昨日(9月3日)、気象庁は、9月2日の埼玉県・千葉県の突風は、竜巻と断定した。
発表内容は、次のとおり。
1.突風をもたらした現象の種類:
この突風をもたらした現象は、竜巻と認められる。
(根拠)
・被害の発生時刻に被害地付近を活発な積乱雲が通過中であった。
・被害の発生時刻に被害地付近を通過する竜巻を撮影した映像が複数あった。
・被害地付近で、突風被害の発生前後に、竜巻を目撃したという複数の証言があった。
・被害や痕跡の分布は、断続的であるが帯状であった。
2.強さ(藤田スケール):
この突風の強さは、藤田スケールでF2と推定した。
3.被害の範囲:
現地調査の結果、被害範囲の長さは約19km、幅は100~200mであった。
(一部抜粋)
言葉の出たしが、突風をもたらした現象の種類とある。
まず、その手の現象は、突風と評価する。
その後、現地調査し、突風の一つである竜巻と判断した。
判断根拠に4つ挙げている。
・積乱雲が通過中
・竜巻の映像が複数あった
・竜巻の目撃証言があった
・被害や痕跡が、帯状であった
この内、最初の3つは、当日(9月2日)の夕方にTVで放送していた内容。
最後の1つの帯状も、昨日(9月3日)の朝のTVニュースで、稲が帯状に倒れているてその先の住宅地の家の屋根が飛ばされている映像を放送していた。
気象庁は、取り敢えず、竜巻だったと、直ぐに判断して良い気がする。
その後、現地調査したら分かる、地上を這った距離(約19キロメートル、幅は100~200m)や、その竜巻の強さ(F2)を発表したら良いのではと考えてしまった。
まあ、詳しく調査しているのは分かる。
気象庁が発表している、突風発生当時の気象状況等(平成25年9月2日)は、ここを参照:
休題:
F2:
・50~69m/s(約7秒間の平均)
秒50mは、時速に換算すると180KM
秒69mは、時速に換算すると248kMとなります。
・住家の屋根がはぎとられ、弱い非住家は倒壊する。大木が倒れたり、またねじ切られる。自動車が道から吹き飛ばされ、また汽車が脱線することがある。
記述に、汽車とあるのは、時代を感じる。電車と言い切れない難しさが多分あるのだろう。いづれ、汽車の記述を見直す必要があると考える。