江別から笑顔を発信! 林かづきの活動日記

私たちが住む江別のことや、毎日のこと、感じ考えることをわかりやすい言葉で綴ります。

歴史を学ぶということ

2007-08-16 | Weblog
8月15日午前10時より、
江別市戦没者追悼式に出席させていただきました。
これまで、このような追悼式に出席したことはありません。
江別市から葉書が来て、この機会に恵まれました。

今の江別、北海道、日本があるのは、
先人達が築いていらした礎があるからです。
これを改めて、深く心に刻み込んだ日となりました。

夜は、昨日に引き続き、
北大教授の山口先生の講演を聴きに行きました。
戦後日本の総括のお話でした。

山口先生が、
「歴史には主観が入る」
とおっしゃいました。

私は、これまで完璧な歴史観の本や資料を求めていました。
何をどれを読んだら、「ほんとうの歴史を知ることができるのか」
バランスのとれた歴史観を身につけられるのか。
この本や資料を探すのに疲れ、歴史を学ぶことを
実は、放棄していた嫌いがあるかも知れません。

がしかし、山口先生のこの言葉を聞いて、
みなさんさまざまな歴史観を持っている、主観が入るのは、
当然のことなんだと、私なりに理解しました。
すると、結構気持ちがラクになりました。

「独りよがりではない
人に共感される歴史観を持つことが大事」
だというのを、指針にしたいと思います。

さまざまな歴史観、それぞれほんとうの歴史なのでしょう。
それらを見聞きしながら、
自分の中で、歴史観を構築していけるのだと思います。

自分の主張や意見を大切にしながらも、
他者の考え方にも謙虚に耳を傾け、自分の考え方を
検証していく、そのような柔軟さが必要なのかと
思いました。