2008年の、ハーバード大学における、
ハリーポッターの作者、J.K. Rolling
同窓・卒業式典での講演から
10回翻訳シリーズ ⑩/10 回目 (5月末より)
⑩I am nearly finished. I have one last hope for you, which is something that I already had at 21. The friends with whom I sat on graduation day have been my friends for life. They are my children’s godparents, the people to whom I’ve been able to turn in times of trouble, people who have been kind enough not to sue me when I took their names for Death Eaters. At our graduation we were bound by enormous affection, by our shared experience of a time that could never come again, and, of course, by the knowledge that we held certain photographic evidence that would be exceptionally valuable if any of us ran for Prime Minister.
この講演は、そろそろ終わりに近づいています。最後にひとつ、希望を言いましょう。私が21歳に時に持てていたものです。その卒業式に一緒に座っていた友人は、私の生涯の友人になりました。今も子どもたちのよい祖父、祖母の役でもあり、私が窮地に陥った時、助けを求めることができるような友人であり、また、ハリーポッターのストーリーの中で、死を食べる怪物に、彼らの名前を勝手に拝借しても、決して私を訴えたりしない、有難い友人たちでした。卒業式典では、私たちは、測り知れない愛情に包まれ、もう二度と分かち合えないような時と経験を一緒にすごしたという気持ちを皆が共有します。そしてもちろん、この中の誰かが総理に立候補でもしたら、この式典での写真は、比類なき価値を持つという共通認識は、やはり一致するところでもあります。
So today, I wish you nothing better than similar friendships. And tomorrow, I hope that even if you remember not a single word of mine, you remember those of Seneca, another of those old Romans I met when I fled down the Classics corridor, in retreat from career ladders, in search of ancient wisdom:
そして、同様のフレンドシップの意識を、本日、皆様に願うにすぎません。 明日は、私の講演中の言葉をひとつも覚えていないとしても、古代ローマの哲学者セネカの言った言葉は是非覚えておいてください。私が古典の回廊をかけぬけ、古代の知恵を探しながら、昇ったキャリアの階段からお伝えすることとして。
As is a tale, so is life: not how long it is, but how good it is, is what matters.
物語と、人生は同じ: どれほど長く在るかではなく、どれほど「よく生きたか」に価値があるのだ。
I wish you all very good lives. Thank you very much.
皆さんの前途ある未来をお祈りします。ありがとうございました。
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最終回でした。
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ギリシャ神話までとはいかないけれど、クラッシック家具、音楽が
とても好きな私、2008年のスピーチでも色あせない言葉力はさすが J.K Rowlling,
ITスピードの世の中では、もはや古典のスピーチ@@
ではないでしょうか。。。
さて、今年、2017年のハーバード大学での卒業式スピーチは、
FACEBOOK の CEO Mark Zakkarberg氏でした。
また内容訳せるかなーー 少しづつ、 チャレンジしたいと思います^^
英語好きな方、お楽しみに~
Peggy