この間買ったコルキットの5cmモデル。天気が悪くてさっぱり空を見るチャンスがない。こうなると道具を考えるしかないということでK-12.5mmしかないアイピ―スをちょっと増やすことにした。
スコープタウンというサイトにツァイスサイズのアイピ―スが安価に出ていたのでこれを検討することにした。他のサイトで教えてもらったりしてわかったことは、オルソというデザインのアイピ―スには2つあり、ひとつがおなじみのプローセルタイプとアッベというあまり聞かないタイプ。アッベタイプのオルソつまりアッベ・オルソというのがとてもよく見えるらしいのだが、これが作れる人というのは何人もいないくらい難しいらしい。で、どうも今市場に出回っているアッベオルソは谷オルソというブランドに収れんするようだ。なんでも80歳を超えた爺さんが手で作っているとのこと。なんかそそられますな。
それはさておき、こうしたクラシカルなデザインのアイピ―スは対物レンズのF値が大きくないとうまくいかないらしい。つまりアイピ―スに差し込む光の角度が大きくなると(F値が小さい)収差が大きくなってうまくいかなくなるのだという。
幸いコルキットのレンズはF12なのでオルソでも十分によく見えるはずだ。ためしに送ってきた接眼レンズをコルキットにつけて送電線鉄塔を見てみると、かちっとしてとてもよく見える。購入したのは20mmと6mm。
ついでにツァイスサイズとアメリカンサイズのアダプタも買ったので、F値の小さい他の望遠鏡でも試してみるつもり。もし、6mmでよい結果が得られたら、アッベオルソを購入しようかと思っている。
それにしても3000円もしない小さなアイピ―ス。紙の筒でできた5cm鏡筒にこの小さなアイピ―スをつけるとなんともかわいい。
これまでにこの望遠鏡プロジェクトにかけたお金。コルキット5000円+微動装置3500円+アイピ―ス2本6600円+鏡筒デコレーション500円=15600円也。アイピ―スのアダプタが1000円ちょっとだったので、これを除くと15000円もかかっていない。三脚は最初からあったけど、経緯台つきの50mm屈折望遠鏡に接眼レンズが3つも手に入った。天文ってお金をかけなくても結構楽しめる。(まあ、これまでの投資があるから無駄なくいっただけとも言えるけど)
あまり書かれていないけど、F値の大きな対物レンズを使った望遠鏡を手に入れることがポイントみたいだ。ちょっと大きくなるけど、安価なアイピ―スでも十分実用になる。