(01/01)
「へぇへぇ平成(ヘェナル)好色一代女①」
新年おめでとうございます
新年抱負!春庭は、「へぇへぇ平成(へぇなる)好色一代女」をめざしております。
「好色」や「色好み」は、日本の伝統的な「生き方」。
在原業平、光源氏、西鶴の「好色一代男」の世之介、みんなみんな「色好み」を生きる指針にしてきた主人公たち。
この場合の「色好み」というのは「洗練された恋愛ができる」「人のこころのあや、美的感覚など、すべてを理解し実践するための恋を貫く生き方」という意味の「色好み」です。
男もすなる「色好み」を女もしてみんとて、するなり。へぇへぇへぇなる色好み。
と、もうしても、春庭の「色好み」は、「洗練された恋愛」やら「二人でいたす色好み」には、及びませず(辺見庸が相手してくれないので)、せいぜい「色の名」について調べる、という趣味にとどまります。
春庭、昔から「草木染め」などの染色や織物に興味があり、日本古来の色の名前などを調べてきました。
色に関する本を眺めているのも大好きで、志村ふくみさんの染色エッセイはじめ、織物、染め物関係の本をときどき読みます。
京都書院という出版社の『日本の藍』『和更紗模様図鑑』『中国55少数民族の服飾』『かさねの色目』、などをながめて、「我が身世にふるながめせしまに」と花の色のあせるのを嘆きつつすごしています。(あんた、「花」ったって、もともとペンペン草だろうが、というツッコミ無用)
2003年読了本の「色」の本では『日本の色を染める』吉岡幸雄と、『色の名前で読み解く日本史』中江克巳を、面白く読みました。
2002年にようやく『新版 色の手帖』(小学館)という本を買うことができました。
春庭、古本屋の3冊200円の文庫本以外の本を買うことはめったにありません。
『色の手帖』も、新版になる前から欲しかったのに、3000円が出せなくて、買えなかったんです。やっと買えました。
昔は何千円もする専門書を買わざるをえなかったので、それだけで1年間の書籍購入費をつかいはたしてしまい、日本語学関係書以外の本は「がまんがまん」の日々でした。
今は、日本語学から足を洗ったので、どっかの学者が新説売り出しても、老大家が研究をまとめ上げても、気にしない。
南不二男「文の構造四段階説」を発展させた『日本語の機能構造』(くろしお出版)う~ん、ちょっと気になる。高橋太郎『動詞九章』ひつじ書房4200円。高いけど読みたいなあ。
いや、今の春庭は、日本語文法研究ではなく、「色好み」に生きるんでした!
3000円が出せなかったくらいだから、5万円の商品にはとても手が出せない。
5万円の商品、「500色の色えんぴつ」というのは、フェリシモ社が以前売り出した「色えんぴつ」です。
春庭、とても欲しかったのですが、全セット5万円という値段を見てあきらめ、カタログを眺めるだけで、満足していました。(新聞のチラシで入ってきたのを大事にとっておいた)
このカタログ、何年もの間ながめながめて楽しんでいたんですが、いつの間にかどこかへまぎれてなくなってしまいました。整理整頓がまったくできていない家なので。どこかにしまってはあるけれど、その「どこか」を探し出すのが至難の業。本の山がくずれてくる。
カタログがながめられなくなって残念に思っていたところ、そこはインターネットの力。あった。ありました。500色を全部掲載しているサイトが。
http://www8.plala.or.jp/micmac/Fel500/Fel500.html
500色の色えんぴつに対して、フェリシモ社は、独特の色名ネーミングを行いました。とても乙女チックなネーミングなので、いやだ、という人もいるし、おもしろがる人も。
私にはとても面白かった。少女っぽいネーミングが、「色えんぴつ」という商品にぴったりだと思いました。これが「絵の具」とか、「クレヨン」ならまた話は別ですが。
JIS規格の色名とマッチングしてあるサイトを探したいのですが。
上記サイトにはJIS色名とのマッチングがないのが残念。
「500色」の「ニッポニアニッポン」という色がJIS規格の「鴇色(ときいろ)」だろう、という見当をつけたのだが、マンセル値は異なる。500色の「早春のわすれな草」がJISの「勿忘草色」だろうと思うと、これまた別のマンセル値。
JIS色名をもとにネーミングされているのかいないのか。500色全部調べるには時間がかかる。
「500色の色えんぴつ」を、より楽しむために、春庭、イラストレーター「ひつじ」さんとのコラボレーションを始めました。
