杭州ひとりごと

旦那の海外赴任に便乗して中国杭州で生活することにしました。中国語はちんぷんかんぷん。それでも楽しく生活しています。

太極茶道

2010-08-27 09:02:06 | 中国茶
以前のブログで「行きたいなぁー」と書いたものの、なんだか入りづらくて行っていなかった河坊街の「太極茶道」という茶館。

お友達にちらっと話したら「じゃあ、行こうよ」と言ってくれて、やっと行くことができました!

こちらの茶館。
以前「ウルルン」でも紹介されていて、日本にいたときにたまたまこの回を見たんです!
ウルルンのサイトはこちら

これを見ていたときは、自分がこの地域に行くとは思っていなかったなぁ…。


お茶館の二階はなかなかいい雰囲気。

観光地だけあって、欧米のお客さんがいらっしゃいました。

メニューは竹を使った素敵なもの。
その写真を撮ろうとしたら「メニューは写真に撮らないでください。ほかは何でも撮って大丈夫ですから」と言われました。
…値段が外部に漏れるのが嫌なのかな?

メニューには聞いたことがないお茶の名前がたくさん並んでいます。
私達は「太極茶道」のパフォーマンスを見たかったので、どのお茶がパフォーマンスしてくれるかを確認!

その結果「水丹青」か「獅峰龍井」だとパフォーマンスが見られるとのこと。
「獅峰龍井」より安い「西湖龍井」は?と聞いたら、「獅峰龍井なら見られるよ!」って…。

うーん…。「西湖龍井」も大丈夫なんじゃないの?
単に高いほうを薦めているだけのような気もする…

ま、とりあえず「水丹青」70元と、「獅峰龍井」90元をそれぞれ頼んでみました。


テーブルの横でお茶のパフォーマンスがはじまります。

うん、流れるような手さばき!綺麗、綺麗!!!




…?パフォーマンス終了。
綺麗だったけど…。使ったのは普通のやかん。
あのながーいやかん(長流壺)を使いませんでした。



あの長いやかんを見ないとここに来た意味が…
…と怪訝な顔をしていたら、「長いやかんはお湯を継ぎ足すときに使いますよ」と説明してくれました。

あ、そうなんだ!それを聞いて、一安心



これが私が飲んだ「水青丹」です。

飲んでびっくり。かなりの低温。
どうやらこのお茶は水出しのお茶だったようです。

ちなみに友達が頼んだ「獅峰龍井」はちゃんとお湯で淹れていました。


で、いよいよお湯の追加!!長いやかんのパフォーマンスです!

おぉー


ブラボー

このお兄ちゃんのパフォーマンスはほとんどお湯がこぼれなくて本当に上手でした。
(別テーブルで他のお兄ちゃんがパフォーマンスしたらお湯が飛び散りまくっていたんです私達もちょっとかかりました



ちなみに、烏龍茶などを頼むとこのパフォーマンスはついてきません。
こんな感じでサービスしていました。(別テーブルのサービスを撮影)

逆光が雰囲気出てるかなぁと思って撮影してみました。




室内の雰囲気もとってもいい感じ。
友達が「はるさんのほう、こっちから見たらすごくいい感じだから写真撮ってあげるよ!」と言って撮影してくれた一枚がこちら。

わぁ観光パンフレットの写真みたい
お茶を飲みつつたそがれている風を演技。
その演技をしていたので、実際の写真はちょっと吹きだし笑い気味です(笑)


パフォーマンスが見れて、なかなか面白い茶館でした。
日本からのお客様のアテンドにも面白いと思います。

ただ、難点(?)は、お茶請けが「THE中国!」という代物だということ。
豆も中国らしい香辛料の味でした。

中国好きな方なら大丈夫かもしれないけど、中国の味に慣れていない方だと食べるものがないかも…。
他の茶館のようにお昼代わりになるような食べ物もありません。
他の茶葉への交換もできません。(同じお茶なら茶葉の交換ができます。)

ここの売りは「パフォーマンス」と「お店の雰囲気」です

それだけ了承してもらえれば日本人の友達のアテンドで、十分楽しめる茶館だと思います