少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

ドブ購入

2005-06-30 23:21:19 | 天体観測
またまた物欲に負け、口径25cmのドブソニアン望遠鏡を注文した。お値段は89000円也。

http://www.kasai-trading.jp/ginji.htm

しばらく天気が悪そうなのでファーストライトはいつになるか分からないが、大口径で見る球状星団の眺めが楽しみだ。

それにしてもでかいものを買ってしまった。家にはいるかな?

イヤ、そんなにでかくはないだろうけどね。

小泉首相の靖国問題

2005-06-29 22:50:15 | 哲学
歴史に絡めてもう一言。

僕はノンポリの技術屋なので、あまり政治のこととかをどうこう声をからして言う気はない。

が、小泉首相の靖国参拝問題についてちょっと気付いたことがある。

それは、彼がここまで頑強に海外からの声にもかかわらず靖国神社に行き続けてきたと言うことは、それが良い悪いは置いておくとしても、切に靖国神社に行きたいと彼が思っていると言うメッセージにはなっていると思う。

とすれば、そのように強く参拝したいと思っているのにもかかわらず、ここで参拝をやめると言えば、それは逆に強いメッセージとなってアジア諸国に響くに違いない。日本も我慢してるんですよと言うメッセージだ。

これからどういうカードを切るかが、小泉さんの手腕の真価が問われることになると思う。

歴史に良い悪いという価値はないのだ。全ての歴史のページには意味があるだけだ。

歴史について

2005-06-29 22:42:11 | 哲学
歴史について考えていて面白事に気がついた。

人は今のことを考えるとき、いい事と悪い事に物事を分けて考える。小泉首相の発言がどうしたとか、北朝鮮のやり方はなっていないとか、まあいろいろである。

しかし、大昔の歴史のことを考えるときは、その歴史のドラマの中に登場する人のどちらが悪いという言い方はあまりしない。それぞれの陣営にはそれぞれのやむにやまれぬ事情がったことを、高いところから観客として我々は見るだけだ。

徳川家康と石田光成はどっちが偉いのか。徳川家康が勝ったから家康の方が正しかったとはなかなかいえないだろう。歴史に良い悪いはないのだ。なぜ戦わなければならなかったかという意味あるいは事情があるだけだ。

似たような状況は自然界にもある。動物の食物連鎖は、それぞれの動物が生きていくための止むにやまれぬ事情があって、そうなっているのである。シマウマを狩るライオンを悪者にしたのではライオンの立つ瀬がない。

人の意識は、どうしても物事を白と黒で見てしまう。どちらかが上でどちらかが下であると言う順番をつける。それは心の本質的な働きなのだろう。心とは揺らぎである。濃淡が心の本質だ。それは物事の本当の姿ではない。一時の幻に過ぎない。

しかし、それを空間的に時間的にはなれたところからみることができると、話が違ってくる。時間をかけて平均をとると揺らぎが消えて平均値が顔をだすようなものかもしれない。遠くから見ると、さざなみのような小さなテクスチャは見えなくなっていくように。

大きな流れの中に自らがいることをイメージする。そういう心もちが大切なのかもしれない。
むずかしいことだけど。

何かを成し遂げる

2005-06-28 22:35:14 | 哲学
以前、写真の意味を考えたことがある。その時私の気付いたことは、写真と言うのはどうとるかよりも何をとるかが大切で、さらに突き詰めると何をとるかよりも一生懸命撮ることが大切だと思うようになった。

今私は、これは写真だけの話ではないことを確信している。つまりピアノが上手くなるためでも、仕事が上手くいくためでもなんでもいい。何かをなし遂げるためには、それをどうやって料理するかではなく、一生懸命やり続けることの方が大事なのだ。唯一言える事は、あきらめたらおしまいだと言うこと。いくら稚拙なテクニックしか持たなくても、あきらめずコツコツと続けていれば、いつかは必ず光がさす。間違いなく。

仕事の相手が自分の思うような結果を出してくれないとき、「なんでこんな人と仕事をしたんだろう」と悔いることもあるだろう。「なぜ、こういう風にやらないのだろう」と思うこともあるに違いない。

でも、写真と同じようにいかにその仕事をするかと言うことは、実はさしたる問題ではないのである。自らの心に問いかけ、ゴールに向かって自分は一生懸命やっているかを問いかけ続ければいい。答えは必ず自らの心の中にある。今自分は何に向かって進んでいるのか。本当のゴールではなく、他の人を批判することがゴールになってはいまいか。絶えず問い続けられなければならない。

