杭州ひとりごと

旦那の海外赴任に便乗して中国杭州で生活することにしました。中国語はちんぷんかんぷん。それでも楽しく生活しています。

西安、洛陽旅行 3日目 ~龍門石窟~

2011-02-14 09:50:46 | 旅行~西安、洛陽~
3日目のメインは世界遺産でもある「龍門石窟」
ここは本当にスケールが大きくてすごかったです!!


こんな穴ぼこだらけの壁がずっと続いていて、この穴の中には石像が彫られているのです。

しかし、文化大革命のときに壊された仏像も多数ありました。







これは万仏洞


壁には小さな仏像がぎっしり!!



そして、一番大きい仏像「奉先寺の廬舎那大仏像」
17メートルもあるんです!!


川の対岸から見た光景。
ちょっと霧がかかっていて、鮮明に見えなかったんですが、それでも壮観です!!


洛陽は高速鉄道なら西安から日帰りでも大丈夫そうです。
それに、龍門石窟だけならガイドなしでも行けそう…。
まぁ、ガイドさんがいたから一つ一つの像について説明が聞けて分かりやすかったんですけどね。

世界遺産に二つも行けて、充実した旅行でした!




西安、洛陽旅行 3日目~関林廟、白園等~

2011-02-13 09:11:45 | 旅行~西安、洛陽~
洛陽に着いたのは夜の21時14分。

(この写真は翌日撮影)

ガイドさんに迎えに来てもらい、ホテルへ向かいます。
車の中から見る洛陽市は…





何もない!!
ホテルや市役所がある新しい町を抜けたら、本当に何もないんです!!

旦那さんは夜にお酒を絶対飲むので、「コンビニってありますか?」とガイドさんに聞くと、「えーと、一軒だけありますよ。でもやってるかな?今春節ですから…」との返事。

杭州がどれだけ便利か本当に思い知らされました。

ホテルは旧市街地にあり、着いたのはもう22時。でも、旦那さんはお酒を求めて寂しい町へ。私はもう疲れていたので部屋で休憩。

30分後に、帰って来た旦那。シャッターがしまった商店街で、小さな小さな商店が開いているのを見つけ、なんとか瓶ビールが買えたそうです。良かった、良かった。



翌朝。
ガイドさんとの待ち合わせ時間は10時半。
かなり時間に余裕があったので、ホテルから近い「洛陽博物館」へ行きました。

小さい博物館だったけど、「唐三彩」の実物が見れたのが良かったです。

その後、ガイドさんと一緒にまずは「関林廟」へ。関羽の首塚(お墓)があるところ。
いつもは静かな場所なんだそうですが…

春節の祭りが開かれていて、かなりにぎやかでした。
ガイドさんも「今日は人が多いです!!」とびっくり。


こんな大きな線香が売られていて、


お参りしています。
杭州でこんな線香見たことありません!!!おおきい!!


こちら関羽の像。肝心のお墓の写真を取るのを忘れました。小高い丘状のお墓でした。



次に向かったのは「龍門石窟」
ここはすごかったです!!写真が多いので明日まとめてアップします。



「龍門石窟」のあとは「白園」へ。


ここは「白楽天(白居易)」のお墓がある場所


庭園のようになっていて、散歩に良さそうな場所でした。

最後に西安同様、時間が余ったので、「廟会」が行われている公園へ連れて行ってもらいました。「廟会」は要するに、正月の縁日です。

人が大勢いて

屋台がたくさん。

ここで一時間自由時間を過ごし、やっと晩御飯。
洛陽のご飯は昼も夜も、普通の中華料理でした。

18時23分、西安行きの高速鉄道に乗車。
西安のホテルで休み、翌朝、西安から杭州へ行く飛行機に乗り、帰ってきました。




明日は飛ばした「龍門石窟」を紹介します。

西安、洛陽旅行 2日目~華清池と城壁(南門)~

2011-02-12 09:41:17 | 旅行~西安、洛陽~
兵馬俑の次は「華清池」を観光。
こちらは唐の玄宗皇帝が楊貴妃が温泉に入って過ごしていた場所なんだそうです。


楊貴妃の像に…


楊貴妃のお風呂


今も沸く源泉

そして…

無料で楽しめる温泉。
美肌に効くとのことで、顔をバシバシ洗うおばちゃんが多数いました。
私も洗いたかったけど、化粧が取れちゃうしね

それから市内に戻り、昨日行った「大雁塔」の近くで昼ごはん



野菜ばかりの精進料理をいただきました。
真ん中のウインナーに見えるものも豆腐で出来ているらしいです。

他にもレンコンの炒め物や、ジュンサイのスープ、野菜だけのチャーハンもでてきましたが、凝ったものは特になし。
ツアーで食べるコース料理なので、まぁこんなもんですかね。
個人で来ている別テーブルの料理は凝ったもの(一見肉に見える料理。あれもたぶん豆腐なんだろうなぁ)が並び、すっごくおいしそうでした



