少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

火星スケッチ

2005-10-31 23:03:03 | 天体観測
25cmの反射望遠鏡というのは、予想以上に外の温度になれるのに時間がかかる。はじめはユラユラと星像がゆれていていて話しにならない。夕食を食べる前に外に出して、底につけたファンをまわす。30分くらいはなじませたと思うが、それでもまだ十分ではない。たまに雲もかかる中、しつこく見ていたらだんだんはっきりしてきた。なかなか大口径というのも大変なものではある。最後にお決まりのh-χ二重星団をみた。16ミリの接眼レンズでは、倍率的にちょっと大きすぎる感じ。もうちょっと焦点距離の長いアイピースで眺めてみたい気がした。それにしてもすばらしい眺めであることに変わりはないが。

北京から帰国

2005-10-30 19:56:58 | 写真
5日ほどの北京への出張から帰国した。仕事で行ったが、先方の配慮で万里の長城や天安門広場を見ることもできた。今日はフィルムの現像だけしたが、ネガを見る限りなかなかいい感じであがってきた。

明るい場所では、F8くらいに絞れば、殆どパンフォーカスで21mmのレンズは、気持ちよく建物や景色をフレームに収めることが出来た。フォクトレンダーの25mmのレンズは距離計と連動しないらしいが、それも分かる気がした。大体アバウトな距離感でどうにかなってしまう。まあ、まだ焼付けはやっていないので、甘いピントが気になるかもしれないが。

万里の長城は、北京から車で一時間ほどのところにある。10月の末でも、朝は猛烈に寒い。車から降りるとレンタルのオーバーコートを売りうつけに5,6人の人に囲まれた。マジで寒かったので人民解放軍のコートみたいな緑色のコートを30RMBで借りた。見かけほど暖かくはないが、まあないよりはまし。

万里の長城は、まあよく作ったもんだというくらい長くどこまでも続いていた。高さも結構あって、確かに敵の侵入を防ぐのに役立ったに違いない。しかし、一方で、こんなとんでもない設備を作るには、それこそとんでもない時間をかけて作られたことを考えるとちょっと疑問が浮かばないでもない。

つまり、ぼとぼちと壁を作っても実際にはあまり役には立たないのではないだろうか。工事している横を馬に乗った騎馬民族は平気な顔で南下していったに違いがない。間抜けといえば間ヌケな代物である。

きっとあれは、実際に役に立つというよりも、あんなものを作れる国力を示すためのデモンストレーションではなかったかと思う。

いろいろ感想はあるけど、それはまたということで。

すばる

2005-10-23 22:19:56 | 天体観測
85mm屈折で火星を観察。相変わらず模様ははっきりせず、スケッチは見送り。

ふっと眼を左へ写すと、そこにはスバルが肉眼でも見える。

倍率を下げてナグラー5・16mmでスバルをみた。青いガスまでは見えないが、高温の青白い星達が、なんとも言えず美しい。

少しぐっと眼をアイピースに押し当てると、ナグラーの80度を超える視野が全て視界に入る。宇宙の音が聞こえてくるようだ。

現像条件

2005-10-23 19:30:03 | 写真
コニカ・パン400を使っての現像条件を引き続き調べている。

D76(1:1)22℃という条件で、フィルム感度を調べた。使っている印画紙では、F11、8秒くらいが最短最大黒時間だったので、それでゾーン1がわずかに色が薄くなるところを探している。最初はISO200でやったが全然だめで、もう2段くらいは遅くしないといけない感じだった。

そこで思い切ってISO60でやったところ何とかゾーン1で色が薄くなった。それにしても400のフィルムを60で使わなければいけないというのもなんだなあ。

現像は、露出を増やした分、あっさりと6分40秒で切り上げた。ゾーン8まではかすかにトーンが認められるが、もう少しハイライトにトーンを伸ばしたいところだ。

ということで当面フィルムスピードは60にして、現像時間をもう少し切り詰めてみたい。

それにしても、このフィルムはハイライトの部分の伸びが足りない感じがする。もう少し、きちんと条件を詰めたら他のフィルム(ネオパン400プレストとか)と比べてみるのも面白いかもしれない。

カラー・スコパー 21mm F4.0

2005-10-23 19:21:40 | 写真
ということで、また物欲に負けてレンズを買ってしまった。広角レンズというより超広角に入る21mmの焦点距離。

今もっているレンズは、ベッサが40mmでハッセルが80mm。どちらも所謂標準レンズといわれる焦点距離で、景色もポートレートも何でも使えるが、まあ特徴がないといえば特徴がない。まあ、そういうことで広角にあこがれてしまったわけだ。

