Mosteiro de Batalha, Batalha, Portugal
さてさて、ファティマ大聖堂を後にしたワタクシ達は、続いてバターリャという小さな街に向かいました。
この街には世界遺産にも選定されているバターリャ修道院(Mosteiro de Batalha)があるんです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_1.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/bd/a64cf80298f3d921213e3fc692351735.jpg)
バターリャ修道院は正式な名前を「勝利の聖母マリア修道院」(Mosteiro de Santa Maria da Vitória)と言いまして、
その名の由来は、1385年、ジョアン1世率いるポルトガルの軍隊とスペインのカスティーリャ軍が、
王位継承問題を巡り争った「アルジュバロータの戦い」にあるんです。
数的優位に立つカスティーリャ軍に対して奇跡的な勝利をもたらした聖母マリアに感謝して、
「勝利の聖母マリア修道院」は国王ジョアン1世の命で建造されました。
なお、バターリャ(Batalha)という地名は英語のBattle(戦い)のことなんですよ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/22/0ff9c6b34ca1e948aad7bad11347efb9.jpg)
修道院の前に立派な騎馬像がありました。「ヌーノ・アルヴァレス・ペレイラ」と名前が書いてあるんですが、
何者かと思って調べてみると、上述したアルジュバロータの戦いで大活躍した武将なんですね。なるほど![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/e2/d500ae18d3c728c36f61440d5d517b6f.jpg)
1386年から建設が始まり、1517年におおよその完成をみたそうです。
材質は石灰岩だと言いますから、完成した時は白っぽい色だったはずですが、長い年月の中で黄土色に変わったのでしょうね。
夏の強い日差しを受けて陰影がはっきりしているために、一層立体感が際立つ感じがします![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/94/1e22ed3a4a415190e1d116d43e075358.jpg)
正面のファサードの豪華さにもため息が出ます。ポルトガルの黄金時代の建造物だけあって、
贅沢の限りを尽くしたのだなぁと思います。ではでは、中に入るとしましょうか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/7b/1291065beb04563f4636626df8da55a5.jpg)
内部の高さは32m、それに対して幅は22mなので高さが強調されるような気がします。
それと、装飾物が少なく、すごくシンプルな印象を受けました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/8b/6f0f7f1a41961ff65a98560d9869129f.jpg)
バターリャ修道院は、ポルトガルで最初にステンドグラスを備えた教会建築なんです。
ステンドグラスはドイツ人の芸術家が作成したものを、持ち込んできたということです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_3.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/5c/7f3cc14abc1759ec47977d770315f957.jpg)
日本には巨大な石造りの建造物が無いので、こういう建物の中にいると木造建築とは違う空気感を感じます。
言葉ではうまく表現できませんが、いい意味では凛とした、一方で冷淡な空気感と言えばいいのでしょうか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/fc/5b4901f7634927f364bdb7d443fee354.jpg)
ポルトガル国民の95%以上が敬虔なカトリック教徒である…このことはあたり前の知識として知っていました。
しかし、実際に現地に来てみると、本当にこの国の人々の暮らしの中にキリスト教が根づいているのだなと感じます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_zzz.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/cd/921fd37cdd67bf30ee57d5802a905d37.jpg)
ではでは、もう少し修道院を見ていくとしましょうかね
。
使用したカメラ:2,8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1
このバターリャ修道院も世界遺産なのですが、世界遺産を選定するのはユネスコ(UNESCO)です。
今回、アメリカ合衆国がユネスコを脱退しましたが、その直接的なきっかけが
パレスチナ自治区の「ヘブロン旧市街」が世界遺産に選定されたことに対して
パレスチナと対立するイスラエル、イスラエルを支持する米国が強く反発したことです。
こうなってくると、世界遺産も胡散臭いというか、政治的な背景に翻弄されるのですねぇ。
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さてさて、ファティマ大聖堂を後にしたワタクシ達は、続いてバターリャという小さな街に向かいました。
この街には世界遺産にも選定されているバターリャ修道院(Mosteiro de Batalha)があるんです
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バターリャ修道院は正式な名前を「勝利の聖母マリア修道院」(Mosteiro de Santa Maria da Vitória)と言いまして、
その名の由来は、1385年、ジョアン1世率いるポルトガルの軍隊とスペインのカスティーリャ軍が、
王位継承問題を巡り争った「アルジュバロータの戦い」にあるんです。
数的優位に立つカスティーリャ軍に対して奇跡的な勝利をもたらした聖母マリアに感謝して、
「勝利の聖母マリア修道院」は国王ジョアン1世の命で建造されました。