その後、国営の鉱物研究所というところに連れて行かれ、石の販売をされました。
本当はツアーに入っていなかったんだけど、前日ガイドさんに「西安は石が有名なんですよね?」と聞いたら「明日時間があったら鉱物研究所へ行きましょう」と言われ、まんまと連れて来られました。
よくある、ツアー販売のアレです。

でも、本物の翡翠の見分け方を教えてもらえて、それは勉強になったかな。
そして、思ったよりブレスレットが安かったので、ついつい買ってしまいました。
旦那さんは「ツアーで連れて行かれる店で買うなんて…」とちょっと呆れ顔。
でも、杭州で買うより安いと思ったんだけどなぁ…。



その後、まだ時間があったので、私達の希望で城壁の南門へ。
ここで一時間半のフリータイム。
門票(40元)を買って城壁を登ると、ちょうど祭りをしていて、春節ならでは華やかな飾りがいっぱいでした。


広場で行われていた踊り


小瓶で作られた麒麟


小皿やレンゲで作られた龍と鳳凰

夜はライトアップされてもっと綺麗なんだろうなぁ。
春節の旅行は、こういう催し物が見られるのがいいです。



そして、夕飯は餃子のコース



辛い餃子から甘い餃子まで。
形も、サルとか帽子とかくるみとか…
かなり面白かったです。

ただ、ここも日本語堪能な学生さんがバイトしていて、お酒やお菓子の販売にやってくる観光用のレストランでした。
要らない要らないと言っていたら「マネージャーに確認したところ、少し安くすることができます」「さらにこれもおまけします」と3回も粘って販売に来ました。
これもマニュアル化されているんだろうなぁ。旦那と思わず苦笑。
しかも、売りに来た酒が杭州の会社のものだったので、余計に笑えました。

そして、慌しくレストランを後にし、西安北駅へ!!

一ヶ月前にできたばかりという駅。ピカピカで綺麗!!そして人が少ない!!
19時半の高速鉄道に乗り、洛陽へ向かいました。

西安、洛陽旅行 三日目へ続く

西安、洛陽旅行 2日目~兵馬俑~

2011-02-11 09:26:27 | 旅行~西安、洛陽~
2日目はガイドさんと周る観光です。

まず向かったのは、今回の旅行の目的の一つ「兵馬俑」


春節は中国人は家族で過ごすことが多い(近年は旅行する人も増えたようですが…)のと、午前から行ったのが良かったようで、かなり人が少なく、ゆっくりと見学できました。

しかし、すごいです!!


本当に一体一体、顔が違います。


こちらは現在発掘中の現場。

普段は作業中で撮影禁止なんですが、春節休みで作業員がいないため気兼ねなく撮影できました。

写真の黒い部分は、項羽が放った火の痕跡なんですって。すごいー。

さらに、別の建物では、ガラスケースに入った兵馬俑を間近で鑑賞

背中に少し赤い彩色が残っています。靴の裏の模様も細かい!!


これは将軍。手の下には青銅剣があったそうです。(青銅剣は別の場所に展示されていました)

一時間半ほどかけてゆっくりと鑑賞。
10時半くらいに博物館を後にしました。

この時間になると、団体観光客がたくさん来館。
早めに見学できてよかったー。

西安、洛陽旅行 2日目 後半へ続く

西安、洛陽旅行1日目~回族屋台街と大雁塔~

2011-02-10 09:31:58 | 旅行~西安、洛陽~
「鐘楼」「鼓楼」見学後は、回族の屋台街へ。
回族はイスラム教を信仰する民族。その民族の食べ物が集まった屋台街が鼓楼のすぐ裏にあります。



春節のしかも1日目(新暦で言う元旦)だったので、3日は店も人も少なめでした。が、4日はかなりの人で混みこみ!!
上の写真は4日の活気があるほうの様子です。

ここで食べたのはこちら。

「羊肉泡膜」
小麦粉で作ったナンのようなパンを手で細かくちぎり、スープをかけて食べると言うもの。
店によって、客が自分でちぎるところもあるようですが、私達が入った店は出来上がった状態でテーブルに運ばれてきました。
が、別のテーブルでは中国人の家族が一生懸命パンをちぎっていたので、申請すれば自分でちぎることも出来たみたいです。

味は、見た目に反してかなり濃厚!油も多めです。
火鍋の濃いスープをたっぷりかけた感じ。
パンがどんどん水分を吸収していくので、もたもたしているとどんどん量が増えそう!!
私達は事前に情報を収集していたので、2人でひとつを分け合って食べました。
それでも結構お腹がいっぱいになりました!!

