
令和2年11月25日、茨城県境町では、ついに、全国の自治体で初となる、公道での自動運転バスの常時運行を開始いたしました。
新型コロナウィルスの第3波と言われるなかではありますが、今回、我々が全国で初めて取り組む、自動運転バスによる往復5キロの道のりの定時運行を開始するということは、境町の将来を、日本の将来を照らす取り組みとなることだと思います。
「境町では、駅もありません。」
「車がないと生活ができません。」
「免許返納がしたくてもできない町だったのです。」
コロナで半年実施を延期しましたが、町民の皆さんからの声は、この取り組みで、安心して境町で暮らすことができる。という声でした。
朝のスクールバスも、買い物も、病院も、自分で車を運転せずに行ける時代が来る。
そして、何よりもこの取り組みは、境町のチャレンジであるとともに、日本の自動運転のチャレンジでもあると思っています。
現在、地方の田舎が抱える、バスの運転手不足や、高齢者の免許返納など、社会的問題を解決し、また、各自治体の皆さんが、境町がやっているのなら取り組める。ハードルを低くする取り組みでもあります。境町の横に動くエレベーター、アルマをぜひ、住民の皆さんとともに育てていただきたいと思います。
元SBドライブの佐治社長、マクニカの皆さま、ナビヤ社の皆様、国をはじめ関係機関の皆様に感謝を申し上げ、出発式の挨拶とさせていただきます