私は今日からある所で勤務をしているのだが、生まれて初めてメーカーオリジナルのOSを搭載した汎用機というものを触ってしまった。汎用機では黒い画面にオリジナルフォントと思われる漢字を含んだ緑の文字が流れ、COBOLやFORTRANでプログラムが組まれ、周辺機器の磁気テープとか色々が生産がとっくに終わっている1980年代の不審とも思えるぐらいに古い仕様で構築されている。私が知っているLinuxかUNIXが入っていて、リモートデスクトップやXWindowSystemでグラフィカルに操作できる大学においてあったようなものとはだいぶ違っている。当然、ブレードサーバーのような新型のサーバーもあるのだがその旧式のシステムの支配下にある。人を雇って旧式のシステムのコンソールをたたかせてデータを手動でどうにかするのと、従来のデータを巨大磁気テープや多数のハードディスクに全部入れて保管し、自動化を進めるのとでは、どちらの方が私に利益があって、どちらの方が企業にとって賢いのかは最近悩ましい所なのだが、企業はひそかに前者を選んでしまったのかもしれない。いずれエラーを吐き続けるようになってシステム自体がなくなってしまう気がしたが、今まで動いていたということはそれほどエラーがあっても、なんとかなるのだろうと思えてしまう。しかし、エラーを吐くようになると何かいいことがありそうな気がしないでもなかった。