レンズはブラックを選んだが、結構コンパクトでいい感じにベッサとマッチしている。付属のファインダーは、結構大きい。ラッキョウみたいな形をしたファインダーは、めがねをしたままでも見やすい。ベッサのファインダーより明るい感じだ。外部ファインダーをつけるとベッサのファインダーが余計に見えてしまうが、これは致し方ないことだ。

結局昨日書いたレモン社で購入したが、逆輸入品ということでとても安く買えた。何でも安いかというと、そうでもなくて物によってはヨドバシやマップカメラと同じようなものもあれば、このレンズのように1万円以上も値段が違うものものある。不思議といえば不思議だけど、海外に向けては現地の代理店のマージンとかの関係で、相当安く出荷しているんだと思う。コシナも大変だね。

それにしても、コシナのレンズをやたら並べてあった気がする。さすがにこのコストパフォーマンスは、誰でも思うことらしく結構売れているんだと思った。


逆輸入品

2005-10-22 21:05:28 | 写真
レンズを探してネットを見ていたら、レモン社という店を見つけた。銀座に店を構えるこの店では逆輸入のカメラ製品を販売している。フォクトレンダーのレンズもなんだか偉く安い。

ちょっとここへいってみようかな。

今度は北京

2005-10-21 22:29:34 | 写真
何だか海外づいている。来週急に北京に行くことになった。もちろん仕事で。

この前ワシントンに行って、それから体の具合や仕事の溜まったのを裁くのになんだかんだで一週間くらいはかかった気がする。また海外へ行くと思うと、その辺はちょっと気が重い。

が、せっかく行くんだからやっぱりカメラはもって行くつもり。それも広角で景色や町を撮ってみたい。月曜日まで残っていれば眼をつけた21mmの中古広角レンズを購入するつもり。あるといいなあ。

ピアノ披露

2005-10-20 22:37:41 | その他
土曜日の午前中に近所の教会へ行っている。信者ではないが、無料英会話に参加しているのだ。そう、あのコーヒーとか飲んじゃいけない派閥のやつ。

でも英会話は信者への勧誘があるわけでもなく、とても楽しくやっている。もし英語の勉強をお金をかけないでしたければ、参加されることをお勧めする。もちろんたくさんのレベルがあるわけでもなく、外人さんも教育のプロではないので、あまり多くを期待してだめである。気長に付き合うことが肝心だ。

さて、その教会で今度の土曜日にタレントショーなる企画がもようされるという。英会話の人だけでなく信者の人たちもいっしょだ。そこで、今ピアノの演奏をやろうかなと思っている。

以前にも書いたようにNHKの趣味番組をきっかけにピアノの練習を始めた。全くの我流でやっているが、これまでに2曲弾けるようになった。まあ、腕前は大したことはないが、どうせ地元の教会のイベントである。実力を試すいい機会だと思う。

曲目はジュピター。さて、どうなりますか。

気合がはいって、今日は練習を30分以上もやった。

月のスケッチ(オリーブ・ラビ二ウム岬)

2005-10-19 23:34:03 | 天体観測
久しぶりに晴れて月をスケッチ。すぐ隣には接近中の火星がいるが、あまり良く地形が見えない。2年前の大接近のときはもっとよく見えた気がするのだが。

スケッチしたのは2つの岬が先っちょで接している有名な場所。大きな反射望遠鏡はやはり気流の影響を強く受ける。鏡の裏にあるファンを回して30分ほどで落ち着いて見えるようになった。最初はボーっとして、とてもスケッチできる様子ではなかった。

やはり双眼装置で見る月はすごくいいね。

最善の道

2005-10-17 23:18:08 | 哲学
人はいつも最善の道を選びたいと願っている。

では、どうやれば最善の道を知ることが出来るのか。

それは、失敗するしかないと思う。最善を通り過ぎて失敗することによってのみ最善の選択は認知されうる。

しかし、その時すでにその道は選択されずに行き過ぎてしまっている。だから最善の道を選ぶことは実際的にはできない。

もし、最善のギリギリ手前でとめることが出来れば、それが一番いいのだろうけど、それを知る術はない。通り過ぎて初めてそれは分かるのだから。

それはプログラムが終わるかどうかは終わってみないと分からないといったチューリングに定理に良く似ている気がする。多分、あのチューリングマシンというのはそういうことを言っているに違いない。違うかな?