2007/07/31 火
ニーハオ春庭中国通信>合隆鎮の旅店
中国の宿泊施設、名前のあとに「大酒店・酒店」や「大飯店・飯店」とあるのは高級ホテルが多い。上階は宿泊施設で、1階や2階はレストランになっている。
北京東方君悦大酒店(グランド・ハイアット・ペキン)、北京飯店(ペキンホテル)、上海四季酒店、(シャンハイフォーシーズンホテル)、香格里拉大飯店(シャングリラ・ホテル)、など。
一泊300~500usドル。日本円で一泊5万円以上となると、とても私にはおそれおおくて利用できません。
ホテルや百貨店、会社や官庁などの建物など、大きな建物は、「大厦(ターシャ=ビルディング)」と名乗っていて、ホテルの名前でも、大厦がある。哈爾浜竜門大厦(ハルピン・ロンメン・ホテル)、延吉白山大厦(イェンジン・ベイシャン・ホテル)など。
名前の後ろに「賓館」とあるのは、星つきも星なしもある。
8月に大連で宿泊する予定の大連賓館(ダーリェンビングヮン)は、三つ星。旧満州時代に設立された旧ヤマトホテル。名建築の誉れ高い老舗です。
名前だけは「賓客の館」でも、賓客を迎え入れるのはとてもできそうもないっていう雰囲気のところもありますが、名乗るのは勝手。
次は「招待所」クラス。大学の職員や公官庁の招待所には、ホテル並の設備が整っている所もあります。
町のなかに「招待所」と看板が出ている所は、だいたい安宿。30~70元(450~1000円)くらいで泊まれる。
町にも村にもある「旅店」となると、部屋は、ほぼベッドの幅。ベッドのわきに人が通れるだけの隙間があり、トイレは共同。安全面を考えると、バックパッカーをのぞき、一般の観光客は利用しないだろうと思います。
前に来たとき、合隆鎮には旅店があると、バスから見ていました。
泊まるところがあることはわかっていましたが、そこがどれくらい安全か、については、最終的に自分の判断に頼るしかありません。ほとんどの所は安全ですが、万が一の場合は、自分自身の責任です。
中国は、安宿でも安全なほうといえますが、人様にはすすめません。衛生面で、たとえば、シーツを換えてなくても平気な人でないと、旅店はちょっと、、、。
この、「清潔感へのこだわり」も人それぞれ。大学外国人専門家公寓は、毎週水曜日がシーツ交換日で、服務員が取り替えてくれました。
しかし、洗濯の仕方が気に入らないと言って、自分でシーツを買ってきて、自分で清潔にしたシーツでないと安心して眠れないという人もいました。
他の居住者が使ったことのあるバスタブはいやと言ってシャワーだけで半年すごした人もいます。
私のこだわりは、「大勢の人が直箸で大皿から料理をとる中国式の食べ方では、他の人が箸をつけた食べ物が食べられない」という点。
私の前に新しい皿がきたとき、一番先に私がとりわけ、あとは食べないので、宴会料理、私はあまり食べられない。
宴会では十皿二十皿の大皿がテーブルに並ぶのですが、新しく来た料理は、一番目上の人の前に置かれます。
勤務部署の宴会では、「日本では、料理を取り分けるとき、別の箸を使う」ということを知っていて、取り箸を用意してくれるのでいいのですが。
合隆鎮の旅店。バス発着所からぐるりと見渡し、一番近くに目に入ったところへ行きました。
フロントのおねえさんは、まあよさそうな人だし、部屋を見せに二階へ案内してくれたおばちゃんも気がよさそう。それだけで信用してはいけないこともあるけれど、ま、今夜はここでいいでしょう。
フロントのお姉さんは、「一泊20元」と言います。田舎の旅店なのに、ちょい割高と思いましたが、「听不懂 チンブートン=耳で聞いても理解できない、わからない」で、筆談だけの日本人、しかたないなと、宿泊決定。
部屋は、日本の言い方なら4畳半くらいの広さ。セミダブルベッドとテレビと帽子かけがある。あんどん部屋で窓がありません。窓がある部屋がいいと希望したのですが、「没有メイヨー」
実は窓側の部屋があいていたのですが、その部屋はよくない、というのです。
中からドアノブ押しボタン式の鍵はかけられるけれど、外からかける鍵は渡されないので、共同トイレに行くために部屋をでるのでも、いちいち財布カメラケータイなどの貴重品は持ってでなければならない。