なお、バターリャ(Batalha)という地名は英語のBattle(戦い)のことなんですよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/22/0ff9c6b34ca1e948aad7bad11347efb9.jpg)
修道院の前に立派な騎馬像がありました。「ヌーノ・アルヴァレス・ペレイラ」と名前が書いてあるんですが、
何者かと思って調べてみると、上述したアルジュバロータの戦いで大活躍した武将なんですね。なるほど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/e2/d500ae18d3c728c36f61440d5d517b6f.jpg)
1386年から建設が始まり、1517年におおよその完成をみたそうです。
材質は石灰岩だと言いますから、完成した時は白っぽい色だったはずですが、長い年月の中で黄土色に変わったのでしょうね。
夏の強い日差しを受けて陰影がはっきりしているために、一層立体感が際立つ感じがします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/94/1e22ed3a4a415190e1d116d43e075358.jpg)
正面のファサードの豪華さにもため息が出ます。ポルトガルの黄金時代の建造物だけあって、
贅沢の限りを尽くしたのだなぁと思います。ではでは、中に入るとしましょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/7b/1291065beb04563f4636626df8da55a5.jpg)
内部の高さは32m、それに対して幅は22mなので高さが強調されるような気がします。
それと、装飾物が少なく、すごくシンプルな印象を受けました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/8b/6f0f7f1a41961ff65a98560d9869129f.jpg)
バターリャ修道院は、ポルトガルで最初にステンドグラスを備えた教会建築なんです。
ステンドグラスはドイツ人の芸術家が作成したものを、持ち込んできたということです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/5c/7f3cc14abc1759ec47977d770315f957.jpg)
日本には巨大な石造りの建造物が無いので、こういう建物の中にいると木造建築とは違う空気感を感じます。
言葉ではうまく表現できませんが、いい意味では凛とした、一方で冷淡な空気感と言えばいいのでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/fc/5b4901f7634927f364bdb7d443fee354.jpg)
ポルトガル国民の95%以上が敬虔なカトリック教徒である…このことはあたり前の知識として知っていました。
しかし、実際に現地に来てみると、本当にこの国の人々の暮らしの中にキリスト教が根づいているのだなと感じます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_zzz.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_zzz.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/cd/921fd37cdd67bf30ee57d5802a905d37.jpg)
ではでは、もう少し修道院を見ていくとしましょうかね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_happy_s.gif)
使用したカメラ:2,8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1
このバターリャ修道院も世界遺産なのですが、世界遺産を選定するのはユネスコ(UNESCO)です。
今回、アメリカ合衆国がユネスコを脱退しましたが、その直接的なきっかけが
パレスチナ自治区の「ヘブロン旧市街」が世界遺産に選定されたことに対して
パレスチナと対立するイスラエル、イスラエルを支持する米国が強く反発したことです。
こうなってくると、世界遺産も胡散臭いというか、政治的な背景に翻弄されるのですねぇ。
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バターリャ修道院が完成するまで
130年近くかかっているのですね。
気が遠くなるような話ですね。
日本でもアルプスの山頂に行くと
こんな空に出会えるのでしょうか?
北海道でも中々無い青空です。
ステンドグラスって結構歴史があるんですよね。
西暦500年とか600年あたりだった
ような・・・?
応援 P
立派ですね、重厚な建物に装飾
歴史を感じます、ちゃちこいビル群を
見てると美意識も感じませんもの。
ぽち!!
一枚ごとに、わぁ!と思わず声が出ました。
青空にそびえたつ修道院の美しさ!
建物が年月を経て味と風格が出るように、人間もこうであったら~と
何とも個人的な想いに・・・^^
そうですね~
世界遺産もオリンピックでさえも、
???のことがよくある昨今、
どんどん値打ちが下がりますよね。
いるのですね。
空に映えて美しい!
最初にステンドグラスを取り入れた
教会ですか〜。贅の限りを尽くした
と思われますね。
さて、私もコメントを閉じると決めたのは
これから少しでも「小説」を連載に
あたり、いろんな意見を言われることが
打たれ弱い私にはマイナスになるように思えてコメント欄を閉じようか、と思った
のです。でもやはり楽しい友人たちに
恵まれていて、コメントは開けることに
しました。よろしくお願い申し上げます。
☆
石の建物の魅力がありますね~。
神聖な感じがしました。
日本の神社、仏閣とも違った雰囲気がありますね。人間の心にはやっぱり神仏への
畏敬の念があるのでしょうね。
ポルトガルの黄金時代の建物だけあって
素晴らしいですね
修道院の美しい事
そしてステンドグラスもきれい!
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思ったら、世界遺産なんですね。
TVで見たのかな・・・。
石灰岩の色合いがいいですね。
中の、凛とした空気感、伝わってきます~。
米がユネスコを脱退した理由は、
そういう理由だったんですね。
またトランプさんの気まぐれ?としか
思わなくて、深く知ろうとしてませんでした(汗)
凸
空気感が
伝わってきますわぁ♪
大人の世界はイロイロ
あるんでしょうなぁ(^^;)
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