早朝の散策-長野県伊那市：高遠町

Takatou Town, Ina City, Nagano Pref.

さてさて、長野県伊那市高遠町の山あいにある「御宿　分校館」に泊まったワタクシ達は、
けっこうなお酒を飲んだにもかかわらず、翌日は5時半に起床いたしました。
朝食までの間に、お宿の周辺の山あいの風景を撮影しようと、元気なオジサン達はこの日も早起きでありました。

前日の夕食の時間に、この宿が分校であった時代の話を聞いていると、お宿の方が
「この道をさらに奥に入って行くと、ここよりも大きな分校があったんですよ。今も建物が残っていますよ」とのことでしたので
まず、ワタクシ達はその場所に向かうことにいたしました。


ワタクシ達のお宿は高遠町の荊口という小さな集落にあるのですが、荊口からさらに山の方に車で15分ほど行きますと
芝平という小さな集落があり、そこに廃校となった分校がひっそりと佇んでおりました。


こちらの分校の方が規模が大きいのですが、こんな山奥に児童たちがいたんですねぇ。
今は学校の周囲には5件ほどの民家があるだけでした。廃村になりそうな、そんな小さな集落でありました。


集落は谷間にありますので、なかなか陽が当たりません。夜なんて、真っ暗で静かなんでしょうねぇ。
ワタクシ達は廃校になった分校を撮影すると、高遠の街の方に向かい、もう少し人がいそうな集落を探しました。


棚田が広がる静かな集落に出ました。夏の日差しが山あいを照らします。この日も晴天でありました。


信州に行くと道祖神と並び、集落の入り口などで見かけるのが庚申塔なんですよね。
庚申については、また別の日に詳しく書きたいと思います。


ちょっとレトロでモダンな建造物がありました。ワタクシは日本各地のいろんな場所を訪ね歩いておりますので、
この建物を見た瞬間にピンと来たんですよね。「この建物は昔の郵便局に違いない」と。


入り口に「山室学習教室」と看板があったので、現在は学習塾のような使われ方をされているのでしょう。
でも、きっと元々は郵便局だったと思うんですよねぇ。ただ、周囲に誰もいないので確かめようがありませんでした。


お宿のすぐ側に、弘妙寺というお寺があったのですが、このお寺が「ゴルフ寺」と呼ばれているそうなんですよ。
というのは、高遠という地名が「高く遠くに」という意味につながるとして、全国からプロアマを問わずゴルファーが訪れるそうです。
ワタクシはゴルフに詳しくないのですが、優勝のお礼の植樹として「上田桃子」「諸美里しのぶ」という名前がありました。
最近不調の石川遼君も、祈願に来るとご利益があるかもしれないです。ま、大きなお世話ですね。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


もともと早起きが苦にならないのですが、旅先では拍車がかかり、ゆっくり寝ていることがありません。
昔から早起きだったわけではないので、この習慣が身についたのは登山をするようになったからでしょうね。
山小屋では3時や4時に起きるのが当たり前ですのでねぇ。


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