<つづく>
ニーハオ春庭中国通信>合隆鎮の旅店
中国の宿泊施設、名前のあとに「大酒店・酒店」や「大飯店・飯店」とあるのは高級ホテルが多い。上階は宿泊施設で、1階や2階はレストランになっている。
北京東方君悦大酒店(グランド・ハイアット・ペキン)、北京飯店(ペキンホテル)、上海四季酒店、(シャンハイフォーシーズンホテル)、香格里拉大飯店(シャングリラ・ホテル)、など。
一泊300~500usドル。日本円で一泊5万円以上となると、とても私にはおそれおおくて利用できません。
ホテルや百貨店、会社や官庁などの建物など、大きな建物は、「大厦(ターシャ=ビルディング)」と名乗っていて、ホテルの名前でも、大厦がある。哈爾浜竜門大厦(ハルピン・ロンメン・ホテル)、延吉白山大厦(イェンジン・ベイシャン・ホテル)など。
名前の後ろに「賓館」とあるのは、星つきも星なしもある。
8月に大連で宿泊する予定の大連賓館(ダーリェンビングヮン)は、三つ星。旧満州時代に設立された旧ヤマトホテル。名建築の誉れ高い老舗です。
名前だけは「賓客の館」でも、賓客を迎え入れるのはとてもできそうもないっていう雰囲気のところもありますが、名乗るのは勝手。
次は「招待所」クラス。大学の職員や公官庁の招待所には、ホテル並の設備が整っている所もあります。
町のなかに「招待所」と看板が出ている所は、だいたい安宿。30~70元(450~1000円)くらいで泊まれる。
町にも村にもある「旅店」となると、部屋は、ほぼベッドの幅。ベッドのわきに人が通れるだけの隙間があり、トイレは共同。安全面を考えると、バックパッカーをのぞき、一般の観光客は利用しないだろうと思います。
前に来たとき、合隆鎮には旅店があると、バスから見ていました。
泊まるところがあることはわかっていましたが、そこがどれくらい安全か、については、最終的に自分の判断に頼るしかありません。ほとんどの所は安全ですが、万が一の場合は、自分自身の責任です。
中国は、安宿でも安全なほうといえますが、人様にはすすめません。衛生面で、たとえば、シーツを換えてなくても平気な人でないと、旅店はちょっと、、、。
この、「清潔感へのこだわり」も人それぞれ。大学外国人専門家公寓は、毎週水曜日がシーツ交換日で、服務員が取り替えてくれました。
しかし、洗濯の仕方が気に入らないと言って、自分でシーツを買ってきて、自分で清潔にしたシーツでないと安心して眠れないという人もいました。
他の居住者が使ったことのあるバスタブはいやと言ってシャワーだけで半年すごした人もいます。
私のこだわりは、「大勢の人が直箸で大皿から料理をとる中国式の食べ方では、他の人が箸をつけた食べ物が食べられない」という点。
私の前に新しい皿がきたとき、一番先に私がとりわけ、あとは食べないので、宴会料理、私はあまり食べられない。
宴会では十皿二十皿の大皿がテーブルに並ぶのですが、新しく来た料理は、一番目上の人の前に置かれます。
勤務部署の宴会では、「日本では、料理を取り分けるとき、別の箸を使う」ということを知っていて、取り箸を用意してくれるのでいいのですが。
合隆鎮の旅店。バス発着所からぐるりと見渡し、一番近くに目に入ったところへ行きました。
フロントのおねえさんは、まあよさそうな人だし、部屋を見せに二階へ案内してくれたおばちゃんも気がよさそう。それだけで信用してはいけないこともあるけれど、ま、今夜はここでいいでしょう。
フロントのお姉さんは、「一泊20元」と言います。田舎の旅店なのに、ちょい割高と思いましたが、「听不懂 チンブートン=耳で聞いても理解できない、わからない」で、筆談だけの日本人、しかたないなと、宿泊決定。
部屋は、日本の言い方なら4畳半くらいの広さ。セミダブルベッドとテレビと帽子かけがある。あんどん部屋で窓がありません。窓がある部屋がいいと希望したのですが、「没有メイヨー」
実は窓側の部屋があいていたのですが、その部屋はよくない、というのです。
中からドアノブ押しボタン式の鍵はかけられるけれど、外からかける鍵は渡されないので、共同トイレに行くために部屋をでるのでも、いちいち財布カメラケータイなどの貴重品は持ってでなければならない。
<つづく>