大変ですが、
ここが合併の醍醐味だと私は考えています。

新市では、
江別市の制度を存続(採用)するのか、
新篠津村のしくみを存続(採用)するのか、
両方とも止めてしまうのか、
新しい事業を始めるのか・・・。

昨日の協議内容の中で、このような話がありました。

少子化対策児童養育助成について
これは新篠津村での事業です。
江別市にはこのような事業はありません。
村に在住する0~18歳未満の者を3人以上養育する世帯を基本
(この世帯に属する3人以上の児童のうち、
最年少者が3歳に達していない場合の全児童)に、
児童1人月額5000円助成するというものです。
子どもを産みやすい環境にするために、今後の人材育成のために、
有意義な施策と私は理解しています。

新市になったら、廃止する方向性で進むということでした。
(ただし、合併時の受給者については3年間の経過措置を設ける)

なぜですか?
今後、少子高齢が進む日本で、人材育成のためにも、必要ではありませんか。
どのような吟味・議論をした結果、
この審議結果に行き着いたのでしょうか。

このような内容の質問も出てきました。
新市になって、助成を続けるとしたら、どれくらいかかるのでしょう。
しかし、・・・試算の答えが出てきません・・・。

合併するということは、
各事業について、すりあわせをするということは、
各方面からのシミュレーションをすることだと、私は理解していました。

例えば、財政的な試算をしてみた結果、この事業を継続させるのは難しいとか、
何らかの裏付けが必要がではないでしょうか?

この5000円助成で、子どもが増えたと、効果を数値化することは
なかなかできないと思いますが、
この助成があることによって、
まちへの安心感・信頼感・期待感・愛着・・・「ここに住みたい」という
目には見えない効果があるのでは?と私は期待しています。

江別市・新篠津村の合併において、
基本的に新篠津のいかなる事業があったとしても、
江別市の事業・制度に合わせるのでしょうか。

そうであってもなくても、
両自治体の事業や施策内容をしっかり考えた、十分に話し合った、
その議論の経過、そして理由説明が大事なのではないでしょうか。