NATURA

富士フィルムからＮＡＴＵＲＡというコンパクトカメラが発売された。このカメラ、搭載されている新開発のレンズのスペックが焦点距離２４ｍｍでＦ値が１．９というものである。Ｆ１．９というのは相当明るいレンズである。

http://fujifilm.jp/natura/

このカメラは、ＩＳＯ感度１６００のネガフィルムと一緒に発売になっている。明るいレンズと高感度フィルの組み合わせで、光の足りない場所でもフラッシュなしで写真が撮れるのを売りにしている。なかなか面白い商品だと思う。

デジカメの普及で、みんな写真を撮る機会が増えている。だが、シャッターをただ押しただけではいい写真が撮れないこともみんな分かってきている。望遠倍率よりもレンズの明るさみたいなスペックの方が大切ということも、だんだん分かるようになってきた。

だからと言って人がデジカメからアナログカメラにもどってくるかどうかはちょっとわからないが、富士のこういう企画は悪くないと思う。画素数やいろんな使いもしない機能満載のデジカメは、とことんモノにこだわった製品だが、このカメラは”撮って楽しい”を実感するためのココロに訴える製品だといえるだろう。値段が3万円というのもいいところかな。こういうカメラは、あまりチープに作らない方がいい。思いを入れられるだけの造りをこういうカメラには必要なのだ。

NEOPAN 1600

子供の文化祭を撮ろうと思って感度１６００の富士のＮＥＯＰＡＮ１６００フィルムを買ってきた。さすがに４００のフィルと2段感度が違うと、オートにしておいてもフラッシュなしでシャッターが切れる。

現像をするとき、いつも濃度不足になるので10％くらい指定時間より長く現像した。出来上がったネガはまあいいかなというところだったが、プリントしてみると相当コントラストが高いネガになってしまっていた。どうしてもシャドー部がつぶれるので、フィルタの号数を下げるのだが、1号でもやっと、０．５号くらいまで下げないとだめである。どうもこのフィルムはメーカーのレシピどおりがよさそうだ。

クラッセ故障？

最近時々クラッセで撮ったフィルムにスクラッチ傷がつくのが気になっていた。現像後のフィルムの水分を取るときにつけたものかと思っていたら、それがどうも違うらしいことに気がついた。

フィルムの後半部分にスーッと筆で引いたように傷が入っている。ネガをカメラの巻き取り部分に重ねてみたら、ちょうどその部分に金属製のローラーのようなものがあった。どうもここがフィルムにすれてしまっているようだ。

もう、保証期間は過ぎているので有償にはなるが、修理に出すことにした。芝浦にサービスステーションがあるのでネガと一緒に持っていくことにする。直るといいなあ。