強い心をもって事に当たり続けることによって、それは成し遂げられる。そして、その結果として高いスキルも実についていく。高いスキルがことをなすのではないと言うことが大事だ。それは結果としてついてくるだけだ。

うーん。我ながら爺クサイことを言っているなあ。

もう一台

2005-06-26 20:51:09 | 写真
もう一枚単車のエンジン。何というメーカーのものかは分からないが、銀色の丸い部品の銀色に輝くメタリックな感じが最高だ。

燃料タンクには

My soul is in this body

とあった。そしてその上には漢字で



確かに粋だね。

BMW

2005-06-26 20:43:57 | 写真
新宿の道端に止まっていたBMWを撮影した。単車のエンジンまわりってすごくカッコいいと思う。特に海外の大きなエンジンのついているやつ。BMWは銀色のコテコテエンジンではないが、やっぱりあのエンブレムが中心で気品が漂っている。

印画紙はハンガリーのFORTE社のフォルテッシオという紙。ヨドバシの安売りで買ってきた。3号でちよっと硬くなるかなと思ったが、少しブラウンかかった色で、とても豊かな諧調を表現できてラッキーだった。

銀次

2005-06-26 08:29:33 | 天体観測
ドブソニアンという簡易な大型反射望遠鏡が欲しくなってメーカーに問い合わせをした。

http://www.kasai-trading.jp/ginji.htm

銀次という変ななまえがついている。以前からこの機種は知っていたが、このネーミングと何か色気のない体裁が気に入らず、選択肢には入っていなかった。

別の会社の組みたてキットを買おうと思っていた。が、銀次を作っているメーカーのHPを見ると、これがなかなか哲学がある。小さな個人経営のお店のようだが、店主の思い入れがいろんなところにあふれている。一気に気にいってしまった。

で、20cmの大きさの物の在庫状況を問い合わせたら、来月末まで入荷しないとのこと。まあ、こっちはいつまでに入手しなくてはいけないと言うほどのことはないので待てばいいのだが、25cmのものなら即納と言われて、またまた気持ちが揺らいでしまった。

一度実物を見てみようかなあ。多分、相当でかいと思うんだけど。

やっぱり?

2005-06-26 08:21:21 | 写真
今週は、新宿の町並みをモノクロフィルムに一本おさめた。できるだけ、80mmのレンズの視野を生かした写真を撮ろうと思った。

もう一つは、コントラスト。暗い影の部分から明るい空のハイライトまで諧調の豊かな写真を狙った。

結果は、そのうちアップするのでそれを見て欲しいが、現像の結果だけをみるとまあまあの出来になった。やっぱり先週使った作り置きのD76はいたんでいたらしい。新しい1リットルの液でやると問題はなくなった。

さて、暑くなるけどがんばって焼付けをしよう。ネガが良いと焼き付けも気合が入ると言うものだ。

思いがけない電話

2005-06-24 22:15:51 | 写真
といっても、僕が直接電話を受けたわけではない。連載をしているコラムで写真の意味について書いたときがあった。

http://www.netdecheck.com/coffee_break/column/043/

この話の中で引用した本の著者である野村訓先生から、以前の職場に電話が会ったと聞いた。なんでも僕のコラムを読んでいたく感心されたとのことだった。

電話を受けた研究所の女性もなんだか舞い上がって、一緒に喜んでくれた。

インターネットの威力ってすごいなあと思った。うれしい一日だった。
写真の意味、もう一度考えてみたいと思った。

デジカメ写真とアナログ写真

2005-06-22 22:53:07 | 写真
以前にもこの2つのメディアの違いについては考えたことはあった。

最近、久しぶりにデジカメで写真を撮って改めて気付いたことがある。デジカメの写真は、撮ったその場で絵が見える。つまり、シャッターを切った瞬間で全てが終わる。それに対してアナログ写真は、撮ったその場では何も見えない。フィルムの現像と印画紙の焼付けと言うステップを踏まなければいけない。

だからアナログ写真を撮る瞬間というのは、そのこと自体がゴールではなくプロセスの一部になっているのだ。頭の中には出来上がる写真のイメージとまでは行かなくても、焼き付けたときこのハイライトとダークのコントラストがいいだろうなあ、などと考えるようになった。撮影している対象は写真においてはモチーフに過ぎない。白と黒のモノトーンの美しさを表現するためのモチーフだ。写真を撮るときは豊かな諧調のあるシーンをフィルムにおさめたい。そして、それを見事に描ききるためには適切に露出が選ばれなくてはいけない。そこにフォトグラファーの意志が表れる。

多分これがゾーンシステムでアダムスが言いたいことだったのだろう。