「ひつじ」のイラストに、春庭がロゴをつけ、500色のバリエーションを楽しんでいるのです。下のURL。Cafeの春庭リンクページから飛ぶことができます。
http://www2.ocn.ne.jp/~haruniwa/12kyuuscorpio.htm
物思いにふけったり、ちょっとエッチだったりする、さまざまな少女たちのモノローグを、「500色の色えんぴつ」色の名前と共にお楽しみいただけます。
500色の色の名前をシソーラスにまとめました。シソーラスというのは、言葉を分類し、仲間ごとにまとめた辞書です。
いっぱんの辞書が「あ~ん」という五十音順とか、abcアルファベット順にならんでいるのに対し、「気象に関する語」とか、「鳥の名前」などのように、意味べつに分類されている辞書です。
「500色の色えんぴつシソーラス」500色を42のケースに分類。12色ごとにケースに入れました。
春庭からのささやかな「お年玉」。
ウェブログハウス春庭ロフトで「500色の色えんぴつシリーズ」を、どうぞお読みいただけますよう。ご紹介申し上げて、新年のごあいさつとさせていただきます。
☆☆☆☆☆☆☆
春庭今日の12冊No.65~76
No.65、66(い)井原西鶴『好色一代男』『好色一代女』
No.67(?)作者不詳『伊勢物語』
No.68(む)紫式部『源氏物語』
No69、70(し)志村ふくみ『一色一生』『色を奏でる』
No.717273(よ)吉岡幸雄『日本の色を染める』『和更紗模様図鑑』『日本の藍』
No.74(な)中江克巳『色の名前で読み解く日本史』
No.75(な)長崎盛輝『かさねの色目』
No.76(ひ)費考通『色彩のコスチューム中国55少数民族の服飾』
蛇の足跡:
ちなみに、自分へのお年玉として、春庭、「60色の色えんぴつ」を購入いたしました。500色には及ばないものの、昔使っていた24色の色えんぴつの3倍弱の色が楽しめます。
春庭に色えんぴつ、百万本の薔薇の花束、ソーセージ(メタファー)以外のお年玉をプレゼントしようとお考えの方、どうぞ躊躇もためらいも遠慮もなく、お寄せ下さい。
☆☆☆☆☆
まちゃさん、やすらかに!
「へぇへぇ平成(ヘェナル)好色一代女①」
新年おめでとうございます
新年抱負!春庭は、「へぇへぇ平成(へぇなる)好色一代女」をめざしております。
「好色」や「色好み」は、日本の伝統的な「生き方」。
在原業平、光源氏、西鶴の「好色一代男」の世之介、みんなみんな「色好み」を生きる指針にしてきた主人公たち。
この場合の「色好み」というのは「洗練された恋愛ができる」「人のこころのあや、美的感覚など、すべてを理解し実践するための恋を貫く生き方」という意味の「色好み」です。
男もすなる「色好み」を女もしてみんとて、するなり。へぇへぇへぇなる色好み。
と、もうしても、春庭の「色好み」は、「洗練された恋愛」やら「二人でいたす色好み」には、及びませず(辺見庸が相手してくれないので)、せいぜい「色の名」について調べる、という趣味にとどまります。
春庭、昔から「草木染め」などの染色や織物に興味があり、日本古来の色の名前などを調べてきました。
色に関する本を眺めているのも大好きで、志村ふくみさんの染色エッセイはじめ、織物、染め物関係の本をときどき読みます。
京都書院という出版社の『日本の藍』『和更紗模様図鑑』『中国55少数民族の服飾』『かさねの色目』、などをながめて、「我が身世にふるながめせしまに」と花の色のあせるのを嘆きつつすごしています。(あんた、「花」ったって、もともとペンペン草だろうが、というツッコミ無用)
2003年読了本の「色」の本では『日本の色を染める』吉岡幸雄と、『色の名前で読み解く日本史』中江克巳を、面白く読みました。
2002年にようやく『新版 色の手帖』(小学館)という本を買うことができました。
春庭、古本屋の3冊200円の文庫本以外の本を買うことはめったにありません。
『色の手帖』も、新版になる前から欲しかったのに、3000円が出せなくて、買えなかったんです。やっと買えました。
昔は何千円もする専門書を買わざるをえなかったので、それだけで1年間の書籍購入費をつかいはたしてしまい、日本語学関係書以外の本は「がまんがまん」の日々でした。
今は、日本語学から足を洗ったので、どっかの学者が新説売り出しても、老大家が研究をまとめ上げても、気にしない。
南不二男「文の構造四段階説」を発展させた『日本語の機能構造』(くろしお出版)う~ん、ちょっと気になる。高橋太郎『動詞九章』ひつじ書房4200円。高いけど読みたいなあ。
いや、今の春庭は、日本語文法研究ではなく、「色好み」に生きるんでした!
