さてさて、舞鶴市の舞鶴赤レンガ倉庫群を楽しんだワタクシは、東舞鶴の市街地を歩いてみようと思いました。
ワタクシは街をブラブラと散策するのが大好きでありまして、いくら歩いても疲れることがありません。
赤レンガで作った建物は倉庫群だけではありません。これは北吸トンネルという赤レンガを積んで作ったトンネルです。
日露戦争の開戦により当時中舞鶴にあった舞鶴鎮守府の兵員や軍需物資の輸送をメインとし、
明治37年に新舞鶴駅(現在の東舞鶴駅)から舞鶴鎮守府間の2.1マイルの距離をを軍港引込線として線路が開設されました。
この路線の途中の山に全長110メートルの北吸トンネルが明治37年に築造されました。
1972年に鉄道は廃線となり、かつての線路あとは遊歩道になりました。
したがって私が歩いているのはかつての線路跡なのですな。
東舞鶴駅近くは道路が碁盤目状になっているのですが、東西の通りには舞鶴港を母港としていた戦艦の名前がつけられていました。
軍需都市としての名残を思わぬところに見つけたのです。
駅前のメインストリートにある商店街は、どこの地方都市でもそうなのですが、寂れた佇まいを見せていました。
多くの商店がシャッターを下ろした状態であり、幅の広い通りが淋しげに見えました。
この日はけっこう気温が高く、ワタクシは冷たいものが飲みたいなぁと思っていたのですが、ちょうどその時…
年季の入ったジャズ喫茶を見つけました。お店の名前は『芽ばえ』と言い、ジャズ喫茶ぽくないネーミングです。
冷たいものが欲しかったワタクシは、お店の中に入りました。
なんとも「昭和」を感じさせる喫茶店です。常連さんらしき方とご主人が談笑しておられ、音楽は流れていませんでした。
常連さんがすぐにお店を出て行かれました。ワタクシは「ジャズは夜にならないと聴けないのですか?」と尋ねたら
「さっきの人がな、外国の音楽が嫌いやねん。レコードかけるから好きなリクエストしてや」と返事が返って来ました。
びっくりするぐらい気さくな御主人でした。
ワタクシのごときジャズ初心者が偉そうなことを言うのも失礼かと思い、「じゃあトランペットが聴きたいんですが」と返事をしました。
御主人が選んだのはリー・モーガンでした。さすがに渋いなぁ。
話好きのご主人とたっぷり30分は話をしたでしょうか。古き良き時代を感じさせる素敵なジャズ喫茶でした。
芽ばえ…京都府舞鶴市浜2006-16
使用したカメラ:Canon EOS7D
御主人との語らいは楽しい時間でした。私が「いいスピーカーですね」と言うと
「昭和40年に店を始めてなぁ。その2年後にな、けっこうな値段であのスピーカー買いましてん。
みんなに「そんな高いスピーカー買うんてアホちゃうか」って笑われましたわ」とおっしゃりました。
そのスピーカーからは、なんとも言えない温かみのある音が今も鳴り響いていました。
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ワタクシは街をブラブラと散策するのが大好きでありまして、いくら歩いても疲れることがありません。
赤レンガで作った建物は倉庫群だけではありません。これは北吸トンネルという赤レンガを積んで作ったトンネルです。
日露戦争の開戦により当時中舞鶴にあった舞鶴鎮守府の兵員や軍需物資の輸送をメインとし、
明治37年に新舞鶴駅(現在の東舞鶴駅)から舞鶴鎮守府間の2.1マイルの距離をを軍港引込線として線路が開設されました。
この路線の途中の山に全長110メートルの北吸トンネルが明治37年に築造されました。
1972年に鉄道は廃線となり、かつての線路あとは遊歩道になりました。
したがって私が歩いているのはかつての線路跡なのですな。
東舞鶴駅近くは道路が碁盤目状になっているのですが、東西の通りには舞鶴港を母港としていた戦艦の名前がつけられていました。
軍需都市としての名残を思わぬところに見つけたのです。
駅前のメインストリートにある商店街は、どこの地方都市でもそうなのですが、寂れた佇まいを見せていました。
多くの商店がシャッターを下ろした状態であり、幅の広い通りが淋しげに見えました。
この日はけっこう気温が高く、ワタクシは冷たいものが飲みたいなぁと思っていたのですが、ちょうどその時…
年季の入ったジャズ喫茶を見つけました。お店の名前は『芽ばえ』と言い、ジャズ喫茶ぽくないネーミングです。
冷たいものが欲しかったワタクシは、お店の中に入りました。
なんとも「昭和」を感じさせる喫茶店です。常連さんらしき方とご主人が談笑しておられ、音楽は流れていませんでした。
常連さんがすぐにお店を出て行かれました。ワタクシは「ジャズは夜にならないと聴けないのですか?」と尋ねたら
「さっきの人がな、外国の音楽が嫌いやねん。レコードかけるから好きなリクエストしてや」と返事が返って来ました。
びっくりするぐらい気さくな御主人でした。
ワタクシのごときジャズ初心者が偉そうなことを言うのも失礼かと思い、「じゃあトランペットが聴きたいんですが」と返事をしました。
御主人が選んだのはリー・モーガンでした。さすがに渋いなぁ。
話好きのご主人とたっぷり30分は話をしたでしょうか。古き良き時代を感じさせる素敵なジャズ喫茶でした。
芽ばえ…京都府舞鶴市浜2006-16
使用したカメラ:Canon EOS7D
御主人との語らいは楽しい時間でした。私が「いいスピーカーですね」と言うと
「昭和40年に店を始めてなぁ。その2年後にな、けっこうな値段であのスピーカー買いましてん。
みんなに「そんな高いスピーカー買うんてアホちゃうか」って笑われましたわ」とおっしゃりました。
そのスピーカーからは、なんとも言えない温かみのある音が今も鳴り響いていました。
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赤レンガでのトンネル、それだけ技術が
無かったのかも・・・綺麗です。
昨日はJNCC(バイクのレースです)を見に
大町の爺が岳スキー場にいって来ました。
バイクの爆音とドロだらけの選手・・・
楽しんできました。
次回UPします。
ランキングに応援 ☆
赤レンガのトンネルも風情がありますね。
街を散策して新しい発見や出会いがあるのも
いい思い出になりますね。
応援☆~
最近は、町中で入りたいと思う喫茶店が少ないですが、店主さんとおしゃべりができるようなところ、いいですね。
よいものを見つけるアンテナが高いですね。
煉瓦も照明器具も喫茶店も
見ているだけで落ち着きます。
昭和の香りのする喫茶店
いいですね。
こんな所を見つけると、
嬉しくなりますね(^O^☆♪
いやはや素晴らしいトンネルですね。
日本にはこんなところも、
残っていて、
あるんですね。今日も、
いいモノを見せて頂きました。
それとアンティックの喫茶店。
なかなか情緒があっていいですね。
どうでしょう、よっちんさんに、
ピッタリでは。
今日もポチ・・。
同じ赤レンガでも横浜とはまた違った雰囲気でd('-'*)
これは、ロケ地にしたくなるでしょう!
JAZZ喫茶も素敵だなぁ。
トンネルから見る風景、撮るの私も好きです。
いつも走行中の助手席から撮ることがあります(笑)
舞鶴の街と素敵なジャズ喫茶ですね。
今日も、ありがとうございました(*^-^)ニコ☆
それにしても
ロシア語表記があるとは驚きですね。