腹ごしらえの後は、噴水ショーが見られると聞いていた「大雁塔」の広場へ。
「鐘楼」のバス停から606番に乗っていくことができました。

バスを降りて、レーザーが見えるほうへ行ってみたら…

「大雁塔」のライトアップ!!!おぉ綺麗!!!
そして噴水がちょろちょろ出ています。

…あ、あれ?これが噴水ショー?
周囲を見てみるんですが、何時からショーをやるとか全然表記がありません。

「なんか、綺麗だけど、噴水は期待はずれだねー」と旦那と話しながら、塔の南側へ。

これは「三蔵法師」かな?

夜でもう塔には上がれなかったので、周囲をぶらぶら散歩。
そして、帰り際に、これまた名物だという「びゃんびゃん麺」を食べることに。
この「びゃんびゃん麺」の漢字は、これにしか使われない漢字で、中国人でも書けないそうです。
詳しくはWikiで。



幅広麺の下にはもやし。辛いソースを混ぜて食べました。珍しくて面白い!!

そして、名物料理を食べて満足して外に出ると…
「あ!!!噴水ショーやってる!!!」

急いで、噴水広場へ

写真はおとなしめに見えますが、実際は塔も見えなくなるほど高く噴水があがって大迫力!!
やっぱり来たときに見たのが噴水ショーじゃなかったのね。
誤解したまま帰らないでよかったー。
「びゃんびゃん麺」を食べに行ったおかげで、本来のショーを見ることができました。


西安、洛陽旅行2日目 前半へ続く

西安、洛陽旅行 1日目 鐘楼と鼓楼

2011-02-09 09:53:34 | 旅行~西安、洛陽~
今年の春節旅行は「西安、洛陽」への旅。
旦那さんは西安には一度行ったことがあるのですが、私は行ったことがないため西安旅行を熱望!!中国に来たので「兵馬俑」を見たかったのです

でも、旦那さんはすでに行ったことがあるので、「西安かぁー」と乗り気じゃない様子。
ということで、西安から高速鉄道で2時間の「洛陽」観光をつける折衷案で旦那さんと交渉成立しました


2月3日。13時半着の飛行機で西安へ。
西安の第一印象は「真っ白…
視界が悪くて、本当に遠くが見えないんです。
ガイドさん曰く「西安は降水量が少なくて、乾燥しています。砂埃も多くて冬は毎日こんな天気です」だって!!
5年前の冬に天津に行ったときも同じような景色で、「うひゃー、灰色の世界!!」と驚いたんですよね。
それを思うと、杭州はやっぱり綺麗なほうだわ!!


15時。ホテルにチェックインして、ガイドさんとはお別れ
一日目はフリータイムにしてもらったのです。市内だけなら自力でも回れるので。
ということで西安の公共バスに乗り、向かった先は「钟楼(鐘楼)」


明代の建造物。朝、鐘を鳴らして時を告げていたので「鐘楼」というんだそうです。

建物の中は博物館のようになっていました。
展示物を一通り見終わったら、時間はちょうど16時に。
一階で、鐘、古琴、二胡などの演奏会がはじまりました。


この演奏を聴いたあと、次は「鼓楼」へ。「鐘楼」のすぐ近くにあります。

(これは帰りに撮った写真。ちょうどライトアップが始まっていました)
「鼓楼」も明代の建造物。こちらは夜に太鼓を叩いて時を告げていたんだそうです。

入った時間は16時20分。16時半から演目が始まると言うので、それを見るために待ちました。
はじまったのは、こんな感じの演目。

打楽器ばかりの演奏会でした。

そして、館内を見学して帰ろうかとしたその時!!

いきなり兵隊さんたちが現れ、太鼓の乱れ打ちがはじまりました。

ん?ん?何?

…兵隊さん微動だにしません。
太鼓の演奏が終わると、兵隊さんが移動。
そして大きな太鼓を叩いて帰って行きました。

時間はちょうど17時。
あ、「夜に太鼓を叩いて時を告げた」というのを再現していたのねー。

下調べも無く、適当に周ったけど、16時「鐘楼演奏会」→16時半「鼓楼演奏会」→17時「鼓楼、夕方の太鼓」といい流れで見学が出来ました。

西安、洛陽旅行1日目後半へ続く