3000円が出せなかったくらいだから、5万円の商品にはとても手が出せない。
5万円の商品、「500色の色えんぴつ」というのは、フェリシモ社が以前売り出した「色えんぴつ」です。
春庭、とても欲しかったのですが、全セット5万円という値段を見てあきらめ、カタログを眺めるだけで、満足していました。(新聞のチラシで入ってきたのを大事にとっておいた)
このカタログ、何年もの間ながめながめて楽しんでいたんですが、いつの間にかどこかへまぎれてなくなってしまいました。整理整頓がまったくできていない家なので。どこかにしまってはあるけれど、その「どこか」を探し出すのが至難の業。本の山がくずれてくる。
カタログがながめられなくなって残念に思っていたところ、そこはインターネットの力。あった。ありました。500色を全部掲載しているサイトが。
http://www8.plala.or.jp/micmac/Fel500/Fel500.html
500色の色えんぴつに対して、フェリシモ社は、独特の色名ネーミングを行いました。とても乙女チックなネーミングなので、いやだ、という人もいるし、おもしろがる人も。
私にはとても面白かった。少女っぽいネーミングが、「色えんぴつ」という商品にぴったりだと思いました。これが「絵の具」とか、「クレヨン」ならまた話は別ですが。
JIS規格の色名とマッチングしてあるサイトを探したいのですが。
上記サイトにはJIS色名とのマッチングがないのが残念。
「500色」の「ニッポニアニッポン」という色がJIS規格の「鴇色(ときいろ)」だろう、という見当をつけたのだが、マンセル値は異なる。500色の「早春のわすれな草」がJISの「勿忘草色」だろうと思うと、これまた別のマンセル値。
JIS色名をもとにネーミングされているのかいないのか。500色全部調べるには時間がかかる。
「500色の色えんぴつ」を、より楽しむために、春庭、イラストレーター「ひつじ」さんとのコラボレーションを始めました。
「ひつじ」のイラストに、春庭がロゴをつけ、500色のバリエーションを楽しんでいるのです。下のURL。Cafeの春庭リンクページから飛ぶことができます。
http://www2.ocn.ne.jp/~haruniwa/12kyuuscorpio.htm
物思いにふけったり、ちょっとエッチだったりする、さまざまな少女たちのモノローグを、「500色の色えんぴつ」色の名前と共にお楽しみいただけます。
500色の色の名前をシソーラスにまとめました。シソーラスというのは、言葉を分類し、仲間ごとにまとめた辞書です。
いっぱんの辞書が「あ~ん」という五十音順とか、abcアルファベット順にならんでいるのに対し、「気象に関する語」とか、「鳥の名前」などのように、意味べつに分類されている辞書です。
「500色の色えんぴつシソーラス」500色を42のケースに分類。12色ごとにケースに入れました。
春庭からのささやかな「お年玉」。
ウェブログハウス春庭ロフトで「500色の色えんぴつシリーズ」を、どうぞお読みいただけますよう。ご紹介申し上げて、新年のごあいさつとさせていただきます。
☆☆☆☆☆☆☆
春庭今日の12冊No.65~76
No.65、66(い)井原西鶴『好色一代男』『好色一代女』
No.67(?)作者不詳『伊勢物語』
No.68(む)紫式部『源氏物語』
No69、70(し)志村ふくみ『一色一生』『色を奏でる』
No.717273(よ)吉岡幸雄『日本の色を染める』『和更紗模様図鑑』『日本の藍』
No.74(な)中江克巳『色の名前で読み解く日本史』
No.75(な)長崎盛輝『かさねの色目』
No.76(ひ)費考通『色彩のコスチューム中国55少数民族の服飾』
蛇の足跡:
ちなみに、自分へのお年玉として、春庭、「60色の色えんぴつ」を購入いたしました。500色には及ばないものの、昔使っていた24色の色えんぴつの3倍弱の色が楽しめます。
春庭に色えんぴつ、百万本の薔薇の花束、ソーセージ(メタファー)以外のお年玉をプレゼントしようとお考えの方、どうぞ躊躇もためらいも遠慮もなく、お寄せ下さい。
☆☆☆☆☆
まちゃさん、やすらかに!