日本オリジナルのもの

　日本オリジナルのものというものは結構ある。ひらがなのような文字、寿司のような食べ物、和服のような衣服、冠婚葬祭や祭日などの習慣などいろいろあるわけだが、今でもほとんどオリジナルであるということは、接触した外部の人間に吸収して受け入れられなかったりした経緯があるわけでオリジナルである特徴をアピールするのは覚えは良いが色々問題が発生しそうだと私は感じている。
　日本でしか基本的に使われない血液型占いの話題を最近書いたわけだが、血液型というのは遺伝的に確かに決定しているもので、そこに性格との関連性があるという第二次世界大戦前の虚構の科学が付加して、いまだに企業にも友人関係にも広く信じられており、ヨーロッパやアメリカの人間から見たらナチスの優生学などの面影をそこに見るわけで、完全に誤った過去の歴史をそのままにする人間たちとして軽蔑の対象になりかねない。
　伝統を大切に思ってきた人物に愛情をもって接っし、それを継承する試みは人間関係の上で重要なことではあるわけだが、昔の人間は殆どのことについて誤解をしており、いまだに人間は何も知らないまま生まれてきて、世界の大部分のことについては答えられないか、間違って答えるのだということを忘れないでもらいたいと私は汎用機を操作しながら考えている