昨日、夕飯を食いながらタスマニアデビルの生態について解説するNHKの番組を観たのだが、タスマニアデビルには感染するがんの一種があり、その病のせいで絶滅の危機に瀕していることが取り上げられていた。病名はデビル顔面性腫瘍疾患という病気であり、感染したタスマニアデビルの腫瘍細胞をほかの個体が口内の傷口などから取り入れることによって感染を広げるようだ。
オーストラリアはオゾンホールという紫外線を吸収するオゾンが希薄な高空の大気層が薄い領域が時々かかってくるところなので、もしかすると真皮にあって通常紫外線が届かないような領域に存在する末梢神経のシュワン細胞由来であるとされるその腫瘍細胞が現れた引き金である可能性も多少ありえなくもない感じはする。
一昨日、私は原付バイクに乗って非常に長い旅をしてきた。昨日の夜まで手がヒリヒリしており、今では薄く小麦色になった私の肌は相当に紫外線でダメージを受けたと思われる。ビタミンDもできたかもしれないが、食事で十分とっているような気がしないでもないので癌の発生を抑えるために浴びないほうが良かったかもしれない。自分に感染性の癌ができても、私が弱るだけで人に広がっていくなどということはあり得ない気がするのだが、そういうものが出来たら自分で顕微鏡やカメラで観察してレポートでも書きたい。
タスマニアデビルのほかにもイヌの可移植性性器腫瘍という交尾や喧嘩によって感染する腫瘍があるのだが、それの記事を見ているうちに、昔、アフタヌーンという雑誌に載っていた『犬神』という漫画をなぜか思い出してしまった。漫画の内容が実際に発生しうる事態と比べて大げさだがありえなくもないと感じさせる。感染する腫瘍は自然淘汰を通して強くなり、バクテリアやウイルスと連携してさらにその漫画が現実になるぐらい進化してしまうのではないかと私はなんとなく予想している。
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