2006/04/30 日
やちまた日記>海のごちそう(5)さんまの開き
生まれて初めて、「さんまの開き」を自分で作ってみました。頭とわたを取り除いて、中骨にそって開き、塩水につけて、天日干し。
お日様の光りをたっぷり浴びせます。お日様がうまみアミノ酸を増やしてくれるのを楽しみに、裏、表を干して、さあ食べようかというとき、ちょっと目を離したスキに、洗濯物のロープにぶら下げておいた手干し秋刀魚、カラスにとられてしまいました。
ふと、ベランダを見ると、ロープに並んでぶら下がっていたはずのさんまが見あたりません。一匹だけかろうじて残っていて、あと一匹は網袋に入ったままベランダにおっこちていた。5匹開いたうち、3匹はカラスに盗まれてしまいました。
ああ、残念。カラスに怒ってもしかたがありません。私が見張っていなかったのが悪かった。
都会のカラスは、抜け目なくゴミ箱ゴミ集積所をねらっています。
うちのベランダは「9階で、人の目にふれないからいいや」とばかり、ゴミ箱状態。カラスの目には、ゴミ箱同然。うちの秋刀魚、ゴミあさりのよい獲物に見えたのかも、、、失礼ネッ、ゴミ箱じゃないのよっ!ベランダなのっ、一応。って、怒るくらいなら、片づけなさいって。はい、、、、そのうち。
ロープに残った1匹を焼いて食べたら、あまりにおいしかったので、ベランダに落ちていた網袋の中の1匹、よく洗って焼きました。これもおいしかったです。
そして、再挑戦。また5匹開いて、今度はカラスの見張りもぬかりなく。
娘は、高校時代に家庭科の調理実習で魚を料理し、皆で試食。そのとき骨がのどにささって、どうにもならなくなり、学校から病院へ連れて行かれました。
のどになにやらの機械をつっこまれて、「あんな苦しい思いをするくらいなら、骨のある魚、二度と食べなくてもいい」という騒ぎをしたことがありました。だから、それ以来「魚は刺身にかぎる」と、骨のある魚はあまり喜びませんでした。
しかし、今回の手干し秋刀魚は、「うまい!」と、食べました。
一回塩水にくぐらせただけなのに、お日様が味をつけてくれた絶妙な味。
専門家は、塩分濃度や塩水にどれくらいの長さで漬けるかに、それぞれの蘊蓄があるらしいのですが、私のは、塩分濃度テキトー、漬ける時間も適当。でも、本当に美味しく仕上がりました。
サンマの手作り「開き」、ぜひお試しあれ。
サンマの群を追いかけて波の果てを見つめ、雲の動きから天候の変化を知る、そんな秋刀魚漁船の漁師さんの姿を思い浮かべながらおいしく秋刀魚をいただきました。ごちそうさまでした。
好きな仕事を追いかけることにかけては、秋刀魚漁もことば漁も共通した喜びがありますね。
果てしない海を、漁船にのって仕事する人を尊敬しつつ、私はことばの海を漂流していきます。お互い、好きな道で頑張っていきたいですね。漁師Aさん、ありがとう!
<海のごちそう終わり>
やちまた日記>海のごちそう(5)さんまの開き
生まれて初めて、「さんまの開き」を自分で作ってみました。頭とわたを取り除いて、中骨にそって開き、塩水につけて、天日干し。
お日様の光りをたっぷり浴びせます。お日様がうまみアミノ酸を増やしてくれるのを楽しみに、裏、表を干して、さあ食べようかというとき、ちょっと目を離したスキに、洗濯物のロープにぶら下げておいた手干し秋刀魚、カラスにとられてしまいました。
ふと、ベランダを見ると、ロープに並んでぶら下がっていたはずのさんまが見あたりません。一匹だけかろうじて残っていて、あと一匹は網袋に入ったままベランダにおっこちていた。5匹開いたうち、3匹はカラスに盗まれてしまいました。
ああ、残念。カラスに怒ってもしかたがありません。私が見張っていなかったのが悪かった。
都会のカラスは、抜け目なくゴミ箱ゴミ集積所をねらっています。
うちのベランダは「9階で、人の目にふれないからいいや」とばかり、ゴミ箱状態。カラスの目には、ゴミ箱同然。うちの秋刀魚、ゴミあさりのよい獲物に見えたのかも、、、失礼ネッ、ゴミ箱じゃないのよっ!ベランダなのっ、一応。って、怒るくらいなら、片づけなさいって。はい、、、、そのうち。
ロープに残った1匹を焼いて食べたら、あまりにおいしかったので、ベランダに落ちていた網袋の中の1匹、よく洗って焼きました。これもおいしかったです。
そして、再挑戦。また5匹開いて、今度はカラスの見張りもぬかりなく。
娘は、高校時代に家庭科の調理実習で魚を料理し、皆で試食。そのとき骨がのどにささって、どうにもならなくなり、学校から病院へ連れて行かれました。
のどになにやらの機械をつっこまれて、「あんな苦しい思いをするくらいなら、骨のある魚、二度と食べなくてもいい」という騒ぎをしたことがありました。だから、それ以来「魚は刺身にかぎる」と、骨のある魚はあまり喜びませんでした。
しかし、今回の手干し秋刀魚は、「うまい!」と、食べました。
一回塩水にくぐらせただけなのに、お日様が味をつけてくれた絶妙な味。
専門家は、塩分濃度や塩水にどれくらいの長さで漬けるかに、それぞれの蘊蓄があるらしいのですが、私のは、塩分濃度テキトー、漬ける時間も適当。でも、本当に美味しく仕上がりました。
サンマの手作り「開き」、ぜひお試しあれ。
サンマの群を追いかけて波の果てを見つめ、雲の動きから天候の変化を知る、そんな秋刀魚漁船の漁師さんの姿を思い浮かべながらおいしく秋刀魚をいただきました。ごちそうさまでした。
好きな仕事を追いかけることにかけては、秋刀魚漁もことば漁も共通した喜びがありますね。
果てしない海を、漁船にのって仕事する人を尊敬しつつ、私はことばの海を漂流していきます。お互い、好きな道で頑張っていきたいですね。漁師Aさん、ありがとう!
<海のごちそう終わり>